ダブルファーザー

double fathers

ダブルファーザー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×212
  • 萌12
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
9
得点
112
評価数
35
平均
3.4 / 5
神率
14.3%
著者
砂床あい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
ダブルファーザー
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784799710388

あらすじ

エリート会社員でバツイチの知章は、亡き元妻との子供を引き取ろうと目論むが、なぜか再婚相手の英司とわが子と三人暮らしすることに!
年下のくせに知章には超厳しい態度の英司。価値観があわずケンカが絶えない毎日だけど、一緒に暮らすうちに知章は英司の優しさと天涯孤独な身の上を知る。
反発は気づけば愛情、そして欲情へと変わり──!?
会社ではデキる男なのに家ではママに全敗(夜だけ勝利)なパパの幸せいっぱいファミリーラブv

(出版社より)

表題作ダブルファーザー

34歳,バツイチ子持ちの商社マン
29歳,元妻の再婚相手で図書館司書

レビュー投稿数9

2人のパパの子育て(*^^*)

珍しい攻め様視点オンリーの子育てBL(*^^*)

攻め様はエリート会社員でバツイチの知章。
元妻の葬儀で我が子、織斗の存在を知り、元妻の再婚相手で織斗の養父に引き取りたいと申し出る。
この養父こそが受け様の英司。

まずは織斗に懐いてもらおうと、英司と織斗で仲睦まじく暮らしている家に、とりあえず同居することにした知章。

最初は、利己的な合理主義の知章が、めっちゃ嫌な男でして。
いや~これは旦那としても父親としても、ダメダメじゃね!?と。
でも、一緒に過ごしていくうちに、だんだん変わっていく姿がよかった(≧∇≦)
父親としての愛情や覚悟が育って、成長していくのに、うんうん、とにこにこでした。

また、最初はピリピリモードたった英司も、強がりの下の可愛さ、脆さを見せてくれて、にやにや(*´艸`*)
普段は色気のいの字もない様子なのに、その気になったらめっちゃ色っぽいなんて、反則♡
さらに、愛のあるえちには不慣れで、可愛がられるのに恥じらう姿がさらにいい(*>∇<)ノ
今までどんな相手と付き合ってきたんだ、と受け様のこれまでが切なくて、自分が愛の営みを教えて可愛がるんだって思っちゃう攻め様とか、好きなんですよ(*´ω`*)

織斗もいい子だったし、これからは3人で仲良く幸せにね(◍´꒳`)b

0

がんばれパパ!

子育てBL小説は色々読んでいますが、今のところ一番好きな作品です。
少々のドリーム展開はあるものの、全体的に地に足の着いたストーリーになっていて、安心して読めます。育児をナメくさった嫌な男だった知章(攻)が実の子にも英司(受)にも邪魔者扱いされる序盤から、三人が一緒に暮らす「家族」になる終盤まで、なんだか知章が健気で応援しながら読みました。
ベッドシーンでは英司がひたすら可愛いです!
この作品は知章視点で描かれていますが、物語としては、英司視点で描かれる続編「ステップファーザー」で完結していると思うので、ぜひ二冊とも読んで欲しい作品です。

6

ダブルパパ

最近、子持ち物にハマりつつこの作品が気になり手に取りました。
実の父×育ての父もので、子育て・苦悩・絡みwとバランスよく
描かれていて満足できました!
どれかが偏り過ぎると、物足りない話になるのですが
面白く描かれていて大満足でした

一番自分で「おぉ!」と思ったのが、受け様…綺麗系の男性で
控え目なのかと思いきや…絡みの時は積極的で素敵でした!
綺麗だけでは済まされませんw

攻め様は男っぷりがよくてかっこいいです
子育ての方はまったくですが、デキル男です

反発しあいながらもお互いが認め合い
楽しめた作品でした

1

元妻の葬式で見たのは自分の子供!??

