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不器用な男が恋した相手は年下の男の子
ootanikyouju mp nidome no koi
40歳の天然系新米教授とゲイでやんちゃ系しっかり者の教え子の受け様との
ゆっくり始まる攻め様にとって二度目の恋のお話でした。
整理整頓が苦手でのんびりし過ぎていて、一歩間違えれば怠け者さんの攻め様
感情の起伏も少ない感じで、でも悩まない性格が幸いして見た目もまだまだ若い
そんな攻め様は、妻を無くして7年目で、もう、恋なんてしないだろうなぁ~
なんて思っていたら同性で、自分の教え子に恋しちゃう。
それも、思いが膨れ上がるような感じではなくて、一緒にいると穏やかで
居心地がいいから始まって、ひょんなことから受け様がゲイだと知り、
元彼にしつこくされていた受け様の恋人役を引き受けた事から意識しだすのです。
攻め様が一歩前に進もうとしていると、受け様から距離を取られるように・・・
それでも、こうと決めたら猪突猛進で頑固に揺るがない気持ちの持ち主の攻め様は
必死に受け様にアプローチ、受け様はノンケの攻め様の思いとは違うと・・・・
でも、攻め様にこれは恋だと・・・晴れて年の差カップルの登場。
でも、本当に大変なのは付き合ってからなんて事を考えちゃうお話。
それも、先生と生徒以前に、初めて恋した相手が亡くなってるし、
この攻め様はあまりに正直すぎて、恋愛下手なんです。
受け様の前で亡き妻のお話なんて・・・年下の恋人にしたらかなり切ないですよね。
でも、絶対忘れる事が出来ない事でもあるのです。
そんな二人が誤解して、すれ違って、でも、やっぱり好きで・・・
そんな切なくて、でも優しい時間が流れるような恋のお話でした。
作者さんデビューから2冊目の作品です。
何か慨視感のある題名だな~と思いつつ、最初に読み始めた時、内容もあれ?
そうです。chi-coさんの「王様の恋愛美学」に何気に似ている?
ものすごく似てるってわけではなくて、ニアな感じでそこはかとなく。
音楽でいえば、乃木坂とAKBの「あいたかった」くらいの違いはありますので(??)
それにあちらは両方色の違う天然だったけど、こっちは年上が天然のんびり風味でしたので。。。
さて、お話の前にこのイラストがよかったんですよ♪
三尾じゅん太さんの描く40歳の大谷教授。
カラー表紙だと涼やかな雰囲気にあふれているんですが、中の白黒絵だと、目の下の一本しわとか、眉毛が何気に太めで、表情はちょっと頼りなさ気な雰囲気が満載で、年相応。
えっ!?これがおやじ?みたいなイラストが多い中、なかなかにイイ絵を入れてらっしゃるので、それがこの作品の好感度を更に上げていました。
40歳の若さで教授になった大谷は、ちょっとぽやや~んとした感じで、ゼミで忘れ物はするは、片付けができなくて机は(自宅も)モノや紙やら散乱してるは、と、学問以外はちょっと頼りない感じの人です。
そんな彼の研究室へ、ゼミ生の小早川が訪れた時、机の汚さに思わず片付け始め、友人達も呼んできてあれよあれよときれいにしてくれるのでした。
ついだからと、自宅の片付けも彼等が手伝ってくれることになるのですが、
6年前に妻を失くしてからずっと一人暮らしだった大谷は、人が来て色々やってくれることが嬉しく、また片付けの喜びを彼等によって味わうのです。
しかし、小早川は実は大谷に恩を売ったのは、しつこい元カレを断る為に大谷に恋人のふりをして欲しいという、下心もあったのですが、
素直な大谷はそれを引きうけて、かえってそれによって小早川を少し意識し始めます。
いつも自転車に乗っている小早川がゼミの世話役のせいか、ゼミ合宿はサイクリング公園へ行くことになり、自転車に乗れない大谷は、小早川によって自転車の楽しさも教えられるのです。
そんな感じで、多分今まで学問一筋できたのでしょうね、
そんな大谷が小早川によって色々な楽しさを教えられるのは、彼に特別な情を持つのに充分だったと思います。
しかしですね、この大谷実に恋愛に対しては不器用で、何と言っても元妻としか恋愛したことないですし。
自分の感情が何だかわからなくて、義弟であり親友の坂崎に相談したら「それは恋だ」って言われてそういう事に自分の中で納得して、そうなったっていうのも、なんともはや自分はあるのか?って感じなんですがw
恋人になっても大谷は、女子としか付き合った事がないから元奥さんの話しを平気でしてしまったり、とか小早川が比較と感じてしまうようなモノ言いをしてしまう。
そんな面も含めて、かなり恋愛経験の有無もあるにせよ、男女の差はあるにしろ、この二人にはジェネレーションギャップが大きいと思います!
