kirara
tenshi niwa narenai
『黄昏は魔女の時間』の番外編同人誌です。
本編は、はなさんで私がいちばん好きな作品。
というわけで、こちらもとても楽しみにしていたんですが・・・極めて個人的な好みで、私は『受一人称』がものすごく苦手なので、ニコ(受)の一人称だとわかった途端に、一瞬読む気をなくしそうになりました。
ニコは、悟(攻)の親友・雷太(ライライ)の親の会社で、専属モデル『NANA』として仕事をしています。その雷太に、知り合いの通う私立女子高の卒業式のゲストをしてほしいと頼まれて引き受けたニコ。
雷太が去ったあとのHは、とりあえず(?)ケーキのクリームプレイです・・・
そして、卒業式のゲストとしての仕事は、何故か雷太が用意した(その女子高の)制服着用で。
当日、悟は仕事、雷太は式後知り合いの女の子と用があるということで、ニコは1人で担当の教師に校内を案内してもらうことになりますが、教会で気を失ってしまいます。
実は、案内役の教師はニコがコスプレ麻雀をしていたころからの謂わばストーカーで、薬を盛って眠らせたと。そして・・・
単なるあまあまラブラブだけではなく、切なさはあるけど暗すぎることもなく、(個人的にほぼ許容不可能なほどダメな『受一人称』にもかかわらず)面白かったんです。好きなんですよ。
20数ページの短編なんですが、これもう少し長く(その分いろいろ深く)書いて欲しかったなあ。ちょっと物足りない気がして惜しいです。でも読んでよかったとは思ってますよ。