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霊長類研究所に勤める入江にある日言い渡された任務は、ジャングルでトラに育てられていたという男の子の面倒をみることで!?
sekai no subete wo ituka kimi ni
一歩違うと母性愛だったり庇護欲だったり刷り込み効果だったりな愛情と捉えそうになったけど、愛情の根本がなんであれ最終的に恋人な甘い関係であれば私も胸がいっぱいになります。
言葉も話せず人間の社会と離れた理の中で育った野生児が、
大好きな入江を純粋に信頼し、少しでも一緒にいたい一心で人としての生活を習得していきます。
成長ものは個人的に大好きです。
情緒面は成長が止まった5歳の子供のままでした。
…なのであえて考えないようにしていましたが、入江の愛情を少しだけうがった見方をしてしまいそうです。
しかし、世間一般の大人の理屈はあてはまらない浅葱の言葉や行動には何度も胸がキューっとなるような切なさを感じました。
この作者さんは今回別ペンネームだそうですが、昨年出した本を読んだ時に、受けが苦手なタイプの主人公(地味なな容姿と性格なのにパーフェクトな彼に甘やかされ傲慢な性格になったという)だったため、他の作品に興味が持てませんでした。
が、この作品を読んで他の作品も是非読みたいと思いました。
今回は人嫌いで無愛想な霊長類研究所員と
ネパールでトラに育てられたヒト未満な青年のお話です。
2人の出会いから恋人になる迄の本編と、
仮同居から仮が取れるまでの続編を収録。
攻様は大学院の博士課程を終了後
霊長類研究所に勤務して三年になります。
攻様の実家は某企業の経営一族で
常に利権と金の争いが渦巻く中で育った攻様は
他者を蹴落として上を目指す争いは
根深い人間不信を植えつけられます。
その為人間よりは
嘘をつかず裏切らない動物と対すべく
今の研究所に職を求めますが、
チームで研究する研究所でも
人嫌いの性格が災いして仲間ともめては
他に移るという状態でした。
それでも現在の研究チームには
なんとか慣れてきたと思っていたところ
またもや異動を告げられます。
新しい仕事とは
ネパールの密林で保護した
虎の子供の世話だというのですが
よくよく聞いてみると件の子虎とは
数年前、
ネパールで虎の保護活動していた夫婦が
密漁者に殺された際に保護した虎とともに
行方不明になっていたの少年だと言うのです!!
この少年が今回の受様になります♪
事件時に5才だった受様は
虎とともに生き延びて現在18才のはずですが
虎が死亡した為にやっと
夫婦の部下だった所長の友人が受様と接触、
保護したと言うのです。
そんな、
人語を解するかも妖しい生き物の
面倒なんてみられなるわけが無い!!
ところが所長曰く
受様も人よりも動物に親近感を持っているから
攻様の感覚と同じだろうと言うのです。
一応でも社会人として
他人と関われていると思っている攻様としては
あまりな言われようだと憤慨しますが
受入れられず…
攻様は色々問題でも
興味深い事例だからと自分を励ます攻様ですが
四足の小さな全身で
僅かな物音や所員の声がする度に
身構え、威嚇している受様の様子は
攻様には凶暴性の一端というよりは
怯えに対するモノだと感じさせられました。
攻様は受様を人間と言うよりは
人の形をした獣と思う事にします。
5才までの記憶があれば
利口な動物だろうしな。
攻様なりに受様の機嫌をとろうと
話しかけてみますが
返ってくるのは低いうなり声のみなのです。
果たして攻様は受様に受入れられるのか?!
雑誌掲載作を大幅修正&改題した本編に
後日談をつけて文庫化したお話になります。
初文庫なので新人さんかと思いきや
いつもと違うカラーなので
ペンネームを変えたとの事で
誰なんだ?!と内容とは無関係な所でも
とても興味を引いたお話だったのですが
従来のペンネームの作品も好きなので
読んでみてもツボなお話でした。
こういう一面も有りって事で
そのままでも良かったと思うのですが
大人な事情でなのしょうか?
競争原理過多の世界で人嫌いになった攻様と
野生動物との生活で人慣れしていない受様の
恋物語になります♪
攻様は警戒する受様を
人間と言うよりも野生動物の様に扱い
無理に人間らしく扱おうとはしません。
まぁ、攻様の性格から
積極的にかまう事は無さそうなのですけどね(笑)
そうして徐々に近づく事で
受様は今の環境と攻様を受入れていき
徐々に人間らしくなっていくのですよ♪
その中で受様は
攻様に絶対的な好意を持っていくのですが
懐かれた攻様はかなり困った状況に
追い込まれてしまいます。
攻様は相手の性別には拘らない性癖でしたが
攻様しか見えない状況の受様を受入れるには
色々と問題があるのは明白です。
そこで手っ取り早く離れるようと
担当を代るという対抗作を講じるのですが
ジャングルで生死をかけてきた受様は
人としては未熟でも子供では無くて
自分の思いを貫き通すのです♪
受様が色々な事を学ぶのは
攻様が望むからという姿勢が徹底していて
基本的な性格も行動も
飛びぬけて良くなったりしないのも
ムリクリ感無くスンナリ読めた要因かなと思います。
書き下ろしの続編は主に受様視点での
その後のお話になります。
日常に慣れた分、
攻様の苦労は増えてる様な感じですが
受様から見るとまた印象は違うので
たぶんお互い様なのでしょうね♪
本作にはフェア店限定で
特典ペーパー付が2種あります。
二人の視点で受様がお引越しをした日を
描いたモノになります。
今回は本作同様、
受様の天然攻撃にほだされちゃう攻様で一作
真崎ひかるさん『有明月に、おねがい。』はいかが?
