あらすじ
大陸最西端の地域ゼンノーヴは、アシュレーダ神殿の支配を脱し、自治商業都市群を形成していた。
16歳の少女ペパラーダは、父亡き後、香草店の主人セネス夫人に引き取られて7年になるが、生真面目さ、アシュレーダ神を汚した者の末裔という意識、聖痕なき異能者=魔女(?)という自覚から、常に己を責め苛んでいた。
ある日、近所の悪童ヨシュルが、ファラダという家出娘を連れてくる。
深い事情があるらしく、追っ手の男たちがすぐに乗り込んできた…!キャンバス文庫で大好評を博したゼンノーヴ異聞の新シリーズ、ついに登場!名手の筆が冴える。
戦乱のゼンノーヴに新展開! 待望の再開!!
自らを“魔女”と呼ぶ少女ペパラーダ。夜目がきき、炎を操るこの少女が、見知らぬ少女ファティシャラダを助けたことから、事件は起こった……!!戦乱のゼンノーヴを舞台にまたひとつ、壮大なロマンが開幕する!!