茶鬼
本編4ではどちらかというと主役の上條と瀬名と事件解決がメインで、進藤と忍は控えめであり、特に忍が退院した時のエピソードは入ってなかったので、このお話は貴重だと思います!
何で本編にはいってないんだよーーと思った方も大勢いるのでは?
これがあって、初めて2カプのダブル・バインドは完結になるんじゃないか?って思いました。
エロはないですが、甘くて甘くて、キスだけで幸せになれるお話でした。
病院にも飽きたと、予定日より二日早く退院してきてしまった忍。
本当は月曜日に葉菜ちゃんと迎えに行くはずだったのに、なので、家には進藤と忍の二人きり。
進藤がいなくて寂しかったと、素直に語る、そして「しよしよ♪」と迫る忍のかわいらしいこと!
彼の魅力が十二分に表現されていて、これでメロメロにならないはずがないって♪
そして進藤も、本編では若干シリアス目に渋さをかもしだしていたのに、忍と二人きりのこの場所では、久々の二人きりの再会ということもあり、何と饒舌に(?)忍に語ることか!
「お前は飽きないな」とかキスすれば、その先はお預けなのい「もっとさせろ」とか、どんなに忍が好きなのかがダダ漏れにあふれて、もう顔がにやけちゃいます。
互いに命があった喜び、そんな事を体験したからこそより深まった絆だったのだな~と、、ダブル・バインドの本編の出来事を色々思いだします。
上條×瀬名カプも悪くなかったけど、やっぱり自分はこちらのカプが大好き!
このSSを読めて幸せですv
本編で犯人に重傷を負わされた葉鳥がもの凄く気になっていました!
自分の中では、新藤×葉鳥は、上條×瀬名より好みなので。と、言うより「葉鳥」の滅私の鉄砲玉キャラが好きなんですよ。
4巻で、新藤と葉菜と葉鳥の繋がりが、想像していたよりずっと深いものだったと説明されてから、それまでの巻で感じていた葉鳥の強い孤独感が解消できたのに、いつもの切れのある葉鳥本人の音沙汰がなくて、自分の中では尻切れトンボだった訳で。
葉鳥の、正直で天の邪鬼で傲岸不遜で卑屈でと、難しいキャラは退院後も健在でした。
新藤の喜びも一塩で、いつにも増して饒舌。
(作者の、人物の動かし方がスゴク好きなんだな~!この作品で特に感じました!)
皮鞭(葉鳥)と鉄棒(新藤)の様な家族で恋人の2人の、甘いキスや小さなツッコミ合いのそこには「幸せ」しかないようで嬉しかった♪
葉鳥自身が勝手に空に浮かべてた“自分の存在”が、タイトルの【My Sweet Home】にやっと着地できたって、ただただ「良かったな~」です♪
葉鳥!これからは自分を大切にしていけよなっ♪(>▽<)バンバンッ!
ダブル・バインドでも好きな方のCPである新藤×忍サイドのお話だったのでGETしてきたのですが。
英田さんの書く作品にはどこか硬質な感じというかBL的「ラブい」感じというのにもそういう硬さみたいなのを感じてたんですが(エロさは兼ね備えた上で)
今回のはそのハードな世界からは考えられないような…というか、とにかく単純に感想を端的に述べるならば
「 ゲ ロ 甘 」
な印象だったわけです。
イチャラブもイチャラブの下手したら?バカップルなんじゃないかと思うほどの。
こういう風なの書かれるとは思ってなかったのでドびっくりしてしまいました。
しかも、この2人だしな。
いや、忍は甘えたいところもあるんだろうし、出せばこういう感じになることはあるのかもしれないけれど。
新藤がここまで甘くなるとは思ってなくて。
もちろん、忍のことを思う存分甘やかしたい部分はこれまでもあったんだろうと思うんだけども。
こういうカタチになるのか、と。
なんというか、もう、見てるこっちの方が恥ずかしくなるような甘さに感じられました。
あー、これCD化してくんないかなぁ。
この甘さをあの声で味わいたい…。