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この続編にあたる「熱病の花」を読んで購入。
一番の萌えポイントは年上の受け・七飯(ナナエ)が時々漏らす若狭方言と、
北陸のひなびた日常空間だったんですが(笑)
続編の「熱病の花」に比べると、そうした細かい描写が浅い。(残念)
サスペンス的なトリックも展開としては悪くないんだが、文章の溜め不足というか、
流れや展開が雑然と列記されている感じで、退屈なミステリー小説といった感は否めない。
ここぞという緊張感に欠けます。
続編の「熱病の花」がなければ、「中立」評価ですが、
「熱病の花」でより色彩感の強い繊細な世界が展開されているので、その前哨節として「萌え」。
「熱病の花」とセットで読むことを強く推奨いたします。
…って、「熱病の花」はまだ絶版のままなんだっけ?
新装版が早くセットで出るといいですね。
今作品は大人向けでのお話だったとあとがきでも書かれていますが、
まさに、そんな雰囲気です。
エロ場面がなければ2時間サスペンス系とか冤罪や時効の
ドキュメンタリーとかがイメージとしてしっくりくるかも。
まぁ、犯人と思われる人は亡き兄の親友で兄の意思を継ぐような形で
受け様も新聞記者になり時効まじかな事件の真相解明に躍起になる。
そんな中で知り合ったのが新聞社で利用する居酒屋の青年。
何かと受け様を気にかけ、心配してくれる攻め様に年上なのに
気が付けば甘えてしまう自分に戸惑う受け様。
攻め様から求愛され、拒む気の無い自分に呆れながらも恋人に・・・
時効寸前の事件の真相を唯一知っているのは、被害者の当時5歳の子供。
その子供の行方を捜して受け様は過労で倒れるまで調べる。
それを身近で見ている攻め様は、必死で止めようとするのだが・・・
愛する人に真実をなかなか伝えられない・・・
知らない内に愛する人を追いつめていた・・・
テーマも重い感じなのですが攻め様の年齢よりも無邪気な感じが
後半なんだか胸に痛みを覚えるようなお話でした。
個人的にはヘビー系のお話は不得意なので評価低めですが、
これは単に好き嫌いの問題だと思います。