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――何もかも、思し召し通りに。
これ程受け様がネガティブなタイプもなかなかいないのではと
読んでて思う事満載のお話でしたね。
伯爵家の嫡男ではあるけれど、実母が平民出なので受け様の
立場は微妙な位置なんですよね。
父親の再婚相手は高貴な家柄の娘で受け様より年下
双子を生んだが病弱である為に受け様を嫌ってる。
まぁ自分の子供を次の当主にしたいのは仕方ないですね。
そして伯爵である父に蔑ろにされるわけではないけれど
一族の願いは家柄の良い継母の子供を後継者にしたい。
受け様は自分が邪魔ものなんだろうといつも不安に苛まれる。
伯爵の地位に固執しているのではなくて、自分の居場所の
不安定さにいつも寂しさや不安を抱いている受け様です。
読んでるとかなりイライラするほどのネガティブ思考さん。
そんな受け様が尊敬&憧憬している相手が欧州の大帝国の
総督である攻め様、3年前に留学していた受け様が危ないところを
助けてもらった縁でその後文通で交流で交流していた。
その攻め様が日本を訪れ、受け様は通訳としてお世話を。
攻め様の国の原油が受け様の家の事業にとって大切で
父親からも全て攻め様の思し召しのままにと念押しされる受け様。
受け様は父親からの信頼を得たい為にかなり健気です。
そして、ちょっとしたキッカケで攻め様と身体の関係に・・・
攻め様は受け様が3年前から好きだったんですけど
気持ちがはやりすぎて、肝心な告白も何も全て吹っ飛ばして
自国へ連れ帰る手配を受け様の父親に直接しちゃう。
だから余計に受け様は父親から身売りさせられたとしか
思えないんですよね。居場所が無くなったと落ち込む受け様。
それでも、微かな希望で家の為になるのだと、父の助けにと
既に、初めから二人に意思疎通が図られていない設定でした。
受け様が妾みたいな立場になってる時に受け様の家と同業他社
との通訳をさせられ、好感触の様子をみて、受け様は
自分が原油の為に売られたと思っているので約束が違うと・・・
攻め様にしたら好きだから連れて来ただけで仕事とは別
後は、攻め様も受け様に裏切られたと思って鬼畜三昧。
ラストギリギリまですれ違ってるお話でした。