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ai towa ienai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最近「神」を付けすぎているのは頭がマヒし始めた証拠なのだろうか。
たいがい評価はゆるめな私ではありますが、
今回またこの作品は頭ガンガン叩かれた゚(゚´Д`゚)゚お話でした。
言葉のチョイスが巧いというか、なんというか。
自分の気持ちに気づいたサガン。
惹かれる想いがとめどなく溢れ出して。
そのくせまだ気持ちを押さえ込めてないものにしよう、受け入れててはいけない
必死になる姿がものすごく切なかった。
よもや、そこまで執拗に・・・・と思うのだけれど
頑なだからこそ最後の感動がきっと待っているんだとおもうのです。
お話は、キャンプから~ですね。
橘高さんの一途さがまた憎い!!
最初、もっと傲慢な人だと思ってた。
なんでも持っていないものは無いという橘高。なのだけれど
好きな相手(サガン)に向ける真摯な態度、行動、気持ち。
俺なら存分に甘やかしてやるのにという気持ちの反面、あの猫のように甘やかされたいと、猫に嫉妬をする姿。
か・・・か・・・・可愛いぢゃないか(*ノД`*)・゚・。
いい男っぷりに惚れそうになりましたwwヤバイよ
なのだけれどすれ違っちゃうんですね。
それが切ないわけで。
サガンもサガンで、自ら離れても気持ちはやはり抑えきれなくて
後半、“抱きしめたい衝動”を描かれたシーンがものすごく苦しかった。
素直になればハッピーエンド。なのだけど
次回は年内とのことですが、気持ちが静まらないうちに発売されますように。
コミックの方では橘高さんがわりと軽いのかな~
なんて思ってた。
なんかいろいろ誤解してて申し訳ない。
ガツンと胸にくる作品でした。
やきのりチャンはもれなく可愛かったです。
この可愛さは異常。
でも、やきのりに嫉妬する橘高がそれ以上に可愛いと思ったのは私だけじゃないはず!
こちらのシリーズをクリスマス間近の最近に
一気読みしました。
丁度、良い時期に読めたなと思います。
このシリーズはクリスマスに
2カップルの出会い(再会)がありますが
特に、この巻に収録されている
「クリスマスキャロルの頃に~」が好きです。
初めての恋愛に、色々と気をまわしたり悩んだり
時には冷静に考えて落ち込むサガンが愛おしい。
そして、この時の橘高が良い!
背中に爪痕・・・
切ないですね。
ここのイラストも好きです。
三巻は、四人で橘高の軽井沢の別荘へ来た所から、スタートです!
最初、素直に橘高にお礼を言うサガンに、いい雰囲気だった二人ですが・・・
橘高と英の親しげな様子に、嫉妬したサガンは、
ささいな事で橘高と口喧嘩をしてしまいます。
これがまた、読んでいてオイオイ・・・と思う様な子供みたいなケンカですが(笑)
そして翌日、今度は橘高がサガンと淳平の仲を勘違いし、
頭を冷やそうと着の身着のまままで別荘を飛び出してしまいます。
道に迷い、雨に打たれ、高熱にうなされながら父親を思い出す橘高。
そんな橘高を抱きしめて、サガンは橘高をどうしようもなく愛している事を自覚します。
でも、自分が新しい恋愛をする事をどうしても許せないサガン。
そして、満天の星空の下で、今度こそ最後の別れを決意し、
二人は最後のキスを交わします。
このシーンは泣きました・・・
お互いが心から愛し合ってるのに、別れようとする二人の痛みが、胸に迫ります。
降る様な星空の下の、唇が触れるだけのキスが、締め付けられるような痛さです。
サガンが自分を許す事が出来れば、もっと素直になれれば、幸せは手に入るのに・・・
でも、理屈では割り切れないのが人の心なんでしょうね。
別荘から戻り、自らの選択に傷心中のサガンは、
学生時代の不倫相手だった河島と再会します。
河島は、ゲイであることを家族に知られ、全てを失って落ちぶれていた・・・
河島の現状と自分の姿とを重ねてしまうサガンは、
ずるずると河島に引きずられ、精神も体も不安定になっていきます。
一方、サガンと別れた橘高は、英に癒しを求めます。
真剣に英を口説きながらも、どこかでサガンを忘れきれない橘高。
サガンが酒浸りになっていると知り、どうしても放っておけません。
何度も邪険にされながらも心配する事をあきらめない橘高に、
不安定になっていたサガンは、結局救われる事になります。
このアダルトチームの二人の恋愛は、本当に痛いです。
ヤングチームの淳平達の方が、素直に自分の気持を認める強さがあります(笑)
でも、どうしても過去を清算する事が出来ず、新しい恋愛に踏み出せない臆病さは、
歳を重ねるほど大きくなるのかもしれませんね。
橘高の真摯な愛が、頑ななサガンの心を溶かす事が出来るのか?
いよいよ次は最終巻です。
『クリスマスキャロルの頃には』は二人の過去編パート2。
これまた切なかったです。すごく良かった・・・
本当に二人には幸せになってほしいです。
先に淳平と英の「恋とは呼べない」のコミックが出ていますが、今回の「愛とは言えない3」は見事に場面リンクしています。
先にコミックを読んでいた時に、どうして橘高は英へモーションを本格的にかけているんだろう?とか
軽井沢の別荘でのくわしい出来事が、ここでわかるようになっています。
この3巻、どうしてこうも上手くいかないんだろう?と思わせながら、ラストにおいて1条の光が!
