戸籍係の王子様

kosekigakari no oujisama

戸籍係の王子様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌19
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
9
得点
92
評価数
33
平均
3 / 5
神率
3%
著者
名倉和希 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高城たくみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522901

あらすじ

区役所の戸籍係をしている和海(かずみ)は、とても美形だがとても地味な性格をしている。 ある日、ペットショップで知り合った少女・麻衣(まい)が変質者に襲われそうになっているところに遭遇し、なんとか救出する。 その後、警察署に麻衣を迎えに来た父親と対面するが、彼――相津(あいづ)はなんとヤクザだった。 最初は警戒するものの、そのままの和海を受け入れてくれる相津に惹かれ出す和海だが……? オール書き下ろし。

(出版社より)

表題作戸籍係の王子様

34歳,シングルファーザーの組長
27歳,クオーターの市役所戸籍係

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

気弱な王子様

和海の容姿であればもっと自信家になるかと思いきや、逆に容姿のせいで自分を押しこめるように生きてるのが不憫だった。諦めてても傷つかない訳じゃないから。
麻衣ちゃんを助けた事で相津と出会うけど、仕事柄警戒するのは当然だけど押し切られてしまうのが和海らしい。
相津の強引さ麻衣ちゃん可愛さもあるけど、相津の事を考えてる時点で好きになってたと思う。恋心を自覚した和海が健気で可愛かった。
大内達の策略には憤りしかない。和海が意外に冷静だったし、相津の事だから何かしら対策はしてると思ったけど、助けがくるまではヒヤヒヤ。けど、相津の本気具合も分かったし気持ちを確かめられて良かった。
そこからの和海が吹っ切れてて、素直な感じが可愛かったです。
相津と麻衣に愛されて、充実した人生をおくれそうで嬉しくなりました。

0

ハートフルヤクザ×キラキラかつ地味な公務員

今年に入って電子化されたというこちらの本を読んでみました。
2011年11月発売なんですね。(12年前かぁ……。)

この作品は、市役所窓口にとんでもない美形がいたら……という発想で書かれたそうです。
とんでもない美形だけど性格は地味で、やたら人目を引く外見を疎ましく思っているという受けです。
ある日、変質者の魔の手から少女を救ったら、その少女の父親が実はヤクザ(攻め)で、すっかり親子に気に入られてしまって……。

攻めの娘、麻衣ちゃんが5歳児なのにやたらませてて末恐ろしいものが……。
未来の姐さんって感じだったわ。

攻めはオヤジ攻めって感じで、可もなく不可もなく……
奥さんいるのに浮気して離婚して娘引き取って…という過去持ちで、手が早いのは確か。
攻めが強引かつ、受けは結構流れやすいこともあり、なんだかんだとまぁくっついたなという読後感。


1

ハートフルヤクザ×地味美形公務員

ハートフルヤクザ物語?
イケメン子持ちヤクザと地味美形区役所公務員のカップルです。

タイトルからずっと気になってましたがやっと読めました。

麻衣ちゃんが可愛いですね。でも和海を自分のものとかペットの代わりみたいな事を言ったり、大人の情事の後の微妙な空気を物ともせずに無邪気に振る舞ったり。将来が楽しみです。

そしてそして和海。美形故のトラウマがあり辛い目にあってきて、ひっそり目立たないように地味に生きてきたんですね。なのに言い寄ってくる男女からつまらないと言い捨てられ。

でも相津はそのままの和海がいいと全てを受け入れ愛してくれましたね!

途中まではまるで和海の気持ちが愛人のようで。他にも女がいると思っていたので仕方ないのですが。
確かに相津も気に入ってるとか可愛いとかしか言葉にしてくれませんでしたしね。

でも会えなくなるとなったらやっと和海は相津を愛してると認めました。

そろそろ事件起こるだろうなという頃にやっぱり事件が。でもこれがきっかけで相津がいかに和海を大切にしてたかわかりましたね。
公務員とヤクザだからという問題は起こらなかったですね。

かわいいな、こんちくしょう(笑)
和海は相津に抱かれて乱れまくって。本当に好きな人だからだったんですよね。
お色気公務員!

美形故の辛い境遇のお話はBLに出てくる設定ですが、こんなに地味で真面目で鈍い美形の主人公が仲良し親子とほのぼの休日を過ごしたり、可愛い娘に癒されたりハートフルな展開は初めてでした。
かわいいな、こんちくしょう!

