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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
刑事一筋熱い男、緒ヶ瀬とインテリ然としたしたたかな男、御室。
二人のコンビは事件解決へと今回も奔走しています。
シリーズ2作目、さて進展はあるのやら…と期待していたのですが。
…うん、緒ヶ瀬さん。やっぱり言いたいの。
人の機敏というものを、ね……?
なんだか御室がいたたまれないのですが…。
御室はどうにかこうにか緒ヶ瀬に攻め込むのですが、いかんせん緒ヶ瀬がオットコマエすぎるというか、色気がないというか。
二人の間に艶っぽさなんてまったくありません。
けれど何故だか萌えてしまうのは、ひとえに御室の一途さにやられるからでしょうか。
健気なまでに緒ヶ瀬に一途。
緒ヶ瀬がどんなに鈍感で朴念仁でも、負けじと頑張る御室がもうたまらなく好き。
合い鍵とスペアキー。同じ鍵でも、全っ然違うんですよ、含む意味合いが!と緒ヶ瀬に説教したくなるくらい。笑
相変わらず心は御室の一方通行ですが着実に体は重ねている、という進展したのかは…疑問ですが。
御室のことで緒ヶ瀬が心揺さぶられる日はくるのでしょうか…。
仕事上なら間違いなくいいコンビなのですが。
御室の一方通行では恋愛においては今一歩…といったところです。
未必の恋 -KEEP OUT-に続く第二弾。
1作目同様に、殺人事件の解決に向け緒ヶ瀬チームは奮闘していきます。
緒ヶ瀬と御室のコンビも板についてきて、それぞれ得意分野を生かしたなかなかの活躍ぷりです。
そして肝心な二人の関係はというと
相変わらず甘い言葉でストレートに思いを伝える御室に対して、緒ヶ瀬はなかなか歩み寄ってきません。
一緒にいる時間も多く、体の関係もあるのに、どこまで心を許しているのか分かりません(>_<)
でも辛いときにそっと現れてそばにいてくれる御室は緒ヶ瀬にとって確実に必要な存在のはず!!
シリーズ2作目です。その後を知りたいなと思っていたので嬉しく読みました。
今回も、ストーリーは苦く、ふたりの関係性はほろ苦く、という感じでした。
過去の悲しい事件によって愛する者を失い殺人者となってしまった男の抱える慟哭に同じ悲しみを知る者としてシンパシーを感じながらも、強い職務意識との狭間で悩み判断に迷う緒ヶ瀬の姿が今回の事件のメインシーンでしたが、メジャーな設定ながらも妃川さんの心情描写でなかなか読みごたえのある場面になっていました。本作はそれでなくても少ないラブ要素以外は全然BLじゃなく、普通のドラマや小説と何も変わりなかったです(捕り物劇そのものに関しては良くも悪くも小説的で、ちょっと甘い気がしました)。
緒ヶ瀬の性格や事件の性質から、このシリーズはどうしてもラブ度が低いのですが、そうは言いつつも甘さが全くないわけではなく、萌えもあるにはあるかと。個人的には、緒ヶ瀬を「旻仁」と、名前で呼びたがる御室の気持ちが切ないやら可愛いやらでした。
この御室、知性と育ちの良さに裏打ちされた温和な性格がたいへん好ましい紳士なわけですが、緒ヶ瀬よりずっとずっと恋愛に一途なんですね。ああ、緒ヶ瀬に惚れ抜いちゃってるんだね…と伝わってくるちょっとしたシーンがちょいちょい挟み込まれており、例えば合鍵とスペアキーの違いを解って欲しいという気持ちや、自分に一言もなく、お世話になった先輩の娘と食事をした緒ヶ瀬に拗ねちゃったりとか、ああ…解るよその気持ち…と、共感してしまいます。たまに、煮詰まっちゃった御室のスイッチが入っちゃうのですが、そんな時でも自分の力では緒ヶ瀬の動きを完全に封じるのは無理だなと分析しちゃっている彼の姿は学者肌の先生というそのバックグラウンドを感じさせ、妙にリアリティがあって面白いです。学者先生=非力というわけではありませんが、御室という人にはあまり剛の者のイメージがありませんので。
そんな御室の有言・無言の抗議をその度に軽くor冷たくあしらう緒ヶ瀬は何気にちょっとヒドイ奴。ただ、そこに愛されているがゆえの傲慢さがあるわけではなく、単に彼がイロコイにかなり疎いだけなので、なかなか難しい問題です…。刑事の鑑や~という感じの緒ヶ瀬も好きですが、それにしたってもう少し人の心の機微ってヤツを理解しようとしないと、立派な刑事にはなれませんよ!(苦笑)
御室の深い愛情を緒ヶ瀬がきちんと認識し、スポーツ代わりとか身体だけとかじゃなく、その気持ちも受け入れる日が来ることを祈りつつ、3作目も期待しております。それにしても、たくらみシリーズでも思いましたが、もしかして自分は「つれない受けを愛してしまっている美しい攻め」というパターンに弱いのかな(苦笑)
シリーズ2作目の科捜研特別捜査官と捜査一課の刑事とのバトルラブでしょうかね。
前作も甘いなんて言葉は出てこない関係で、でも肉体関係は出来てしまう(笑)
二人の恋愛的な要素よりも陰湿な事件の方が目に付いたサスペンス的なストーリー
2作目もラブストーリーと言うよりはやっぱり事件がメインみたいな感じです。
そして御室の熱い思いも緒ヶ瀬には伝わっているのかいないのか・・・哀れ御室(笑)
緒ヶ瀬の鈍さと言うか恋愛脳になっていない筋金入りの刑事の受け様って
攻め様にとってはかなり切ないですねぇ、御室の焼き餅にも気が付かないし全ては
事件が優先、身体の関係を持ってるときも色気も何もあったもんじゃない。
それでも好きになった方が負けなんでしょうね。
御室ってインテリだけど、かなり繊細に受け様の事を考えてますもん。
今回の事件も前作同様にとても悲しく切ない事件でしたね。
犯人が緒ヶ瀬に問いかけるシーンがあるのですが緒ヶ瀬も父親を理不尽に奪われ
犯人逮捕を願っているが警察の組織という枠組みで思うようにいかないジレンマを
抱えているので刑事としてはかなり辛いですが、それを御室が受け止める。
確かな絆が二人の間にはあると思えるお話でした。
でも・・・やっぱり今回も最後まで恋人って雰囲気ではありませんね。
緒ヶ瀬の父の犯人が分かるか、捕まるまではダメかも?なんて思えます。
緒ヶ瀬の父親の事件の解決篇を是非読みたいなぁ~なんて思いましたね。