次の4巻がラストだそうなので、何かやっと少し灯りがみえてきたかも!?と期待させる終わりになっていました。
サガンの自己嫌悪にまみれた捻くれたネガティブな思考に、またそこに隠された気持ちが見えているのに、本音をさらけ出せない姿に、
サガンの仕掛けた嘘にまんまとはまって、少し寄り道気味になる橘高に、
大人の恋って、それだけ人生と過去を積み重ねた分、素直になれないものなんだなーって、思わず実感してしまいました。
コミックの方で橘高が英へ乗り換えるような姿勢を見せたこと、それは別荘での出来事が原因でした。
父親をなくしてそれを負い目に感じている橘高を、弱っている橘高を本当はサガンが救いあげたのに、内緒にしてほしいと、英を上手く使ってしまった事。
あ、それでかー!
胸のつっかえはストンと堕ちました。
コミックの絵を見ている時も思ったけど、サガンにはかなり真剣に深刻に接するのに、英に対してはどうしても軽さを感じて、絶対本気じゃない!ってみえたんですもん。
一番問題なのはサガン。
別荘の出来事で自分の気持ちに気が付いてしまったのに勘違いもあり、失恋したと思いこむ。
そんな時に彼の大学時代不倫関係にあった教諭の河嶋がボロボロになって現れる。
ここで、学生時代のサガンの過去がみえます。
河嶋のネガティブに引き込まれ、自分でも気がつかない間に傷付いていたサガンもまた自堕落になっていく。
でも、橘高の電話に吹っ切れるのです。
このシーン、、ひょっとして??という危険もはらんでいてとても心配させられましたが、一安心。
人間、何がきっかけになるかわからないですよね!
根底にある、サガンの寂しさがとても象徴的に出た、河嶋との再会のエピソードだったと思います。
『クリスマスキャロルの頃には』某歌手さんの歌がそのままメロディで流れてるお話♪
サガンの学生の頃のエピソード。
河嶋と付き合っていた時に初めて迎えるクリスマス、そしてその約束は家の事情で流れ、代わりに酔っぱらってサガンの元へやってきた橘高と初めて寝たエピソードにもなるのですね。
あの時、見切れていれば・・・
そして、そして、巻末になんと!!やきのりちゃん漫画ありますよーー♪♪♪
ほこりまみれになったやきのりをシャンプーするのは一苦労w
橘高さん、御苦労さまw
次はいよいよ。。。遠回りの大人の恋に決着、つけてくださいね、
「恋とは呼べない」のコミックスを先に読んでいたので、ああ~、この場面はそういうことだったのか、と納得がいったり、逆に「先にコミックスで読んじゃってるから(知ってるしー)」と思った箇所も正直ありました。けど全体に見て、大きな欠点ではないとも思いました。うまく言ってるのじゃないかな、コラボ。
…そもそもコラボって語の意味って?;よ、よくわからんけど
この作品が漫画と両方読んだ方がいいのはあきらかかと~。
じれったいすれ違いあいかわらず多いです。
すごいありきたりなエピソードもあった。「なんでもない2人のやりとり(サガンと淳平)のしぐさが「キスシーンに見えてしまって、攻め(橘高)が誤解する」っていう。
…「少女マンガかいっ!」と突っ込みを入れちゃった。
(前巻でもサガンがカレーを作って、でも…、のあたりでやっぱ似たような突っ込みをいれましたが…。)
そのようにある意味、古典的なすれ違いストーリーが展開されているが(意図的かとも思います、榎田さんはエンタメ作家であるが、案外?毎回チャレンジャーだとわたしは思うので)。…ベッタベタなエピソードで、でも、続きが気になるっていう。
エピソード自体、地味っていうか平凡でも、説得力があるなあ、と感じます。
昔付き合ってた男に関し、今から思えば騙されたてた、等々…思うあたりに、リアリティをすごく感じて。ひきつけられて読んでしまいました。
あと、「人はしょせんひとり」、けど「誰とも関わらずにはに生きてゆけない」という…。榎田さんのテーマが変わらず繰り返されていますね。←しかもはっきり言わせている。
じれじれするのに、いらいらする人もいると思う。でもスキだ、寝る、そんな作品もそれはそれで、有りかと。そして、このじれじれ作品も、これはこれで、有りかと。
心理に納得して読めたし、続きに期待がふくらみましたv
ただ、やきのりちゃんのかわいい幼児語にたまにイラっと…うぐ。禁句?でもさあ…。なんで漫画家さんや作家さんは猫派が多いのっ(?_?)圧倒的に多く感じる。うちはわんこを飼ってて。「ごはん」も覚えないバカ犬だけど、かわいいもんっ。猫ばっか、ズルい~~;嫉妬ですよ、ええ…。
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
3作目です。
こんなにも頑なで口の悪いサガンさんを、
追いかけようとする橘高さんの気持ちが
だんだん理解しづらいなぁ~と思いながら読みました。
でも、それだけサガンさんの事を他の誰よりも
深く理解しているって事なんでしょうね。
その頑なさも、口の悪さも、何かを隠すためとか
何かの意味があるとか・・・そういう事が解っていないと
追いかけ続ける事って難しいですよね。
やっぱり2人の世界・・・という事なんだな、と。
前作からずっとそうですが、やはり橘高さんの
心の変化を見ているのが、とても読み応えがありで楽しかったですw