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hiiro no himitsu
kindle unlimited
ろくに教育を受けてないから仕方がないんだけど、主体性がなくなぜか逃げないうじうじいい子ちゃんな主人公にイライラします
モブ姦がお好きな方に
スパンキングあり
おとぎ話の赤ずきんを下敷きと言うか、モチーフにしたエロティックBL。
元々エロティックな暗喩を感じやすいおとぎ話なので、もう少しネタ元になぞらえた部分がちょこちょこあっても良かったのでは?とも思いました。本作の中では、赤い外套を着ていることと、狼(途中までは犬と書かれてますが)が登場すること、そしてラストで「おばあさんのお耳はなぜ…」の問答にかけたセリフがあるくらいでしたので。
主人公のライカはとてもかわいい良い子でした。本当に不憫なのですけど。
ライカを助け出すことになるギリアン(狼さん)は、色々な理由が分かるような分からないような。…なんだかふんわりしたまま愛し合ってます!ということになっていたような気がしないでもない。
しかしまぁ、こういうモチーフありの作品も色々想像できて面白いですよね。
結局のところ、攻が受に何をどうしたかったのかが良くわからなかった
というのが全体的な感想。
不思議な力をもつものが生まれる世界。
しかし、特殊な力をもった人間は生きながらにして身を焼かれ
殺されてしまうことも多々ある時代。
そんな時代に生まれた受。
幼くして捨てられ、拾われた先で大事に育てられた。
恩義に報いるためにも、仕事をがんばる。自分にはこれしかできないのだから・・・・と男に抱かれているというな。
そもそも大事に育てた子供が
村中の男に抱かれることを生業とし、母親が喜ぶのかという疑問が
どうしてもぬぐえないままの後半にあかされる真実。
お話自体は、わりとすんなり読めたかなという感想です。
受を抱くと、傷が癒える。
だからみんなを癒すために受は村の男たちに抱かれているという日常。
ところがあるとき突然やってきた男に、治療の名目ではなく抱かれてしまい~から始まるお話なのであります。
母の彼氏に犯されたり、村人に犯されたり、攻に犯されたり。
忙しくエロエロな展開が美味しいお話でした。
深く考えなければストーリーも悪くは無いかな。
ライカが不憫すぎてどうしようかと!!
本当にもう健気な良い子なのに…。。。
ギリアンとの行為よりも断然モブキャラとの嫌々行為が多いのですよね…。
村人のため…と我慢して行っていた治癒行為も、実は当の村人達からしたら単なる娼婦代わりでしかなくて影で馬鹿にされていたという事実。。。
それでも拾って育ててくれた義母に恩返しを~と思っていたのに、本当は捨て子じゃなかったんだよねorz
実母は「遠く離れた場所でも良いから平和に暮らしてくれたら…(都会だと研究所の餌食になる可能性が高いから)」と断腸の思いで手放したのにも関わらず、頼んだ相手が悪くて売られちゃうし…挙げ句、能力が中々開花しないことに業を煮やして刺激を与えるためにレ○プされちゃうし…。
それなのにそんな相手や義母をずっと信じて村で生活してきたんだよね。。。
すっごい不憫。
そんな事実を知っても、自分が急にいなくなっては村人達が困るのでは?と心配するなんてどんだけ人が良いのか…。。。
それでもやっとこさギリアンと思いが通じ合って(誤解も解けて)くっつくのか?!と期待したら、村から逃げようとしていると察しをつけられて軟禁されるわ、領主やその使用人にやられるわ…もう本当に散々ε=(・д・`*)ハァ…
ってか狼をワンコだと思って接しているライカwww
ワンコと狼は全然違うと思うのですがwww
口絵では狼姿でGOしているので、もしやヤルのか?と期待したけど獣○はありませんでした←
(※実際問題、獣○は不衛生だと思うけどねw)
余りにライカが不幸すぎたので、都市に行ってからの二人を読んでみたかったです。
教会で能力の使い方を覚えて、嫌な思いをしないで人のために能力を活かしているライカ…きっと生き生きしているんだろうと思うし、ギリアンとのラブラブ生活で幸せいっぱいの姿を見たかったー…。
あの童話が西野先生の手にかかるとこんなエロ赤ずきんちゃんになるのですね。
かなりインパクトあり設定で、赤ずきんと村人に呼ばれているのは異能力を持って
