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純粋無垢な子がエロエロされちゃうお話って、どうにも苦手ものだったりするんですけど、これ、実はイケました!
最近挿絵は書かれてない門地さんイラストがショタ風味満載でエロいんだ♪
03年のGENKIノベルスの新装版で書下ろし短編が一本入ってます。
嬉しいのはその時のままの門地さんのマンガ3p分が入ってることです♪
話的には何と言っても、主人公達の父親もまた禁断の関係があり、一方の親子のもう一方の親子への激しい執着愛があるゆえの物語進行が、とても興味をそそられます。
3月にはこの父親たち編のお話もあるそうなんで、ちょっと愉しみですよ♪
クィンテリス王国の第二王子イリアは見聞を広めると称してこっそり城を抜け出して冒険するのが楽しみになってるのですが、ぼんやりして迷い込んだ森で出会った西の方の豪族の息子だというエドという男と出会い、彼の事が気になり、彼に会うために城を抜け出すようになるのです。
純真無垢なイリアが王子だというのは、エドもまた身分を偽っていたのですぐにわかったのですが、嗜虐心をそそるイリアと関係を持ち、またイリアも関係を持ちながら彼を愛してることに気がつく。
実は、エドは隣国の第三王子でクィンティリスを、強いては王を捉える為に仕掛けられた争いの罠を張るためにここに来ていたのでした。
エドの父王は、クィンティリスの王と恋人関係にあったのが、后が自殺してしまった為にふさぎこんで関係を断ってしまった事に腹立ってのことだったという、かなり執着の強い人である部分を見せます。
クィンティリスを攻略したら、イリアを自分にホウビとして欲しいというエド。
またエドも父王と同じ激しい執着を持つ男だったのです。
という具合の、親子ともどもの手に入れたいものの為にという、激しい執着、そして傲慢で威圧的で、嗜虐的な姿が、ぞっとさせると共に、クィンティリスの親子との絶妙な対比だと思います♪♪
イリスは健気で純真で、一途でちょっと見天然な子供子供した子ですが、エッチシーンになるとこれがまたエロい!
エドでなくても嗜虐心をそそられる、天然潜在的被虐の人(M要素あり?)な子だと思います。
エドの元に囚われの身になっても、裏切られたショックというより、彼が森で出会った時よりより冷たくて傲慢になっているのが悲しくて、でも基本愛してるから健気なんですよ。
何気にさらっと尿道攻めも出ていたりして、そこまでいたぶるエドの本心は、自己への怒りも多少あるのかもしれないけど、根っからのサドかも?
でも、激しい執着愛があるだけに、それに応える愛をイリアも持っているだけに、基本甘いラブバカップルでしたw
書下ろし短編は、エドの友人でもある北の公国の王子がそんなに執着する相手なら見てみたいというのを、嫉妬するお話でしたからwww
それにしても、この彼等の父王の話・・・かなり複雑にそして年月があるだけ執着も深そうなんですごく面白そうです!
何処かで見たようなイラストだと思って読み始めたら・・・新装版でした(笑)
門地かおりさんのエロ可愛いイラストに騙されたかも知れません。
でもなにぶんかなり前に読んだ作品なので、と言っても旧書籍も本棚にあるが・・・
心機一転読み始める、う~ん、遠野春日先生のエロ作品ですね。
そして執着愛、親子二代に渡っての怒涛のような執着愛なんですよねぇ~
今回の作品は息子たちのお話なんですが、旧既刊の父王たちのものよりは
ソフトな感じがしますね。
ヴァンドルディ王国とクィンティリス王家とは執着せずにはいられない呪いでも
あるのではないかと思う程のお話なんです。
受け様は森の小屋で運命の出会いをするのです。
攻め様は受け様の身分も素性も知っているのですが受け様は何も知らずに
一途な思いでどんどん攻め様を好きになっていくのです。
でも攻め様は受け様の国に戦争を仕掛けるために潜伏している隣国の王子
それも、受け様の父王を攻め様の父王が執着するあまりの私情の戦です。
それでも可愛い受け様の求愛にほだされる様に自分もまた父王と同じように
受け様に執着して、戦に勝った褒美として受け様を貰い受ける事を父王に願う。
受け様は攻め様と会えなくなった事で落ち込み、さらに父王が隣国に捉えられ
自分もまた、隣国に両国の和平の人質として出向く事に
そこで攻め様が隣国の王子で敵だったことを知るのですが受け様の一途な思いは
変わる事がなかったのです。
でも攻め様は、受け様に憎まれていると思い込んでいるので受け様への扱いが
被虐的になるのです。
お互いが思いあってるのにすれ違ってしまう二人です。
一途な受け様とツンデレ王子との運命のラブストーリー、エロさも多い作品ですが
内容も濃厚なのでかなり楽しめるお話です。
次回は父王篇が新装版で登場するようなので合わせて読むと次回の父王篇が
鬼畜度高いのが分かると思います。