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包容力男前攻×ツンデレ美人受、商店街で始まる大人のロマンス!
koi hana no hiraku toki
Hの時の表現がすごい好みだったので神にしちゃいました。これから作者さん買いしちゃいそうです!爽やか青年のくっついた後のびっくり変態ぷりがよかったですwねちっこいあまあまエロがお好きな方におすすめ!ストーリーも軽く読める感じでよかったです。
親戚の司法書士事務所を継いだ受け様と隣で花屋を営む攻め様とのラブストーリー
受け様は絶世の美貌の持ち主なんですが子供の頃にオカマと言われたことがきっかけで
自分の容姿にコンプレックスを抱えていて、他人の視線が全て悪意や蔑みだと
思い込んでるメガティブさなんです。
そして追い打ちをかける様に嗜好までもゲイで、好きだった相手からはセフレ扱い。
そして極めつけが弁護士に対するコンプレックスなんですよ~
どれだけネガティブ思考なんだろう?って思うくらいな受け様
その全てが複合的に起因して誰に対しても疑心暗鬼で常にストレスを抱えている感じ
外見が綺麗だから他人に与える印象が冷たくなりすぎて嫌味な感じにまでなってる。
でも、それは自分を守るための壁みたいなもんなんですよね。
意地っ張りで捻くれてるけど、ホントは誰かに愛されたい寂しがり屋でもあるんです。
恋人だと思っていた相手に裏切られ、全てから逃げる様に大阪から東京で心機一転
事務所を受け継いだのですがそこは商店街の中で人の目が気になる受け様にとっては
居心地が悪い場所、挙句隣のビルの花屋の店主はお節介過ぎて親切の押し売りみたいで
受け様はウンザリとしてしまう。
花屋の攻め様に対してかなり辛辣に対応しているのですが、何故か攻め様は毎回
受け様の事務所に花を持って現れるんです。
いつも食事に誘われたりしている受け様ですが毎回断り続けていて・・・・
そんな時に受け様が性欲処理みたいな扱いを受けていた元カレが突然やって来て
受け様をあざけりながら犯そうとするのですが現場に攻め様が現われ救われる。
そして攻め様に告白され、流されるようにお試しで1か月付き合う事に・・・
攻め様と付き合うにつれて受け様が可愛くなってくるんです、商店街の人や
事務所の従業員とも少しずつ馴染んでいく受け様
攻め様から自分の容姿の素晴らしさを言われ、次第に外見のコンプレックスが
薄れていく受け様なんです。
間もなくお試し期間も終わり、攻め様からの告白の返事をする日が近くなって来た時
受け様はいつの間にか自分も攻め様に心を奪われている事に気が付くのですが
そんな時に攻め様が間もなく結婚すると聞き及び、挙句攻め様が花屋の前に裁判官を
していた事実まで知り、受け様は攻め様に騙されていたと・・・
かなり誤解してすれ違いそうになる二人ですが、攻め様の熱い思いが受け様に届き
ハッピー展開になりますが・・・その後の二人のエロブリは・・・攻め様エロです!
それも言葉攻めのエロオヤジ状態で気さくで大らかで面倒見が良い人から結構な
ケダモノさんに成り下がってるんです(笑)
そして思いを告げる言葉もハンパないです、甘さ全開で運命論者!
