プロポーズは有効ですか?

propose wa yuukou desuka

プロポーズは有効ですか?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
12
評価数
8
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
柊モチヨ 

作家さんの新作発表
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イラスト
宮城とおこ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813012443

あらすじ

貧乏だけど仲良しな澤井家を指させているのは、二十歳の澤井耀だ。病弱な父と弟妹五人のため、保育士になりたいという夢を諦め、毎日アルバイトを頑張っている。それなのに、嵐の夜、耀の生活は突然変わってしまう!
酔っぱらった上に玄関で行き倒れ、助けた耀にいきなり手を出した龍生は、耀の「妻」になると宣言。澤井家に居候することになるのだけれども・・・

表題作プロポーズは有効ですか?

嵐の夜に現れ受様の嫁になると言う謎の男
病弱な父に代わり一家を支える長男20歳

レビュー投稿数3

ありがちな王道系かな

子だくさん貧乏万歳みたいなハートフルを目指した作品
なんじゃないかと思いましたね。
病弱な父親の替わりに一家の大黒柱的な長男の受け様
最近では見かけないくらい、6人兄妹設定、貧乏だけど
いつもみんな明るくて仲良し&騙されやすい良い人家族です。
そしてそんな家族に嵐のような天気と共に酔っ払いが
玄関先で遭難してるのを見かねた受け様が助けた事から
物語は始まるのです。
受け様にとっては見知らぬイケメン男子ですが
攻め様にとって、受け様はまさに子供の時から追い求めた
夢そのものの人なんですよね。
まぁ、BLで王道的な子供の頃の約束ですね。
そして受け様は忘れていて、相手はその約束を支えに生きてきた
そんな感じのお話でした。
このお話は約束って言うよりは主人公達の夢を叶える話でしたね。
貧乏で夢を諦めた受け様のちょっぴり切ない感じや家族を思う
優しい気持ち、そしてそんな受け様を一途に追い求め
最後は受け様の夢を叶えるために自分の夢を諦める攻め様。
最終的にはお互いの家族の愛情に支えられて・・・
ほのぼのした雰囲気の家族愛的なストーリーでした。

0

山田太郎物語になりきれなかった残念さ

初単行本ということで新人作家さんのようです。
「嵐の夜に男嫁現れる!」という帯にラブコメを想像して、
そして新人作家さんということで購入してみたのですが、果たして?

父親が病弱で定職につけないため、父と弟妹5人の生活をアルバイトを掛け持ちして支えている20歳の長男・耀。
ある嵐の夜、玄関先に倒れれている泥酔した男を保護すると、彼はいきなり嫁になると言い耀を襲っちゃう。
能天気な家族たちは、嫁だと自己紹介する龍生をあっさりと受け入れあっという間に馴染み、素性も知れないのに家に住まわせて共同生活が始まります。

というエピソードから始まる本編。
予想通り、龍生は一体何者なのか?どうしていきなり嫁と言うのか?そこを謎にして、耀の苦労と悩みを絡ませた展開となりました。

はっきり言って、滅茶ライトです。
お話もすごく単純で、よくある展開で何となくわかってしまうような。
ライトだから軽いかというと、ラブコメ部分のコメもラブも薄すぎて、シリアス部分もあっけなく、物語自体が薄っぺらになってしまっているような。
そういう意味で、深く入り込めたり共感したり感動したり爆笑したり、何かそういう印象に残るもののない単調な話になってしまった為、評価は高くないです。

とりあえず、主人公の耀はツンデレ流され型とはいえ、一本筋が通っているのが救い。
彼は本当は保育士になること。
その為に貯金をしていつかは実現したいと夢をあきらめていない。
そこがいいとことだと思います。
龍二については、家事はうまい、皆に好かれる、家族がいても耀を襲っちゃうと言う、いい人だけど強引な面も見られるのだが、その意図はラストまで明かされないにしても、何か深さが感じられないのですよ。
彼が耀の家を訪れた理由が判明する時、彼があれだけ深刻に悩んで苦しんでいた割には、あっさりと解決するのが拍子抜けしてしまうかも?
大体、龍二っていくつだ?

あまた貧乏努力物語はある中、妹弟はそれなりにいいし、父親の情けなくてダメっぷりで天然な部分もいい味は出ているので、彼等がコメディ担当部分なんだとは思う。

ということで非常に印象の薄い一冊となってしまいました。
無難というのは、大変に難しいです。

0

ほだされ系お人好し受

貧乏な澤井家の長男・耀。
耀は、病弱な父親に代わり、5人の弟妹のために、毎日アルバイトに家事に、と忙しい生活を送っている。
本当は、幼稚園の先生になりたいという夢もあったのだけれど、今の家庭状況じゃ叶えられるはずもなく、耀は諦めていた。
そんな耀の運命が、嵐の夜から変わり始める。
酔っ払い、玄関で行き倒れていた男・龍生をかわいそうに思った耀が家に上げてやると、いきなり耀に手を出してきた。逃げようにも相手の力は強くて、思うようにならない。
どうにか最後の一線は免れたものの、いいようにされてしまった耀は龍生に対して、警戒心バリバリ。
おまけに初対面なのに「耀の嫁になりたい」と言い出す。
戸惑う耀をよそに、お人よしの耀の家族たちは龍生に懐き、ますます龍生を追い返しづらい雰囲気に。

耀は、なんとか龍生がどうしてここにいるのか、何をしにきたのか、尋ねようとしたけれど、そのことさえも龍生の笑顔を見てしまうとどうでもよくなってしまう。

という話でした。
結局のところ、龍生は大企業の御曹司で、次期会長の座を継がないといけないのだけれど、そこから逃げ出して、同じように幼い頃に逃げ出した時に、プロポーズしてくれた相手の家までフラフラと行っちゃって、あらすじのような状況に至ったわけですが。
当然、耀は過去に龍生と会ったことなんて覚えてないし、ましてやプロポーズしたことなんて覚えてない。
それでも、「妻になる」と言い、健気に日々の家事をこなす龍生に次第にほだされていってしまうお人よし。

受けが抜けてるわけでもないのに、とにかくお人よしで、最後にはほだされちゃうんですが、最初の一回と最後に「家に帰れ」と言われた時の無理やり以外は、龍生も紳士だし大人しいし、で話のテンションとしてはほのぼの系でした。
兄弟もかわいくて、読んでて和みました。

ほだされ系お人好し受けがお好きな方にオススメです。

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