牡丹燈篭
小説「されどご主人様」の後日談です。
竜退治の一件でスヴェインの正体が判明した後も二人は仲良く暮らしています。ある日、森へ薬草摘みに出かけたカレルとスヴェイン。お昼近くなり、湖のほとりで休憩を取ります。今日のお弁当はレタスと海老をパンに挟んだお手製サンドイッチ。さらにくるみのケーキと林檎もありました。
美味しい食事を終えたカレルは眠くなります。するとスヴェインが腕枕をしてくれて…。
本編同様ほのぼのとしたお話で、二人は今でもラブラブです。カレル大好きなスヴェインは恥ずかしげもなく甘い言葉を吐いています。一方のカレルはスヴェインを愛しているのは変わりありませんが、まだまだ未熟な魔法使いである自分と強大な大聖霊であるスヴェインを比べて、スヴェインのご主人様と名乗る資格はないのではないかと悩んでいました。そんなカレルの心情を知ったスヴェインは【この世界でカレルにしかできないこと】を教えます。
甘い、甘いお話でした。