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あなたが許してくれるなら、いつだって狼になりたい
anata wa boku no mascot
なんでこの本が家にあるのかさっぱり思い出せないまま朝読み始め、最初は「なんかノらないなあ」と思っていたのに会社最寄り駅着くころには、降りるのがちょっと惜しくなったぐらい、面白かったです。BL的要素ではなくお仕事部分にツボったので、ぐっとこらえて萌2です。(神にしたいー)
冒頭は、スーツ金髪美形のフィンランド人が受けの勤務先である常盤出版を訪問してくるところから。出会うなり、「栗生坂忍ちゃんだー」(人気ラノベのキャラらしい)と大興奮して揺さぶられますが、クールな二階堂はクールに対応し、逆に「大丈夫ですか・・・?」と心配される始末。そう、この二階堂、超クールです。ツンデレじゃなくてクール。デレがないです。そんな二人の恋話。くすくす笑えるコメディよりに感じました。
攻め受け以外の登場人物は、鍛治舎(受け勤務先の編集者、兄弟は恋人の始まりでメインカプはってます)、受け勤務先の社長、専務(堕天使の背骨にご登場らしい)、攻め従兄弟等が出てきます。
何にハマったかというと、途中で出てくる、作家さんがお亡くなりになって未完のまま終わったシリーズものに関するエピ。未完のまま終わったシリーズって・・・・(泣)もうそこだけで半泣きものなのに、そのシリーズに対する皆さんの濃い想いにすごくシンクロしてしまいました。遺族の方の想いもね。ああ読めない「続き」って、手に入らないから余計に読みたくなるのかな。ツライ。
受けさんは法務部所属ということで、編集云々という話ではないですが、お仕事話として上記エピで感慨深く、その他二人のキャラが大変面白かったです。
肝心の攻めさんはオタクなんですが、めんどくさいながらもとっても可愛かったです。王子で、にっこり笑うと回りに小さな天使が浮かぶ といった記載(挿絵も)があるのですが、うーんよくわかるーその記載~ と幸せ気分になれました。リカコ先生の挿絵も最後の1枚(二人の絡み図)がとても素敵だったです!
ちなみに一反木綿のエピは爆笑必死。しばらく彼シャツのエピを読むたびに思い出しそう・・・
先生楽しい1冊を有難うございました!
のっけから、王子ルックスのフィンランド男がオタクトーク炸裂で残念感を醸し出しています。
『忍ちゃんだー!』と抱きつかれる二階堂譲も、かなり興味深い性格で。
フィンランド男・ミカに言わせると、二階堂は『ツンデレに天然が入ってる』んだけど、まーホントに、よく言えば「人は人、自分は自分」を突き詰めてるヒトです。
でも、二階堂の思考回路はすごく興味深い。この考え方の「良い所」を取り入れたいものです。
で、そんな個性的な二階堂に恋をしたらしいミカのアタックが始まるわけですが、物語の後半に動き出す、著者は亡くなり、未完のまま今では絶版のジュブナイルシリーズの復刻、それもただの復刻ではなく人気ライトノベル作家に完結巻を執筆してもらうプロジェクトに関わって、他人に左右されない二階堂の生き方・考え方に大きく変化が起こります。
ミカの方も、萌え萌え言って相当な変人ですが、「オタク外国人」という設定で大抵の無茶なアプローチもそんなもんかなぁと納得してしまいます。
ともかく、想いが通じたとなるや否や、情熱的にHになだれ込むミカはベッドでもグイグイリードしております。二階堂の乱れっぷりもなかなか…
Hの後ミカのリクエストで「彼シャツ」する二階堂、『わかった、これは一反木綿のコスプレなんだな』……あ〜あ。
鳩村さんのお仕事BL、今作もお見事でした!
お仕事のお話に比重が傾くと恋心が薄くなってしまうし
恋心ばかりになるとお仕事の内容が浅くなってしまうし。
主人公の譲は、人や物をカテゴライズするのが嫌いで
深く理解しようとする事がなかった為
「他人に興味が無いのね」と付き合った女性に言われた事があります。
そんな譲が勤めている出版社の専務秘書から法務に異動になって、
取引先のグッズ関連会社営業のミカというフィンランド人に
初対面で「栗生坂忍!」と言われ抱きしめられます!
すごい出会い方w
ミカは流暢な日本後だし、王子様な見た目なのにオタクっていうギャップw
ミカの大好きな人気ラノベの登場人物に譲が似ているらしいのですが
反応がないというのが新鮮でしたww
冒頭からすごく二人のキャラを知りたくなってぐいぐい読み進められました!!
ミカの、日本人より日本を好きな様子が可愛らしいです。
ぼんやりした空の水色を「蕎麦切色……かなあ」と
WEB色見本帳を見てぽつりと呟いたり
納豆も梅干しも酢の物も大好きで、生姜が一番好きだから
“マイ生姜”と小瓶に入れて持ち歩いていたりw
譲に一目惚れをして想いを告げた後も、無理強いはしないし
譲が物事に萌えを感じられなくても押し付けるような真似はせず
説明や主張はちゃんと出来る面が素敵な人だなと思いました。
譲は常に淡々としていて感情が高ぶったりするタイプではないのですが
ミカによって、自分には無かったような仕事に対する姿勢も、人に向き合う事も
徐々に良い方へ変えられる姿が印象的でした。
ただ、ミカが惚れただけあって(?)時々すっごくストレートで
痺れちゃうような事言うのです!!