電車で読めるけど背表紙の小窓でチチクリあってるのでそれを手で隠せばダイジョウブ(読むなや!
ややさんの絵がとってもイイ!!!

攻めの家庭に不向きな感じとツンでツンツンなお料理上手で子供を可愛がる受けと実父より「えーじ」がいいとぬかす可愛い息子のオリトがコミカルでせつなくて幸せでよかったです。

元妻の葬式で見かけた妙に色気のある人前で泣くことにためらいのないその姿にとまどう攻め・・・・とその横に自分の幼き頃にそっくりな子供がいて・・・・。

攻めの合理的で無駄のない考えよくわかります。思いやりがないつもりがさらさらないとかわかるーー。そんな自分勝手な攻めに血はつながってなくてもオリトを唯一の家族として守ろうと受けがツンのツンツンとはじき返します。
なんやかんや攻めを邪魔者扱いするけど、朝ごはん作ってくれたり、朝起こしてくれたりオリトとの中を取り持ってくれたり・・・。オリトと3人で囲む食卓、小姑ぽくてうざいはずなのにそれが心地よくて・・・。
攻めと受けがオリトのことで険悪になるとオリトが悲しんでしまうところがキュンとしました。

えーじの「こうなる予感がした・・・」というのは具体的には説明されてないのですが二人はあの葬式ですでに運命の出会いをしていてお互い子供を挟んでライバルでありながらも魅かれあっていて知章がえーじの家庭的でタイプのツンツンに魅かれたようにえーじも知章の暮らしていく中でオリトを思う気持ちや時より素直な一面を見せられ魅かれあっていたんだなぁときゅーんとしました。

8月に新刊がでるのでとっても楽しみです!!!

3

イケメン&イクメン&家族愛ものです

以前から気になっていた作品なのと、大好きな桜城先生のカバーイラストに惹かれて購入です。

内容は、俺様エリート会社員&バツイチ攻×艶やかツンデレ司書&子持ち受のお話です。亡き妻の子供を、自分の人生設計の道具として再婚相手から引き取ろうと目論むのですが、何故かその再婚相手とわが子の三人で暮らすことに…。
攻めのエリートサラリーマンは、最初は自己中で父親として駄目な男なんです。でも、受け様と子供と接する中で、パパ父として成長していきます。受け様は、ママ父として完璧に見えているようで、実際は内面に深い闇を抱えています。そんな2人が、子供を通じ三人で生活する中で、お互いにぶつかり刺激し合いながら、少しずつ本当の家族として変わっていきます。涙もろい大人2人というのも、人間味があって好ましい所でした。 このお話は、攻め様視点で描かれているのも良かったなあと思います。最初はヘタレ気味だった攻め様が、人生で始めて、愛しいと思える人に出会えた事で、父性と愛に目覚めて自分が護っていく為に強くなろうとする…その葛藤が丁寧に描かれていて、カッコいいんだけど、可愛い男の印象を与えたのも良かった所です。最後は、籍云々老後の介護云々の話も出て、リアリティさが出ているのも私は嫌いじゃなかったです。反対に繊細な文書に感動してしまいました。ここが砂床先生の魅力だといつも思います。