まだ小早川若いですから、相手の気持ちをくんで思いやるとか、そこまでは余裕なない感じです。
元恋人と別れるにしても、あちらが高飛車な態度で出るのがどうも合わなかったようで、小早川はかなり気が強いタイプだと思うのです。
大谷が気になった一番最初の出会いと、それから大谷が気になってゼミに来たという、割と最初から大谷狙いな部分もなきにしもあらずな、とても現代的な若者らしい男子。
一見すると、性格に白何にしろ、大谷との差がありすぎて今はいいけど、上手く長続きするのかな?と一抹の不安を覚えないでもないカップルではありました。
だけど、後日談的ラストのお話で、自分を変えようとする大谷の努力する姿がちょろっと出てまいりましたので、ま、いいのかな?と言う感じ。
きっと、大谷は小早川にメロメロで尻に敷かれるタイプなんだろうな~w
小早川が怒ればオロオロして、ゴメンとか謝ってしまいそうな、そんな甘い恋人になるような気もします。
ちょっとおとぼけ教授の大谷(40歳)が気になってしまい、購入しました。
大谷は、ゼミで頼りになる生徒、小早川が気になります。
ぼ~っとした大谷のために、掃除をしてくれたり。
そんな小早川が、ゲイで、元彼がしつこいことから、
彼氏の役を引き受けるのですが、だんだん小早川に恋をしてしまいます。
そして、小早川は、大谷のことが元から好きで、
色々、お世話していたので、両想い!!
でも、本作でミソだなと思ったのは、
何だかんだいって、小早川は、大学生で
子供なんだよな。ということでした。
当然、大谷の死んだ奥さんのことも気になるし、
恋で、どんどんがむしゃらになるのは当然、
カッコ悪くて当然。
そしてそのカッコ悪さを大谷にぶつけます。
潔い、健気な子じゃないのが、良かったです。
初めて読む作家さんでした。
わくわく。初読みの作家さんの本を読むのは毎回どきどきわくわくします。
面白かったです。
ただ、大変穏やかなというかのんびりした雰囲気が漂っていて、BLを読んでいるというよりは普通の一般レーベルの中にたまにある同性愛ものっぽい雰囲気だなぁと思いました。
どうしてそう思ったかと言うと、攻め視点で物語が展開されるのですが、攻が穏やかでのんびりで、いや多少ぼんやりさんなのか?ガツガツした部分のないオヤジだったからでしょうか。
そして、舞台である大学でのシーンに女性の教授や女生徒(名前有・モブ)がたくさん出てきたこと。攻めの亡き妻の描写などです。
その女性たちの絡みや役どころがなかなかスムーズで、BLの中に出てくる女性と言えばあて馬、お邪魔虫、受けに勘違いさせる役割のちょっと嫌な感じが多いんですがそういうのもなかった。
受けが、攻めが亡き妻の思い出やこうだった・ああだったと語るので、ムとしてそれが気かっけで喧嘩しちゃったりというのはありました。
亡き妻との事は自分の人生の一部で消せない、だったか、忘れられないだったかな?ということを攻めが語るのですが、それがちょっと切なかった。
攻としては妻との生活は楽しかったし、不安はあったけれど幸せだったし。
でも、後で考えれば無理してたんじゃないか、幸せなのは自分だけじゃないのか、だったのか?とかとか色々考えちゃう部分があって。
そういうのもひっくるめて受が好きになった攻なんだよ、年下だけど頑張って包んであげて!と受を応援したい気分に。
ゲイとノンケで年齢差がうんとあって、先生と生徒という関係で。
それに受のバイト先の常連で元彼というややこしい男とも、顔を絶対に合わさない保障もない。
難しいこといっぱいだけど、きっとうまく行くはずと思っています。
しっかり者受と、ぼんやり攻おやじ。
良い組み合わせです。受の甲斐甲斐しさと見え隠れする気の強さが、近い将来、世話女房になりそうな予感!