度を超すほどのロマンチストでもあってタラシなんじゃないかと疑いを持ってしまう程
メロメロアピールな攻め様でした。
受け様にベタ惚れ状態の甘いラブストーリーが好みの方にはお勧めな1冊かな。
ツンツン美人の司法書士(受)と、
事務所の隣の花屋さん(攻)のお話。
受は超美人なのですが、
生まれた環境などにより、自分を醜いと何故か思っており、
また、弁護士になれなかったことから、
弁護士への劣等感が強くある人です。
そんなネガティブな状況にあったため、
くだらない男にひっかかり傷ついたことで、
心機一転、大阪から東京へ。そして、事務所設立。
ツンツン劣等感のある受に、
商店街の世話役として、何かと世話をしてくる男前な花屋さん。
こういうネガティブ受って、じめじめした気分になってしまいがちですが、
本作は、ネガティブでありながらも、ネガティブだからこそ、
超絶ツンツンだったので、じめじめ気分もあらず、
爽やかに読めました。
ツンデレ美人受とデレデレ男前を読みたい方にお勧め☆
超ロマンチストな攻め×自分に自信のないクールな美人受けって感じの二人が主役の今作。
最初のお話はすごく個人的にヒットしたのですが、次のお話が個人的にうーんって感じでした。
ページ数の割にストーリーにあまり起伏がなく、日常の描写としてもちと物足りない印象。
受けの元恋人関連や攻めの前の仕事に関することなど、最初の話で気になることが沢山あっただけに、そこに触れてくれないかな〜と期待した2編目に少しがっかりしてしまいました。
とは言いつつも、先生の情事の描写は相変わらずエッチで読み応えがあり、攻めに出会ってからの頑なだった受けの変化は読んでて面白く、良い部分も沢山ありましたのでこの評価に。
超絶美形なんだけれども、気持ちの悪い女顔のオカマだと自分を卑下し、弁護士になれず司法書士となった(それでも十分ご立派)自分に深いコンプレックスを抱いており、感情表現が下手で人間付き合いも上手くいかない、どうしようもない悪い男を好きになって…そんな負のループに陥っている〈受け〉南雲。
大阪で大手の司法書士法人に勤めていた南雲は、親戚の司法書士が不慮の事故で亡くなったことにより、その事務所を継ぐことになり東京で個人事務所を開業することに…というところからお話は始まります。その事務所のビルの隣に〈攻め〉海棠が経営する花屋さんが
あり、その海棠は商店街の相談役で頼れるいい男。
南雲は超現実主義者で、「お金がなくて相談できない人の話を聞いてあげて」と頼む従業員にも『無償の相談や案件は受けない』と一点張りで従業員ともソリが合わず…
商店街でも孤立してしまう南雲。
しかし攻め・海棠と出会い、最初は心を開けない南雲ですが、海棠に助けられたり好意を
伝えられるたびに海棠に心を開き、人間的にも成長し、いい方向へいい方向へ変わっていく姿、また変わろうと自分自身と向き合っていく南雲の姿が丁寧に描かれていて、そして
なんと言っても海棠の甘い甘い台詞は、ちょっと思わずフッと噴いてしまうほどの甘さで!
それがいい味出しているのですが、この作品ぜひとも音声化をー!!(笑)
あっまあまの海棠の台詞をぜひともいい声で聴いてみたいものです!
帯にも砂原先生の推薦文が載っていますが、目を惹きますね!
『ツン成分多めな先生が、ツンツンからデレデレに!落差にたまらず胸キュンしました』
という砂原先生のコメント。確かに確かに~!
孤立して1人で壁を作りまくっていた南雲が海棠というベストパートナーに出会えて
いい方向へ変わることができて、その海棠も南雲にメロメロ一直線!
あまあまな海棠の数々の台詞は読んでいてもかなり楽しめました。
子供の頃「きしょいオカマ」と苛められたのが根深いトラウマとなり、女性をも凌ぐほどの美貌でありながらコンプレックスの固まりとなり心を固く閉ざした主人公が、誰も自分の知らないところへ行きたいと逃げるようにやってきた土地で、一人の男性と出会い、彼によってその凝り固まったコンプレックスを解かれ、そして一番欲しかった愛も手に入れるというストーリー。
冒頭からこの主人公の描写にすごく引き込まれました!
あまりに根深い!