ツンデレ好きな方、大人の男同士のお話が読みたい方、攻め視点の話が好きな方、家族モノが好きな方にはオススメかなあと思います。

1

ママ父とパパ父

砂床先生の作品大好きです!『一途な夜』で嵌ってこちらの作品を読ませて頂きましたが
これも面白かったです。
砂床先生の攻様が好きです。なんか、男前で、経済力もあってモテ男なんですが
話が進むにつれ段々キャラが崩れて行くのがなんとも(笑)
こちらの攻様も最初は2枚目設定だったはずなのに受様のことを好きだと認めてからは
「もー、ママエロすぎ。パパ頑張っちゃたよー」とか言ってますwww
勿論イチャの後です。因みにママは受様です。
ママの方はゲイで職場の上司と不倫関係なんかにあって、淫乱さんです。
それをノンケのパパが公正させるんですよ。愛で!
淫乱受様が嫁になったら旦那冥利につきるってもんですよね~
こちらの受様も料理上手・床上手です。
パパは結構一途なので幸せな家族であります。
こちらの番外編が『シークレットビーボーイ 砂床あい限定本 Sweet Heart』
の方に載っているのですが、それがすっごく良かったです!
ツンデレの受様ですが涙腺は非常に弱いんですよ。こちらの短編でも泣いておりました。
勿論嬉泣きです。
攻様が提出は出来ないけれど受様に婚姻届を渡すんですよ~
夫の欄には攻様の名前が書いてあり、証人の欄には攻様の血をわけた子供の織斗くんの
名前が書いてあって。
ママ号泣するって!(T T)
ほんと可愛いママです。

5

攻めの成長、恋愛、育児がバランス良く書かれています。

いつも利用しているお店の独自のフェアの時に、
出版社ペーパーがまだ付いている時に購入しました。
読み終わって間もなく出版社の母の日・父の日フェアが
開催されたので、困りました。

読み終わって、「BL作品を読んでいる」というよりも
「夫(攻め)の成長記録を読んでいる」という印象が強かったです。
それに付随する形で恋愛とBL要素が入っている
という感じがしました。

攻めの成長記録、BLならではの恋愛要素、子育てが
バランス良く書かれていると思いました。
イラストも良かったです。

攻めは離婚後に疎遠になっていた前妻の葬儀で見た子供を
自分の息子だと言って現夫である受けに直談判しに行きますが、
いくら自分の都合だけしか考えていないとはいえ、
受けの家に乗り込んでいく攻めがある意味すごいと思いました。

受けや子供に拒絶されたところから始まり、子供が懐いたり、
受けに認められるまで、様々な問題を乗り越え、
ようやく家族として受け入れられるようになって、
本当に良かったと思ったし、安心しました。

攻めには、今度の結婚生活は失敗しないでほしいと思いました。
受けには、今の生活が末永く続いて行ってほしいと思いました。
息子には、攻めとも もっと仲良くなってほしいと思いました。

今回の評価は、あまり迷わず「萌」です。
この本を読んだ時点では、二人の父親と子供のパターンの作品を
読んだことがないため、類似パターンの作品と比較してみて
どうなのか判断が出来ないので、今回はこの評価にしました。

2

子供に向き合う事で本当の父親になるのです

離婚した妻の葬儀で目にしたのが
別れた妻の再婚した夫と
自分にそっくりな男の子の姿。
子供は出来なかったはずなのにと・・・
そして間違いなく自分の子供だと分かった攻め様は
元妻の再婚相手の家に、息子を引き取りたいと。
でも、頑なに拒まれ、そして息子にまで断られ。
弁護士の仲裁でしばらく同居する事になった3人。
初めは、再婚や子供だけでもと言う両親への
面倒から息子を引き取り、跡継ぎにしたいという
思いだけだった勝手な攻め様。
元妻の再婚相手である受け様から子供を取り戻す
事だけを考えていた攻め様と受け様は衝突を
繰り返していきますが、受け様の人となりを知るうちに
可愛いと思い始める攻め様。
それと同時に息子も徐々にではあるが懐いてくれるように。
そんな時に保育園から息子が腹痛だと連絡が。
でも、会議を控えて抜け出せず、息子は入院。
病院へ駆け付けた時に、攻め様から父親失格と
罵られ、今まで以上のケンカをしてしまう。