2

お色気公務員さんの恋

名倉和希さんのラブコメが好きです。今回は美人な公務員とやくざの恋でした。リアルなヤクザものは苦手なんですが、このヤクザは優しいヤクザだったので大丈夫でした。

なんといっても、ヤクザの相津と娘の麻衣ちゃんの掛け合いが面白かったです。やっぱり親子だと好みも似るのか、和海を気に入って取り合っているのが(自分がモテモテな受けが好きなので)萌えでした。また、相津はヤクザなのに、焼きもち焼きなのが可愛かったです。

和海の唇は相津専用だけどほっぺたは麻衣ちゃん専用なのが、あんまり納得いかない様子なので、大きくなったらまた取り合いになるのかなと将来が楽しみな最後でした。自分的には、麻衣ちゃんが男の子だったらもっと良かったな~と思いました。

5

娘さんの将来が楽しみです

俺様なヤクザ組長(子持ち)×ぼんやり天然な美人公務員のラブコメです。

いやー、登場人物みんなキャラが立ってて気持ちいいです。
特にお気に入りは攻めの娘・麻衣ちゃん。
超おませさんで、受けを狙ってて父親を牽制したりしていますw

出会いからお付き合いするまでに小さな山と大きな山が一つずつありますが
どちらも攻めが助け出してくれる、とっても王道で安心ストーリー。
小さな山場での攻めのメンチ切りイラストに笑えました。

受けは結構ウジっとしたところがあるんですが、なにぶん軽いテイストなので
全然気にならないと思います。
かる~く読めて、安心安全なラブコメ好きな方におすすめです。
私はとても楽しめました。

2

カプの割にライトなテイスト

ヤクザ×公務員というカプ的にもっとパンチの効いた(エピソード、イタすシーン、キャラ設定など)なのかな?と期待していたけれど、案外あっさりした雰囲気でした。
濃いようで、そこまで濃くなかったというのが正直なところ。
でも、名倉さん読みやすい!そして面白かったです!

良すぎる容姿のせいであまり良い思いをしてこなかった受。
大人しく目立たないように地味に生活していたのに、ふらりと寄ったペットショップで出会った小さな女の子との出会い、その後女の子が変質者にいたずらされそうになった所を助け・・・たらなんとパパは組の方面の方でした・・・という流れです。

受はおとなしい性格で、内向的な雰囲気なのに実は肉食系?と思わせられました。
イタすシーンでは結構貪欲に求めたり。
攻と自分の関係について、迷いながら戸惑いながらもじりじりと、求める気持ちが止められないという雰囲気。

攻は娘ちゃんに「ライオンさんのおかお」と言われるぐらいなので、見るからに肉食系です。
こういう分りやすい攻は読んでいて清々しい。
丸めこむように、有無を言わせぬように責め立てるのがいいですね。

ヤクザものなので、お約束な抗争相手の組に大事な人(受)が攫われてイタされそうになる、そこにタイミングよく助けに来る攻!
あとは気持ちを再確認しての、激しい愛の交歓・・・という流れです。
話にうっとりと浸りながら、一方頭の片隅では「現実世界ではヤクザと公務員が関係しちゃうのマズいでしょ!」と現実的な冷めた部分もあったりして読んでいる間ずいぶんと困りました。
それでもBL世界だから許される恋物語に浸る比重のが多いのですけれど。

1

組長×公務員

ヤクザさんと付き合ったら、
公務員の仕事を続けるのは問題になるのでは・・・
なんてちょこっと、考えてしまいましたが、気にしない!

クオーターで王子様的外見にコンプレックスを持っている
中身は地味でまじめな公務員、和海。
ひゃんなことから、小学生のかわいい女の子と知り合いになり、
そのまま父親、相津に会ったら、なんと、ヤクザでした。
父親と娘に気に入られ、一緒に過ごすようになり~というお話。

いいな~と思ったのは、和海の性格です。
ネガティブな訳ではないのですが、自分の内面に自信が無いので、
自分は相津の愛人の1人なのか?
飽きられるのではないか?
と悶々としてしまうところが、何とも愛らしい。
見た目が王子的で大人のカッコよさがある分、
その性格がギャップで楽しいかったです。

和海のこれからの組での生活を考えると
ワクワクします☆

0

この人は戸籍係はダメでしょう(笑)