最初はほんの子供の軽い意地悪だったのが、本当は彼のその綺麗な顔に対してからかいでしか対応できなかったものを、真剣に受け取ってしまった為にそれがどんどん膨らんで、女性が苦手になってしまってとうとう本物のゲイになってしまったという過去。
しかも、初めて自分を愛してくれると信じた男に最初はセフレでも了解していたはずなのに、のめり込んでしまった為に彼に裏切られて徹底的に傷付いて、
それで、司法書士の叔父が亡くなったのをきっかけに、彼の事務所を引き継ぐ形で関東にやって来たのです。
彼の辛さ、苦しさ、そんなものがひしひしと伝わって、嫌な奴と思うより先に何故か同情とも共感とも呼べる感情を呼び起こされてしまったのですよ。
そんな主人公・恵の傲慢な態度にも腹をたてることなく、商店街の世話役とはいえなにくれと声をかけて花を届けてくれる隣の花屋の店主・海棠。
一体どうやって彼と主人公は接近していくのかと思いましたら、恵の元カレが出張ついでに彼の元を訪れて道具持参で、最後にヤラセロと襲っているところへ海棠がやってきてしまう。
そして、無理矢理犯られても快感に負けている彼をなじるでも嫌悪するでもなく、元カレを撃退してそしていきなり好きだと告白してくるのです。
彼の発する言葉に、今まで自分が周囲に目を全く向けていなかったことに思い当った恵はそれから、少しずつ周りに目を向けて、海棠と一週間のエッチ抜きのお試し期間を過ごす中でだんだんと、周囲に少し優しくなれるようになっていくのです。
実はこの海棠が結構ぶっとび攻め様設定で中々に愉快だったのです。
元カレがでてくるまで一体どうなるんだろう?な存在だったのが、お試し期間が始まった途端!お前はイタリアのジゴロか!?と思うような甘い言葉を吐くw
その後エッチの時はまるで官能小説のような表現を(文章もそうであるが)使ってエロオヤジ化して、エロモード炸裂の絶倫男だしw
しかも、元職業にびっくり!!
彼が恵に惹かれたのも、昔の自分を見るようだったと言うのは、あまりピンとはこないのですが、恵の外見に一目惚れは間違いないとは思います。
恵の酷い頑ななコンプレックスぶりとそれによる冷酷な人柄が、あっという間に変わっていって何気に甘い雰囲気が出るのはこれもまた少し唐突な感じもしないでもないですが、それでも、彼が元カレに騙された過去を思えば、彼は彼を認めて受け入れて、心から自分だけを愛してくれる唯一の人を求めていたんだと考えれば、そして余り恋愛に免疫がなさそうだということを考えれば、これもありなのかな?w
それにしても、元カレが海棠に撃退されてそのまま出てきませんでしたがあれで大丈夫だったんだろうか?ちょっと心配・・・
そして『ラ・ヴィアン・ローズ』は本編エッチがラスト1回だけだった分、デロアマエロエロで大変にごちそうさまでございました♪
ちょっとした恵への嫌がらせがトラブルとして登場するのですが、これは恵への嫉妬でしょうか?彼女はひょっとしてツンデレなのか!?
と思ったり、そんなことも愛し合う二人には問題ない、なあま~いお話でございました。
ごくごく個人的な感想なんですけどね。
こんな攻は嫌です(注:褒めてます)
愛の言葉が甘すぎて糖尿病になりそうですよ!
なんだろう。
でも、砂糖系の甘さじゃない感じというか。
甘いというか、花屋のせいなのかいろいろと花にたとえがちなんですよね。
それが、「こんなヤツいるかー!?」レベルにクサイ。
まぁ、受がそれを嬉しがるタイプではなく、ばっさり切ってくれたりするリアリストなので少しは甘さが軽減されてる気がしないでもないのですが。
それに、この攻、甘いだけじゃないんですよね。
甘いだけならまだ我慢できるんですが、もう、ちょっとした変態さんなんですよね。
本人認めてませんが。
表題作読んでる時点ではそんなに思わなかったんですが、書き下ろしがひどい(注:褒めてます)
受をかわいがりたい性分なのはわかるんですが、陰毛専用トリートメントで受の陰毛のお手入れとか、もうついてけないです。
挙句、自称エロオヤジな攻は「俺の暴れん棒が」とか言い出すんですよ(笑)
あれ、これ、笑う小説でしたっけ?と一瞬止まりました。
雰囲気がわりとイケメン風なだけに数々のエピソードにやられました。
そして、受。
最初の方はもうガッチガチにコンプレックスの塊で「全世界敵!!」みたくなってたのが、攻に愛されることでこうも変われるのか!?というくらい柔らかくなった気がします。
でも、個人的にはやりすぎ感のある攻をいつまでもバッサリできる人であってほしいです(笑)
あとは、えちシーンでの部位的単語が結構、直接表現みたいなのが多くてこの作者さんすごいなぁと思いました。
あれ?