受け様と元妻とは偽装結婚なんですよね。
受け様は筋金入りのゲイだったのですが
家族には恵まれなかった受け様にとって
疑似家族でも妻と息子との関係は幸せだったのです。
そこへ子供の実の父親である攻め様が現れたことで
動揺してして攻め様にかなり冷たくしてるのです。
でも、だんだん攻め様に懐いていく息子に
寂しさが出てくるんですよね。
そして不倫相手の職場の上司との関係を見られ
受け様はこれ以上ない程動揺してしまう。
攻め様は、その事実にショックを受けますが
そこで自分の受け様に対する気持ちにも気づく。
エリートで順風で多少傲慢だった攻め様が
息子と受け様と過ごすことで本当の愛情に気づく。
でも、受け様にはなかなか信じて貰えないのです。
つらい経験をしてきた受け様も臆病なんですよね。
そしてかなりのツンデレさんでもありました。
子供が二人をママ父とパパ父でいいでしょうなんて
なんとも小憎らしいナイスな言動もあって
ラストは甘めのでコミカルでしたがこれからの
3人での幸せを予感させるような終わりでした。

4

パパ父×ママ父

元妻が亡くなった葬儀会場に行くと、涙にむせぶ寡夫となったその夫の傍らに立つ子供は、どうみても自分の遺伝子を受け継いだ容貌!
離婚後、実家からの再三のうるさい縁談の催促にうんざりした主人公・知章は、その息子を手に入れて面倒事から逃れようと画策するが。
断固拒否する継父である栄司の元に乗り込んで、何とか息子を手なつけようとするのですが・・・

今までのシングルファーザーものと違って親権争いが絡んだ始まりのシングルならぬダブルファーザー(題名うまい!)
もちろん、打算で家に乗り込んできた知章に全く勝算はなく。
だって、離婚した理由も仕事一辺倒で家を顧みず・・・それは妻を尊重してという建前はあるかもしれないが、家族というものを軽んじている風はいなめない。
一方、息子が懐いている栄司は、ちゃんと息子も血がつながった父親でないとはきちんと認識している。
しかし、家事をきちんと行い、食物アレルギーのある息子の為に毎日お弁当を作り、母親の代わりをこなしているから親としては文句のつけようがないのだ。
おもしろくないから、つい何だかんだ言っては栄司を怒らせたり、そして、泣かせたり。

ネタバレで申し訳ないのだが、すでに主人公欄で明確になっている通り、栄司がゲイであるというところがポイントである。
しかし、知章が栄治をかわいいと思い好きを意識するのは日常生活においてであって、決してゲイであることを知ったからではない。
逆にそれがはずみになって、すれ違いを生んだりもしたが関係を進展させることにはなっている。

しかし・・・
知章は純粋に英司をかわいいと思い好きにはなっているようだが、栄司は家族が欲しかったのです。
特に知章が特別ということではない、、そこが気になって。
ゲイで家族に恵まれない彼に家族を与えてくれた元妻。
彼に残された唯一の義理の息子は手放したくない、知章に自分の大事な唯一な家族を奪わないでほしいという、何か憐れな感情があります。
それが理解できないでもないですが、まあ、彼がツンデレですごく恋愛ベタで、恋愛と家族と性欲と、全てが切り離されている人なのが寂しいなと思ったのです
だから、最後の結末としても家族を作ろうと、栄司に介護まで、、、などという言葉を放っている。
あまり恋愛とは考えない方がいいのかな?
結末として、母親役を担う”ママ父”と、父親役を担う”パパ父”とそれで家族になったというお話。
いっつも、こういう恋愛はどうなのか?と思われる作品は、いいじゃないの、彼等がそれで幸せならば、、、な主人公任せの結論に達するのである。

知章は、相手が女性ならばきっと全てを女性におしつけて自分で何もしない人だったと思われるので、それが相手が同じ仕事を持った男性で、それが母性が強くて母親のような気遣いもできる相手ということで、やはり女性とは違うパートナー感から切磋琢磨していい父親になれるんだろうし、
ゲイの栄司としては、偽装でない伴侶と息子を手に入れることができたのだし、
家族が出来る物語に重点を置いたのだと考えた方がいいのかな?
いや、そういう物語だったのでしょう。

3

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