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原作既読。
森川さんの出演する作品も三木さんの出演する作品も毎月聴いていたのに、この作品を聴いた途端、「おかえり!お二人さん!あいたかったよう!!」と、すごく懐かしくて嬉しい感激に包まれました。
宮坂(鳥海さん)や小野塚(遊佐さん)と二人の四人のドタバタから始まる楽しい展開からはじまります。
そして、吉澄さん…。
今回はいろんな演技論や役者魂が展開されていて。
『役者のために役があるのではない。役のために役者があるんだ。』というセリフには心揺さぶられました。
原作の春抱きファンの方はもちろん、舞台や映画の好きな方にもぜひこの巻からでも良いので聴いて頂けたらと思います。
描き下ろしのシーンも役者さんの事情が少し触れてあって、お得だと思います。Hシーンは数回ありますが、わりとあっさりしています。その分人間関係に重点が置いてあり、聴きごたえたっぷりです。
聴いた後、しばらく余韻にひたり。冬の蝉をひっぱり出してきて、きいてしまいました。 そんな名作です。
春抱きシリーズの新作CDは、もう作られないのだろうって諦めていたので、この新作の発売には驚いたし、嬉しかった。
ストーリーは、まだ映画「冬の蝉」制作中で、吉澄さんの代役に浅野が登場するあたり。
シリーズの前作が制作された時から随分と時間が経ってしまい、原作も一応の結末を見ているので、はっきり言って気分はすっかり過去モード。
これは、聞いている自分の気持ちのせいだけとも言い切れない。
CD全体の雰囲気も、落ち着いた円熟味が増していて(例えば、エチシーンが全体にあっさり。切羽詰まったガッツき感とは無縁の、落ち着いた日々の営み、セックスレスまでもう一歩って感じだし)、追加シーンも先輩から後輩への年寄りの説教的な感じ。
作品としては、これはこれでとっても良くできているけど、シリーズ当初の、若いライブ感ある二人にはもう会えないんだと、なんだか違った意味で感慨深かった。
この、今の気分で、あらためて「冬の蝉」を聞き直したらどうだろうかな。