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Hong Kong dragnet
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ラストにかけて声を出して叫んでしまいそうになりました。
いつも通りすべて丸に収まるというエンドだとばっかり思って疑わなかったもんですから、衝撃のあまりうっかり泣いてしまいそうになりました。
ネタバレしないよう一応名前は隠しますが、多分読んだら誰のことだとわかってしまうと思います。
あとがきで松岡先生が仰っている通り、幸福の解釈は人それぞれ。
容赦ない展開ではありますが、決して不幸なラストではないと思います。
むしろこんな展開にならないと、あの二人は幸せにはなれないかもしれません。
ここにきてやっと立場とか、プライドとか色々なしがらみから解放されたんだと思います。
最後に二人がもしかしたら生きているんじゃないかという描写がちらっとありますが、私は実は彼らが生きていたというわけではなく自由になった二人が魂になってデートしてるんじゃないかと思います。
ストーリーの流れはいつも通りスピード感、爽快感ある内容でした。
ほんと面白いのでもっと続きが読みたくなってしまいます。
これで終わりなんて残念で仕方ないです。
というわけで最終巻!!年長組カプの落ち着き先が決まったかな。
人によってはアーッな展開なんですけど、
自分はヤクザものという時点でしょっぱい展開はあって当たり前だと思っていたので、
目頭は熱くなりましたが、泣くほどではありませんでした。
確かに悲しい人たちなんですよ、どうしようもなく。
でも人の血の上に立って生きているのが彼らの世界なんですよね。
実はこういった悪は必要悪でもあったりするんですが、そんな哲学的な要素は抜きにして考えても、
この人たちの立場は結局は悪人だ、ということを忘れてはならないと思います。
そこを冷静なまでに書ききった作者様には、この部分にはエンタメ要素と少し違う視点があるような気もしました。
突き放しているようにも見えるかもしれない、あるいは冷静すぎるかもしれな展開なんですが、
これこそが作者様の描きたかった二人なんだな、と感じました。
出会い方が違えば、あるいは生まれが違えば、あの年長カプも仲が良いとまではいかなくても、あんな愛し合い方をする二人ではなかったかもしれない、と思ったり。
マーゴやその他の悪人でさえも、出会い方が違えば、仲良くなれたんじゃないかなぁなんて思ってしまう私は多分隆之と気が合うと思いますw
でも人は様々な所属、や環境の中にいて、そこで必死に自分を誇示しながら生きている。
特にこういう世界の人達は。
どこに居てもシビアな世界ですねぇ。
最後に、色々なエンタメ要素満点だったのに、卜占の能力についてほどんど忘れられたかのような扱いになっていたのが勿体なかったなぁと思ったのでした。
まぁ話を広げすぎると収集がつかなくはなるでしょうけど、何となく惜しい気もしました。
ジェイソン×グレイグの最終巻になります。
目当てはアーサー&隆之カプの巻だったのですが…書店になくて、こちらカプが先になりました(・ω・;)
まさか、最後があの様な終り方とは予想していなかったので、HAPPY END好きには…モヤモヤでした(-_-)
※軽くネタバレがあるので、ご注意下さい。
こちらの4巻は、グレイグ(受)のミスから→部下に弱みを握られ→組織同士の攻防線へと言う流れになっています。(最初は隆之とアーサーの話が少し入っています)。
ミスと言うのも、ジェイソン(攻)がグレイグの家に進入し、グレイグの手を拘束してHしたのですが、グレイグの仕事用ボイスレコーダーにその行為が録音されていて…。
お疲れだったグレイグは、うっかり消し忘れて眠ってしまい→それを金に強欲な部下に聞かれて~な感じです。
この部下は、金に興味があるので、グレイグをどうこうと言う事はありません。
おかげで組同士の対立が起こり→ジェイソンはアーサーに破門されてしまいます。
そこから、ジェイソンの組とグレイグの組がドンパチ攻防し、2人は銃に撃たれ…。
最後のジェイソンとグレイグのシーンは読んでいて泣いてしまいました(ToT)
せっかく自由になれた矢先に…。
ジェイソンの「やっと手に入れた。お前は俺の物だ…」的なセリフに胸を打たれました。
本当に、このシーンのジェイソンの笑顔(挿絵)がなんとも言えず、涙してしまいました。
お話の最後には、部下から2人を見たとの目撃談も噂されるのですが、個人的には生きている可能性ありと願っております。
攻防戦をした館自体も対策バッチリな感じですし、どんな場所でもすいすい登るジェイソンですから生存可能性もありかなとヾ(^_^;
松岡さん作品「FLESH&BLOOD」に続いて、「H・K」でも泣かされてしまいました(笑)
本当に読みやすい作家さんだなと思いました(*^_^*)
セリフが主に流れるので、あまりぎっしりした状況説明もなくて、小説苦手な私にはとても良かったです!感情移入もしやすくて(^-^)v
※ちなみにHは2回です。
●最初の隆之(攻)×アーサー(受)→1回
●ジェイソン×グレイグ(手の拘束プレイ)→1回
エロエロでもなく、普通くらいでした。
またこちらの作品は、「全サ小冊子」も現在開催されているので、そちらでジェイソンとグレイグのその後が読めたらなぁ~なんて期待もしています。
【プチ情報♪】
「H・Kドラグネット書き下し小冊子 全員サービス」
キャラ文庫「H・Kドラグネット」全4巻のうち、2冊分(同じタイトル不可)の帯についている応募券&応募台紙+500円(読者負担)で応募できます。
●応募〆切→2012年1月5日(水) ※当日消印有効
※あくまで参考程度にして下さいね。
詳細方法は、文庫帯に載っていますよ♪