誰もが振り向かずにはいられないほどの美形の
公務員とヤクザの組長とのラブロマンス。
戸籍係の世界一似合わない外見の受け様は
祖父が外人のクウォーターだが見た目はハーフ
そのものでとても派手で目立つ外見をしているが
中身は地味そのもの、幼い時に外見でいじめられた
コンプレックスのせいでかなり内向的な性格。
外見に惹かれ付き合い始めるがいつも地味な中身の為
フラれてしまう受け様は、寂しさを紛らわす為に
ペットショップへ、そこでとても可愛い子供に出会い
仲良くなるのだがある日その子供が変質者に
襲われそうだったところを助けるが
その子の父親はヤクザの組長で・・・
何故か気に入られ、懐いている子供と3人で毎週末
遊ぶようになってしまう。
受け様は初めは苦手だった攻め様に好意を抱き・・・
受け様を気に入ったと言いながら流されるように
関係を結んでしまう受け様。

でもいつも付き合っては面白くないとフラれる
受け様は自分に自信がなくて、それに攻め様から
言葉で何かを告げられてもいないしと落ち込む。
身体の関係を続けているときに、しばらく会えないと
攻め様に言われ・・・・
でもそれは組関係のもめ事が有る為だと言われ
納得するが不安はいつもあって。
そんな時同僚の罠にかかり攻め様の敵対する
組織に拉致られ危うくAVと言う流れの中
攻め様に助け出される受け様。
そこからは互いの気持ちを~~

でもこの組長の攻め様と娘のやり取りは
かなりシュールでしたね(笑)
いつかは父と娘のバトルなんてのも・・・
想像は付きませんねぇ、楽しいお話でした。

3

父と娘で将来奪い愛決定v

祖父の外国の血が色濃く出た為に王子様のような外見の市役所勤めの主人公は、婚姻届を出しに来た花嫁がボーっとしてしまうほどのイケメン。
だけど、ほんとうの中身は実に地味で鈍感なごくごく普通の人。
そんな彼が、癒しを求めて訪れたペットショップで出会った少女が変質者に襲われそうになったのを助けたことから、その父親(ヤクザ)と共に気に入られ・・・という始まりのお話。

随所のユーモアあふれる会話が笑わしてくれるけど、お話としてはまるでお手本のようなその展開に、話の山や谷の作り方がうまいなーというのが印象です。
この出会った幼稚園児の少女の会話というのがちょっと子供らしいおませさんな部分が、それに絡む会話に笑いを与えている。
前半部分はユーモア路線で、中盤になって主人公が心を乱されるあたりで切ないキュンが、後半への盛り上がりで事件が起きて、そしてそのままハッピーエンドに持ち込んで、娘と父親の主人公争いを匂わせてクスっと未来を予感させる。
という、実に実にわかりやすい組み立てなのです。
しかしそれが稚拙で平凡かというと、そうではなく、きちんと話に引き込まれ主人公達に臨床感を感じて一緒にドクワクするのです。
ものすごく意外!とか驚愕の!というのはないけれど、名倉さんらしいユーモアの入れ方は好きな文章です。

助けた少女・麻衣ちゃんは、すっかり和海を気に入ります。
麻衣の父親・相津はヤクザの組長で妻とは離婚しています。
跡を継いでから色々ゴタゴタがあって娘を構ってやれなくて、最近やっと落ち着いたので娘との時間を過ごせるという矢先の和海の登場だったわけです。
見た目はイケテルけど、すごく謙虚で欲がなくて、何かあっても割り勘を言いだす和海を相津が可愛く思わないはずがなくw
娘を遊びに連れて行くのに毎度、和海を連れていくので、この親子との距離が近づいていくんです。
初めて二人がエッチをするシーンなんですが(その後のエッチもですが)「えっ、えっ、、」って及び腰の和海が最中に積極的になってエロい子になってるのにニヨニヨしますv
それで和海が、バツが悪くて相津を遠ざけると相津が和海の元に通うようになりという、段々と恋人になっていくのですが、
和海が恋する人になって、相津と別れた後に涙するシーンとイラストは思わずキュンときちゃいます!

元来が、名倉作品びいきだからかもしれないですが、軽く流す部分や突っ込みなど一切なく読めたので・・・(というか、流していいところとか比重を置く部分のバランスがきちんと分けて比重が置かれている理由に納得できます)

麻衣ちゃんもさすが、ヤクザの娘らしく”、パパライオンさんのお顔になってるよ”とか、”和海ちゃん食べちゃダメよ”とか、その血筋の片りんを見せるセリフが楽しいです♪

2

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