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西根さんは初読み作家さんでした。
ガチの兄弟、しかも双子とのお話という事で期待して読みました。
弟の真里視点メインでお話が進んでいきますが、幼い頃はとても仲の良かった兄弟が中学生になる頃を境に急に変化してきて、それが高校生になった今でも続いているという状況からお話が始まります。
2人が幼い頃の描写はそれ程多くはなく、どの位仲が良かったのか想像するしかない所もあったのですが、現在の真里の心境が今一つ掴みにくかったです。
兄を別に嫌いでもないのに無理に意地を張って冷たくしているような印象を受けました。
優秀な兄に対する対抗意識という理由付けもあったのですが、真里自身が自分でも良く分かっていない状況なので、読者もそれに振り回されても仕方ないかなと思いました。
冷たい時と甘える時の切り替わりが急でしかもギャップがあるので、もしかしたらそういう所がツボな方にはいいのかもしれません。
評価は萌か中立で迷いましたが、2人がお互いに対する執着は異常なほどで真里の真っ直ぐで一途な所は好感が持てたので萌評価にしました。
俊章がどの位遊んでいたのかも気になる所でしたが、その辺りの描写が全くなかったのが個人的には少し消化不良でした。
兄弟スキーで双子スキーとしては設定段階で無条件にときめきます!!
双子といっても二卵性で、兄の俊章〔攻〕の方が体格は大柄で生徒会長ではっきりとした性格。
反して真理は小柄で女顔、おして大人しい引っ込みじあんな性格と対照的。
真理は男子校の中で「お姫様」扱いされる存在だったりしますが、そこは兄が睨みをきかせているので揶揄さえる程度です。
この話なんですがどうも真理の感情のブレが激しいんですよねー。
反感を持ってると思ったら、その夜にすぐに素直に甘えてみたりと一貫性が無いんですが本人がそれを自覚している様子は無い。
結果的には兄の方が弟に執着しているという部分が浮き出てきて、執着スキーとしてはそこはよろしかったんですが、全体的にどうも真理の感情があっちこっちいっててそれがストーリーに没頭するの微妙に邪魔してくれました。
まあ大好きな兄弟モノスキーで双子なので一応萌え、で