鳥谷さんって『すっとぼけコメディの女王』なんじゃなかったっけ?
……間違って買っちゃったかなと表紙絵を確認した今作。
読み始めの部分、コンプレックスに雁字搦めになっている所為で非常に主人公が厭世的なんですよ。
で、お話のトーンまで暗い。非常に痛い事件もありまして、ちょっと吃驚。
海棠が南雲につきあって欲しいと話すあたりから『私の知ってる鳥谷節』が始まります。
セフレに酷い扱いを受けようとしていたのを助けられた直後の告白だったので、南雲は「同情はいらない」と言うのですが、それに対して海棠が言った科白が結構ツボったんですよ。
「何つぅか、右に投げた球が、尻の下から西瓜になって返ってきた気分だ」
いや、普通はこんな例えはしないよね。
色々と事件は起きますが、やはり私が楽しんだのは海棠が南雲、特に彼の身体を褒め称える言葉ですよ。
詳細にして大げさ。
この辺がね、後のあれらの作品らを髣髴とさせて非常に楽しめました。
始まりはちょっと陰惨な感じもしないわけではないですが、南雲が周りに心を開けば周りもそれに応えてくれるハートフルな終わり方です。
7年前ですものねぇ。全体的に「あら、若い」という感じがしました。
鳥谷先生の作品は出版順には読んでいなかった為、二作目の本作を今になって読んだという私・・・
でも、最初衝撃過ぎて一旦読むのをやめてしまったんです。
鳥谷先生作品は必ず受け様が処女・・・思い込んで安心していたので(すみません、私個人的に初心な受け様が萌えツボなのです・・・)、今作の受け様が処女ではない・・・という、しかも結構ハードで切ない恋愛を経験していた・・・という点に動揺してしまいまして・・・
でも、心を落ち着けて再度読み始めたら、ちゃんと楽しむ事が出来ました。
今作の受け様、過去のトラウマやコンプレックスから、本当に生き辛いだろうな・・・という性格になってしまっています。
逆にかわいそう・・・と同情してしまうぐらい、登場時はやっかいな性格です。
鳥谷先生の作品は大体が、受け様か攻め様が高スペック(家柄が良いとか、すごくお金持ち等・・・)な事が多いのですが、今回は攻め様、受け様共に高スペックタイプではありません。(攻め様は元裁判官の一応エリートではあるのですが・・・)
今回は、傷つきすごくひねくれてしまっている受け様の心の再生と、成長・・・の物語と言う印象でした。
ちょっと目線を変えただけで、嫌な毎日や不平不満が消えて、世の中の物全てが突然輝きだす・・・というような自己啓発本っぽい部分があって、個人的には読みながら色々と参考になりました。
くさくさしていた心が、読み進めていくうちに受け様と共に前向きな気持ちに変わっていきました。
ちなみに、Hシーンは大変濃くて、美しいです。
オカマと呼ばれる虐めの呪縛が恵を何十年も苦しめ、そのせいでひねくれ思考もねじれてしまったり、自分を醜い笑われる存在だと思ってきた恵が不憫でたまりませんでした。
しかもそのせいか最悪なセフレと付き合い体と気持ちをズタズタにされ。どうしてあんな男に!と思いますが恵には海棠も言うとおりの人しか寄ってこなかったからなんですね。
海棠のアプローチもどこまで本気なんだろうと思ってました。好きになるのに理屈じゃないとは言いますが。でも恵が幸せになっていくのは嬉しかったです。
海棠のロマンチックな表現や絶倫エロ変態オヤジな所も良かったです。陰毛オイル!
こんなに大切にされて愛されて生きてて良かったね!
俺の運命の花とか一生一緒死んで生まれ変わっても一緒にいたいって。なんて熱烈なんでしょう!
今までの分まで恵には海棠と幸せになってほしいです。