書店で偶然見かけて、サマミヤ先生の美麗イラストに魅せられて、
設定も中身も確認せずに衝動買いw
はっきりいって正解でしたwとてもw
はじめに言っておきましょう。
あんな展開なら誰だって入江を好きになりますよ><
そんな何も知らないところでつきっきりでお世話されて、
優しくされて、一緒に寝て、更にはあんなことまで…❤
好きにならない方がおかしいでしょうってw
でも、そんなお話が大好きですwww
この本では
前半(pp.9~147)の『世界のすべてをいつかきみに』
後半(pp.149~224)の『あなたが教えてくれたこと』
とのお話で、それぞれ視点が違います。
前半は入江目線、後半は浅葱目線です。
どちらも、お互いをいかに思っているかがヒシヒシ…いや、ビシビシ伝わってきます❤
お互い大好き❤なBLは最強だと思います^^
虎に育てられた野性人、一昔前に狼に育てられた兄弟なんて言うのを聞いたことが
あるのですが、この作品は虎!ネコ科の動物ってだけで読む前から萌えを刺激される
感じの作品だったのですが、内容は・・・もうっ!萌え萌えです!!
5歳で両親と死に別れ、その後二匹の虎夫婦に育てられた18歳の受け様
その様子は野生の動物と同じで、人間の姿をした獣なんです。
野良猫が見た事も無い場所へ連れてこられてパニックになって威嚇してる感じ
そしてそんな受け様の世話と教育を受け持つのが霊長類研究所で働く人嫌いで
対人関係でトラブルが絶えない攻め様なんです。
嫌々ながら始めた世話なんですが、話す事は直ぐには出来ないような受け様ですが
言っている事は次第に理解し始め、攻め様だけにはヒナの刷り込みのように次第に
慣れて行き、攻め様はそんな受け様に庇護欲を掻き立てられ可愛いと思うように。
しかし、栄養状態が良くなって来た為に受け様が初めで体験する朝の現象(笑)
病気になったと怯える受け様に一人で処理する事を教えるのですが・・・
受け様は初めて人の手による快感で攻め様にその日から大好きな甘いものを
強請るのと同じように触ってとお願いするように・・・
攻め様はそんな状況に危機感を覚え、自分から離すようにしていきます。
受け様を納得させるためにいつか一緒に暮らせるようにする為に別の先生と勉強する
のだと、でも毎日会いに来ると・・・・
受け様の気持ちの表し方はかなりストレートなんですよね。
好きなら好きと全身で訴えてくるんです、でも攻め様はそれを初めて人間に気を
許したのが自分だから、そのうち忘れるだろうと子供と同じようなものだと思ってる。
でも、いざ離れると寂しいのは自分で、受け様に対する気持ちまで自覚しちゃう。
でも、受け様は子供じゃないんですよね、5歳からジャングルで生きる為に戦って
知恵を使って生き延びてきてるんです。
社会の常識や知識が乏しくても好きになる思いは本物なんですよね。
受け様の気持ちの発露の時はかなり胸キュンになりました。
書き下ろしでは研究所から出て、攻め様のマンションで暮らすようになった二人の
日々の出来事と少しずつ受け様が常識を覚えながらも今まで感じなかった感情で
思いがけない行動をしちゃうお話です。
二人の確かな絆が出来上がっているのがわかるストーリーで受け様の天然的な
可愛い行動もかなり萌えちゃう作品でした。
このお話はあらすじの通り虎と一緒に暮らしていた男の子と、その男の子が運ばれた研究所の研究員の話です。
男の子・浅葱は、野生の虎と(というか野良猫みたい)暮らしていたので、警戒心が強く入江にも最初は警戒心剥き出しでベッドの下から出てきませんでした。
けれど入江がご飯をあげているうちに出てくるようになって、会話をするようになり言葉を覚えていきます。
色々ふっとばしてくっついて。でもまだ自分には知識もなく、入江の役に立てないと思った浅葱は必死で勉強したり(なんかとんでもない方向にww)、禁止されていたけど料理を頑張ってみたり。
帰ってきた入江が浅葱のまさかの格好にビックリ。読者には「きたぁあああーーー!!」みたいな(笑)
まぁでもそんなに大きなトラブルとかはないです。ドロドロもないし、浅葱の常識外れというか、まだ一般知識とかは著しく遅れているし入江のことを一番に信じるというスタンスも貫いて書かれているので、途中でいきなり賢くなるとかもないです。だからお見合い話が入江にあがっていても、周りから言われた言葉や自分で調べた情報だけを端的に信じて、変な方向に走る……という展開になってます。
受けが天然で一般常識なくて攻めだけが一番好きで安心できて……って素晴らしいですよね!!
個人的には入江にはもう少し人嫌いとかを極めて欲しかった(笑)お酒に酔って笑うとか浅葱の前では他の人より笑うっていうのはいいけど、もう少し控えて欲しいなーて思いました。いうほど笑ってませんケド。
時間の都合で区切り区切り読んでいましたが、とても面白かったです。っていうかおいしかったですww 予想以上にはじめのスタンスを保って終結に向かってくれたので、ある意味期待を裏切ったものでした。