「成功するのは才能がある人じゃありません。
人が諦めたことを諦めなかった人です」
くわー……。これはミカも惚れ直すわ……。
暗記するほど読んだミカにとって日本語の教科書とも言えるシリーズ小説が
作者が亡くなってしまった為未完で気になっているということから
譲のアイディアにより出版社の垣根を越え、
決して簡単には進まなそうな企画が動く様子はドキドキしました!!
作者の遺族の元へ訪れたシーンでは、くすっと笑えるところもありますが
ジーンと胸を打たれて涙ぐんでしまいました。
タイトルの“マスコット”が最初不思議でしたが、
いつも一緒にいたいからと、ミカがフェルトで作った譲とミカ自身。
なかなか乙女な面もありますが、心理としてはわかります。
譲がわかりかねる甘さも切なさも、ミカが少しずつ気づかせてくれて
とても読み応えがありました!!
デレがない天然ツンが乱れる後半がまた…イイんですww
葛西リカコさんの挿絵もバッチリ!!
常葉出版絡みとの事ですが、私はあんまり気にせず読めました☆
でも、いい味出していたカジーシャ(鍛治舎w)が主人公の
『兄弟は恋人の始まり』を読んでみたくなりました♪
鳩村さんのお話で特徴的なのは、どこまでも突き詰めたお仕事BL。それと、以前の作品のキャラがちょくちょく出てくること。
えっとこの人誰だっけと手が止まります。性格的に流せない。調べないと気が済まない。
あとがきにしっかり書かれてて、なーんだ先にこれ読めばよかったとなるんですけどね(笑)
ただね、主人公の譲が過去作品に出てるのかってことが気になるのですよ。『堕天使の背骨』に専務秘書として出てたんかどうか!全っ然思い出せん…
常葉出版に勤める譲は専務秘書から法務課へ異動し、キャラグッズなどを扱う取引先会社の営業ミカ・ファーゲルネスと出会った。
ミカはフィンランド出身で絵本から抜け出てきたような王子様の容姿を持ち…持ってるんだけど…自他と共に認めるオタクもオタクで、譲と出会いざま自分の萌えキャラに似ていると評して抱きついてきたりなんかして。
いやーこれは…面白かった。
脳天気なようでいて情熱的で鋭くてしたたかなミカ、ツンデレ堅物かと思いきや、天然で真面目で素直な譲。ミカの美しさをちゃんと王子様みたいって思ってるのに、トゥーティッキさんに似ているとか言っちゃうとこが、どこまでも天然(笑)
譲はキャラグッズだとかマスコットが苦手。わかります。私も子供の頃からすごく苦手で、友達付き合いとかに支障を来たしましたもの。
でもミカはそういうものが大好きでまたそれを仕事としてるし、譲も仕事においてそういうものを理解していかなければと真面目に学ぼうとしたりが、なんだか健気だはズレてるはで可愛いのです。
葛西さんのイラストがまた華を添えています。もう数枚見たかったな~。
お仕事ものとしても毎度面白いのですが、鳩村さんの作品はキャラが立っているのでほんとうに楽しいし、新しい作品で今度はこの人達が脇キャラとして出てくるのかなと期待しちゃいます。
常葉出版がらもの4作目の関連作品になるようですね。
今回は秘書から法務部へ移動になった一見すると冷静沈着で
何事にも動じないような受け様と、アニメヲタクな外国人で
かなりマニアックでコアな一面もアニメグッズ制作などを
扱う取引先営業の攻め様との萌えから始まるラブストーリー
出会いは取引先営業という事で社内でも目立つ容姿の攻め様と
法務部に移動して来たばかりで前任との引継ぎの挨拶で出会う。
初対面なのに突然抱きつかれツンデレキャラクターに似ていると
萌えと言われながらハイテンションの攻め様にあまりに冷静に
対応した為にかえってびっくりされる受け様。
受け様も突然の出来事にびっくりはしているがあまり顔に出ない
タイプなんですよね。
そしてその日のうちに攻め様からメールで告白される受け様
かなり受け様は淡々としてるんです、初めはまるっきり無視
そして自分の仕事の幅が広がるかもと言う理由で会う事に
そこでも友人としてならいいが恋愛ならこれまでと容赦なく拒絶
攻め様は渋々了解しますが・・・
この受け様は他人に惑わされない、噂に踊らされない堅物さん
でもそんないつも変わらない姿勢の受け様が攻め様との交流で
少し変わっていきます。恋をすると臆病になる事がって感じかな
攻め様は受け様の揚げ足取り的励ましのおかげで受け様を
諦めることなくアタックをし続ける。
一見するとチャラい感じの攻め様ですが結構したたかなところも
あったりしますが受け様に対しては後半ヘタレちゃうことも
誤解とすれ違いはあるけれど最後はハッピーな展開です。
この作品は萌えが良く出てきます。
正しい萌えの使い方やツンデレの仕方みたいなラストのやりとりは
結構微笑ましい感じでした。