生まれた青年、村に捨てられていた赤ちゃんが受け様で捨て子を拾って女手一つで
育ててくれた義母や神父さまに言われ、受け様はその異能である病気を癒す力で
村の為に、母に恩返しをするためにお勤めを果たしているのです。
その仕事をする時にいつも身に着けるのが赤いマント、それ故赤ずきんなのです。
お勤めは・・・相手と肉体関係を結ぶことで成立する力で尚且つ男限定
病気を癒す目的でも受け様はその行為に疑問を感じ始めるのです。
それはそうでしょうねぇ~治してやってるのに、相手に淫乱だとか言われながら
嬲られるようにハレンチな言葉も強要されているのですから受け様も何か
違うのでは?って考えるでしょうね。
まして男限定で、受け様は村の娼婦状態なんですよね。
でも受け様は健気に村の為、母の為みんなの役に立っている大切な仕事だと
洗脳されながら育てられているので逆らえなくなってるんです。
それに異能者は迫害される立場で都会では研究所に異能者が集められ酷い実験材料に
されている事もあり、受け様は自分は幸せな方だと思い込んでるんです。
そんな時に村に町から来たよそ者が店を開いていて、その店主の攻め様は
受け様に治療と言う行為を依頼するのですが、何故かいつもは患部が分かるのに
攻め様だけはまるで見えない、正直に話す受け様を今度は病気と関係なく抱くと
言われ、その日から頻回に攻め様に抱かれるようになるのです。
攻め様は何故か受け様の過去や異能に関係する事を知っているようなのです。
そして村人の相手をする事を辞める様にと・・・・
受け様の素直で優しい気持ちをとことん利用し騙してるのは村人
受け様は騙されている事も知らずに健気に尽くすのです。
攻め様はそんな受け様の目を覚まさせ、村の呪縛から解き放とうと助けようと
している、攻め様も、受け様に対しては過去の負い目があるんですよね。
でも簡単に攻め様は受け様に信じて貰えないんです。
そうする事で、受け様の苦しみも長引いていくのですが・・・
哀れで不幸な赤ずきんちゃんと心優しき狼さんが苦難の末信頼し合い
明るい未来を二人で掴むまでのエロファンタジーなお話でした。
表紙絵を見ただけで思わず赤ずきんちゃん?と想像した通りに、赤ずきんちゃんをモチーフにしたおとぎ話BLでしたw
ただ違うのは、
送りだす母親は置屋のババァみたいな、おばあさんは村の男達、猟師は悪い人で、狼は赤ずきんちゃんを助ける王子さまwww
こう比喩を解説しただけで、中身がわかってしまうという、お話的にはすごく簡単で解りやすいです。
萌えはどこにあるのかとすれば
赤ずきんちゃんの淫乱体質?・・・でもなく
攻めとなる狼さんの正体というところでしょうか?
ただですねーーーこれが萌え切らなくてちょっと残念だったんですよ!
なぜならば・・・いいところまではいくんですよ。
舌技でイかせちゃうvそしてもしや獣姦が!?というところでそれは登場しませんでした・・・期待させといて落とされちゃいました。
ちょっとそれがガッカリだったかな~
とにかくお話はとても簡単で単純なのでページ数を稼いでいるのは、数多くのえっちシーンです。
しかも不特定多数との。
エロシーンが半分以上なんで、ちょっと飽きちゃって。
ライカは村の男達の身体の不調を彼等と寝ることで癒すことができるという特殊能力があります。
それは村の神父様も母親も了承済みで、村の役に立っているからと、公然と行われている行為なのです。
そこへある日、都からやってきて最近村に店を開いたというギリアンという男が現れて彼を抱くのですが、彼には体に悪いところはなく、
それ以来、まるでライカを連れだすようにして彼を抱くのです。
そこで、自分がここに来た目的をにおわすような、ライカの秘密をにおわすような発言をしながら
その言葉に、ライカは自分が都合よく扱われているだけのただの道具であることを認識していくのでした。
本の帯に「官能童話」とあるのですが、ライカが春を鬻ぐわりに結構純粋で、それが快楽に弱く淫乱になってしまうのが、ギャップ萌え部分でいやらしい部分を演出させようとしているのかもしれないのですが、
帯であおるほどの官能ではないですねww
ライカもギリアンも基本イイ人だし、病んでる人だともう少しイヤラシサが出るのかな?
いつも結構エロ目な西野作品が今回はそれが薄く感じたのはそのせいかも。