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「聖ミラン学園物語」シリーズの最終巻。
ストーリーは、過去のトラウマからコンクールの舞台でピアノの演奏ができなくなってしまったジュリアンのリベンジが中心です。
コンクールの最後の最後まで波乱が続き、ジュリアンの苦難は続きます。
優の苦悩も続きます。
そして、高校3年生になった優たちは、進路にも悩み始めます。
志望する方向は、優もジュリアンも西園寺もばらばらで、恋人や親友と別れることに対して、優は葛藤します。
高校生らしい、心の葛藤と、それを乗り越えようとする戦いの爽やかさが感動を誘います。
シリーズ最終巻だけあって、すべてがうまくいくようになってはいますが、そのためLoveの部分はカットされてしまった感じです。
いつものラブラブな二人を見ることができません。
その部分だけが少し残念でした。
ティーンズものにありがちな性急さはないのですが、
もう少ししっとりとした部分も読んでみたかったです。
最後の最後に、全員が成長した未来の様子が描かれている部分があって、それぞれが生き生きと青年になっている様子が伺えます。