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拒絶される不安から傲慢に装う攻め
学生時代の先輩後輩の擦れ違い再会ラブなんです。
母親の再婚で裕福な家に養子に入った受け様は、生活の違いや
母の為、義父からの期待を裏切れないとのプレッシャーに日々追われ
転入したセレブ学校にもなかなか馴染めない受け様が、クラスメイトの
バイトの代理として仕事をしていたビストロで客に絡まれていた所を
後輩で、有名企業の御曹司で、ハーフの攻め様に助けられる。
その事を切っ掛けに二人は友人として親しくなっていくのです。
受け様が家の事で無理をしている事を感じとり何気ない言葉で受け様の
気持ちを支えてくれる攻め様なんですが、受け様は育った環境や立場の
違いから本心をさらけ出すことも出来なくて、いつも嫌われないように
相手を伺ってしまうような感じになる受け様。
攻め様に、自分の前まで無理をするなと言われるが引け目も感じてる。
そんな時に、攻め様と勉強していると家族に嘘をつきながらしていたバイトを
見つかり、自分に断りも無く辞めさせられた受け様はショックを受けて
あまりの理不尽さに泣きながら攻め様に縋ってしまう。
受け止めてくれた攻め様に突然キスをされ、告白されるが、受け様の精神状態は
それを受け止め冷静な判断が出来る筈もなく、攻め様にまでからかわれたと
攻め様を拒絶してしまう。
でも、それが最後に見た攻め様の姿だったのです。
攻め様は両親の離婚で祖父の住むフランスへ・・・・
そして8年後に再会した攻め様は、学生時代とは変わってしまっていて
不遜で傲慢な姿に、ビストロの店主が亡くなり行くあてのない受け様に
身体と引き換えにシェフの仕事をさせてやると・・・
攻め様が背負っている責任の重さが攻め様を余計頑なにさせてるんですよね。
受け様に対する気持ちも変わってないけど、1度拒絶されているから身体だけでも
って感じになってて、同居していてもすれ違いが続くんです。
でも、受け様は学生の頃から攻め様に対して好意があって、でも鈍感で鈍いから
自分の気持ちにも気づけない、でも再会して冷たくされても、拒絶する事が
出来ない、攻め様への気持ちに気づいてしまったから・・・・
相思相愛の二人が、すれ違いを解消し初恋を実らせるラブストーリーです。
再会ものであり、マリアージュって!
花嫁もの?と疑問を持ちつつも、購入しました。
マリアージュ、結婚ものではなかったです。
フランス料理の言葉とかけてあるんですかね。
フランス料理人を目指す千春は、師匠とお店を無くし
途方にくれていたところに、高校時代の後輩・類が現れる。
この類からは、高校時代に告白を受けれていたのですが、
再会したところ、職場を都合してやるということで、
交換条件として、体の関係を持つようになるということでした。
類の高校時代と、再会したときの人となりの違いは、
外資大規模企業の重役として働くようになるなかでの変化で
あったのだろうと思うと、切ない想いです。
また、高校時代から変わらない純粋な千春の様に、
類が腹たってしまう気持ちもわかります。
腹が立つが、千春の料理の味も変わらなくて。
最初から、実は両思いだったのが、やっと実ったという形でした。
そんな2人だったから、マリアージュとなれたのだと思います。