淡々とではありませんが、ここ最近読んだBLの中で読後一番穏やかな気持ちになれた作品でした。
大谷教授(攻)が、天然でヘタレなオヤジなんですが、『年だけ食ってる中身は子ども』っていうのではなかったですね。いや、確かにいわゆる『大人』ではないかもしれませんが、なんというかやっぱり『年齢を重ねてるだけのことはある』部分もあったのがよかったです。
でも、作中も恋愛下手と言われてましたが、やっぱり亡くなった妻の話を、新しい恋人相手に繰り返すのは無神経に過ぎると思いますが。それがなぜダメなのか、まったく理解していなかったあたりが、きっと天然なんですね。
反面、小早川(受)は、実年齢より大人びて落ち着いて・・・と思ったらあら、そうでもないのね、というあたりがちょっと意外で面白かったです。だからって『幼稚』なわけではありません。あくまでも24歳という年齢相応な感じでした。でき過ぎた子じゃないところが、かえってよかったかな。
『40歳×24歳』CPですが、最初は年齢差と実情のギャップを描いてるのかな、と思ってたんです。16も違うのに、そうは見えないどころか内面は逆だろ、的な。
それがないというわけではありませんが、実際には大谷は意外と『オヤジ』で、小早川は『若い子』でしたね。こう書くとそのままなんですが、捻り過ぎて破綻するよりも、ずっと自然でした。
なんというか、第一印象ほど『大谷がダメで小早川が大人で』というほどじゃない、というだけで、大谷がヘタレで恋愛下手で、小早川がしっかり者なのは確かですし。
イラストはよかったんですが、表紙のカラーと本文のモノクロがちょっと違い過ぎるような・・・表紙は確かにちょっと若過ぎなんですが、だからと言って、本文はちょっと40にしては老け過ぎじゃないかなあ、と。う~ん、大谷が自分より年下だからそう思うのか?
でも、『これのどこがオヤジだよ!?』という、よくある若過ぎるイラストよりは、ずっと雰囲気出てていいと思いました
こういう静かなイメージの作品も好きなので、結構よかったです。
16歳差というかなりの歳の差カップル。あまり趣味じゃないのでどうかなと思いましたが、意外と面白かったです。
主人公の大谷教授は40歳でそれなりに枯れているのですが、恋愛に関しては20代どころか思春期並みに純情で単純で、そんな彼が久しぶりの恋に翻弄されて感情を持て余す様子にほのぼのしました。大人の魅力で年下君を翻弄しちゃうぜ?みたいな捻くれたところが一切ないので好感が持てました。
男同士であることに加えて歳の差ゆえの苦労も今後ありそうですが、賢い二人なので手に手を取って乗り越えて欲しいなと思います。
…かわいいお話、なんでしょうね。
いや、かわいいとは思うんですよ。
ただ、ちょっと自分には合わなかったかなーと。
教授の恋に対する疎さ?みたいなのには驚きました。
それまでの経験値が少ないのと、恋からしばらく遠ざかっていたせいもあるし、性別を乗り越えることになったのもあるのかもしれませんが。
あれ、言われなかったら、気づかないまま「お友達」だったんじゃないかなーとか。
自転車に乗れなかったり、片付けがイマイチだったり、忘れ物が多かったり。
何かと抜けてる感じのある教授っていうのが私の中でうまく処理しきれなかったのかも。
恋をした後の疎さも「そりゃないぜー」とツッコミたくなるくらいの無頓着ぶりで。
これはきっと伏線になるなと思う箇所は案の定突っ込まれてましたし。
大人と子供。
だけど、中身は子供と大人。
みたいな感じなのかとも思ったけど、そうでもなく。
受の方もグラグラしてるような部分があって。
そういうのが若さなのかもしれませんが。
なんかちょっと私との距離は縮まりませんでした。