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tameiki wa kare no mune de
不器用すぎる!!!(笑)
不器用で片付けてしまっていいのか・・・というほどの暴君ぶり・・・(攻め)
暴君リカルドは、隣国の同い年の王ユーシスを愛するが故に
どんどん彼を追い込みます。
お互い奥さんがいながらも、リカルドはユーシスの奥さんを無視したり
明らかに彼らがデキてることに側近の者たちは気づいています。
ユーシスを愛するが故に正妻のソフィアは命を落としてしまいす・・・
そのために二人の間にできた第一王子にも愛想をつかされ・・・
あげくリカルドには「愛しているからこそこうするんだ!」と
彼の兄弟の前で犯され、体に印をつけられます・・・・
そんなこんなでどう終わるんだと思ったら・・・
そのまま
「暴君なんだから・・・」
みたいな感じで終わってしまいました・・・まじか・・・
私は少しでも主人公に光が当たるような終わり方が好きなので
(言ってしまえがハッピーエンド)
ちょっと主人公がいくらなんでも快楽に弱すぎなんじゃないかと・・・
さらに言えば自分のことしか考えてなさすぎるのでは・・・
暴君は暴君でもうどうしようもないので(苦笑)、
もう少しソフィアに愛情を示すこともできたんじゃないかと・・・
おまけの漫画もやりたい放題で
お互いの息子に愛し合ってる?(というかリカルドがどうみても組み敷いてる)シーンを
故意的に見せちゃいます。
(ほんでリカルドの息子もユーシスの第二王子を欲しいとか言い出すのね)
親子二代にわたって同じようなことを繰り返す・・・そんな終わり方でした。
ストーリーはしっかり組み立られていて、小説でも飽きずに読めましたが、
昔の王室ではありそうな話だけど、
なんだかスッキリしない終わり方だったなあ・・・
「吐息を重ねて語る愛」の主人公達のお父さん同士編。
とってもとっても傲慢な攻めの親子二代の執着愛の原点(?)
旧版に新たな書下ろしの短編が1本と、アンソロに掲載されていたという2Pの門地かおりさんのマンガが入った新装版になります。
やはり門地さんのイラストの色気はとってもいいですねぇ~♪
カラー扉のイラストの淫靡なこと!
そして主人公達が子供のころからの付き合いであることからショタ絵なんかもあったりして、それは表紙絵からもうかがえますね♪
マンガの方も、本編の1シーンを描いたもの(これは旧版にも収録)と、その後の息子達カプとの絡みも入れたものもあって、最近門地さんの単行本発売がないので嬉しいと共に、早く新刊が出て欲しいと願うばかりです。
大国ヴァンドルディに庇護を求める小国クィンティリスは、王同士の友好を深めることもその国交関係を良好に保つために必要。
クィンティリスの王子ユーシスも、ヴァンドルディの王子リカルドと、それは生まれた時からの付き合いがあるのです。
何も知らない子供時代は、無邪気に年上のリカルドに信頼を寄せ甘えていたのに、自分の立場による分別がつくころには、リカルドに対して遠慮というものが生まれ、今までのように無邪気に接することができなくなり、それがリカルドへの距離を空けることになる。
リカルドが后をもらい、子が生まれたことでよけいにその距離は広がっていた時、ユーシスも14歳になり、ソフィアという婚約者ができる。
その兄の婚儀の宴の場で、何年かぶりの再会を果たすユーシスとリカルド。
その時から、ユーシスの悪夢と苦しみが始まるのです。
とにかくユーシスが暗いデス!!
ひょっとすると、にっこりほほ笑んだり、笑ったりするシーンは皆無かもしれないです。
というほどに苦悩ばかりしています。
ほんとうはリカルドが好きなのに、自分でその気持ちに気が付いているのに王位を継ぐものとしての立場の問題だけじゃなくて、どうも無意識の被虐嗜好の人なのかも?と思うような人でした。
そして、徹底的に受け身です。
リカルドに恐れと憧れと両方持っていて、だから萎縮してしまうのはわかるのですが、だた、嫌嫌とばかり言ってるだけで主張しないんです。
むしろ、リカルドに愛してるって言って欲しいと思ってるんですから。
リカルドが戯れで自分を苛めているとしか思えなかったのかも知れないのが原因な程に、リカルドが傲慢だったせいもあるんですけどねwww
おかげで、妻となったソフィアは苦悩し続けて自殺しちゃう。
リカルドみたいに強かったら、割り切れる気持ちがあったら傷つけないですんだのかもしれないけど、
それによって苦悩するのは仕方ない事だなと納得です。
しかしながら、リカルドも傲慢すぎるが故に不器用な人だったですねぇwww
彼にもやはり、互いの立場というものがあってそれで素直になれない部分があったのかもしれないですけど、一言言ってあげていたら少しは違ったか?とも思いましたが
やっぱり、そこはユーシスがネガティブで拒絶的だったから、結局ぐるぐるの元のもく網状態。
やはりソフィアには死んでもらうしかなかった。
ちょいかわいそうなソフィアではありました。
この父親編を見ると、その子供たちは、まだ幸せですね。
ユーシスの息子イリスは、ユーシスよりも気持ちを素直に伝えることができる子だし、
リカルドは父親を見ているせいか、頭がよさそうだしw
父親カプは、息子に任せて新婚生活で絆を育み直したまえ!っていう感じですw
書下ろしは、王位を息子のセシルに譲りリカルドのものとなったユーシスが、本来婚儀のお披露目をしなければならないのを、手っ取り早く、ソフィアの兄でユーシスに惚れていたジョシュアの立会の元、疑似3Pの形でリカルドの証を刻みつけられるお話です。
とことん鬼畜やろうなリカルドでした♪
主人公達の性格ゆえ、ビターで少し痛めのお話とあいなりました。
子供編のほうが萌え度は高かったかな?