muueba
原作未読
トンチンカンとトンチンカンの恋、という感じのコメディタッチ?のお話でした。
みんなの注目を集めるほどの美形、浮世離れした研究以外はポンコツで、親が将来を心配するあまり見合いをセッティングするも、女性に話しかけられても研究のことを考えてはぼんやりしてしまっていつも破談、ますます心配な親がせめて自分で選んでと結婚相談所に申し込んでしまったことで、重い腰を上げる高岡洋隆を、森川智之さんが演じています。
いい意味の専門バカ、という感じで、優秀なのにポンコツ、というギャップがおもしろいです。
あと、当然ですが、とにかく声がいい。ちょっと情けないところも素敵だし、両想いになってから、急変する、まさにBL帝王という感じの、ぐいぐいぶりも素敵です。
お相手の結婚相談所勤めのまじめでまっすぐな青年芹沢亨を石川英郎さんが演じています。
個人的にはこのキャラクターも、話し方もかなり好みではありませんでした。
担当者として接客中に、乱入してきた別の客の相手をするし、言葉遣いや感情表現など公私の区別ができていないし、酔っぱらって顧客にからむし、いきなり告白するし、社会人としても、男としても、まったく魅力を感じませんでした。
研修一筋の高岡さんにはそんな芹沢がよく見えたんだろうとは思いますが・・・
両想いになるシーン、高岡さんが、急ブレーキ、周りから大量のクラクションをあびせられながら、芹沢しか見てない聞いてない興味ないところは、かなりドラマチックで素敵でした。
研究バカの人間力はかなりポンコツ男が、両想いになったとたん、急に恋に手練れた雰囲気ビシバシだす高岡の変化を、森川さんの魅惑の声と表現で楽しむ作品だと思います。
からっとした雰囲気の、明るくてコミカルなお話です。
人間に興味のない変人の大学教授(森川さん、攻め)と、結婚相談所で働く元気な男(芹沢さん、受け)
ストーリーは特別にヒネリがあるわけじゃないんですが、主役二人の憎めないキャラクターが良くて、気持ちよく聴くことができました。
濡れ場は、正直いって受けの芹沢さんの喘ぎに色気がなくて微妙でしたが…
コミカルな箇所はぜんぶ好きです。攻めがシャーレの微生物に思いをはせてる冒頭のシーンとか、はじめてキスしたときにやたらうるさいクラクションが鳴っててムードのカケラもないところとか。
原作は「異国色恋浪漫譚」に収録されている「恋の案内人」。
ちょっと変わった大学の助教授と結婚相談所の相談員のお話です。
攻めはカッコいいのに頭の中は研究のことばかりで恋愛には無頓着。
頭はいいのに、ぼーとしたところもあって、マイペースというか、のんびり屋というか。
受けは可愛いくて、仕事には一生懸命なところが可愛い。
攻めの森川さんはちょっとのんびりした、でもかっこいい攻めを好演されてます。
Hシーンは結構激しかったかな。森川さんはカッコよかったんですが、石川さんが・・・ちょっと萌えなかった。
ちょっとおバカな所もあるお話なんですが、気軽に楽しめるCDだと思います。