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地元を離れようやく羽を伸ばせた奎斗。それなのに、一緒に住む美形で優しい先輩・賀津が奎斗の抱える秘密に気づいたようで…?
himitsu yori gouin
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いつもビクビクしてるような小動物系の受け様と
精神的Sな攻め様の強引なラブストーリーでした。
今の受け様からは想像できない過去の秘密をひた隠して
大学生活を送っている受け様が父親の再婚を期に家を
出ることに、それを親友に相談したところ何故か
親友の従兄弟でサークルの先輩のマンションで3人で暮らす事に。
受け様にはとても優しい先輩でスキンシップは激しいが
甘やかしてくれる存在に心を許すようになります。
でも、自分には優しい先輩が従兄弟の親友には何故か厳しく・・・
一緒に暮らすうちに自分の過去の秘密を先輩が調べている事が
解り、徐々に追い詰められて挙動不審になる受け様。
そんな受け様を優しく宥めながらも徐々に追い詰める。
攻め様は、やっぱりかなりSが入ってました。
結局、はっきりした言葉もないままに脅迫めいた雰囲気で
流されるように抱かれてしまいます。
攻め様からはっきりした言葉も無くモヤモヤする受け様。
きっとそれこそが可愛くて仕方がない、困った顔や
泣き顔を見るための攻め様の愛情表現です。
目いっぱい行動で愛を囁いているのですが受け様は不安。
後半は攻め様の弟まで出てきて受け様かなりパニくるのですが
最後はきっちり恋人宣言で甘々展開です。
わたしの中でのきたざわさんは『年上攻め』という印象で、『年の差』好きのわたしはもっと自分に合えばたくさん読みたいんだけどなあと常々思っております。
なぜきたざわさんが苦手だと感じるのかは、わかっているのですが…
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受けの奎斗は綺麗に整った顔立ちの大学一年、18歳。
小さな秘密を持つために、毎日平穏無事に生活できれば良いと考えているマイナス思考の持ち主で小心者。
攻めは奎斗の友人・太智の従兄弟で、超美形の賀津。
院生で、奎斗も所属するサークルの主催者。
裕福な家庭で、父親所有のマンションで一人暮らし中です。
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賀津とはサークルの後輩として当初顔を合わせますが、その後、父親の再婚を機会に家を出たいと考えていた奎斗に、賀津のマンションへ太智が同居を進めてきます。
流され系の奎斗ですが、またそこはかなり流され過ぎ。
そしてきたざわさんお得意のグループ生活です。
奎斗はとある秘密を抱えているのですが、これはねえ唯一この作品で驚かされた設定ですね。
いやあ、思いもよりませんでしたよ(苦笑
きたざわさんの書かれる攻めは好きなことが多いのですが、今回の賀津が一番好きかもしれません。
受けには甘ったる〜いスキンシップを駆使しつつ、実はドSという素敵設定。
このスキンシップがねえ、もう、『わたしにもお願いします!(イケメン限定)』という。
ただそのドSという、攻めの美味しいメインイベントであるエッチなお仕置きシーンはなにゆえカットなの?
ハッキリ言って意味わからん!という感じです。
そこで朝チュン持ってくるなんて、ありですか?(泣
他人から「奎斗ってビビリだね」と言われるのと、自分から「俺チキンだし」と言うのとでは、こちらへの印象がだいぶ違います。
ひどく卑屈に感じます。
確かにそういう設定らしい(後書きにもあります)のですが、行動でなく自分で言っちゃうのは残念。
きたざわさんはそういう作品が多くて、行動で表現せず自分または周囲がセリフで説明してくるので、その辺りの書き方が基本苦手です。
漫画と違いページ数があるのだし、地の文で表現してこその小説ではないかなあと。
今回は読み進めれば奎斗の心情や様子でビビリなのは充分伝わってきますので、序盤に自分で説明させなくても良かったのではないかなあ。
そして奎斗の幼馴染みで六つ上の理央は、スピンオフでも出すのかな?というほどしっかり描写されておると思いましたら、出てましたね。しかも受けで(苦笑
意外でした。
初めて挿絵のお仕事をされたという神田 猫さんですが、カラーがすごく可愛らしいです。
表紙も口絵も。
モノクロも同じようだったらもっと良かったのになあとは思いますが、S入った攻めとヘタレ受けが表紙だけで伝わってくるのが良かったです!
きたざわさんらしい作品だと思います。ちょっとトラブル(?)もあって、でも甘くて、受が可愛い。そういう『わかりやすさ』もきたざわさんのよさだと思うので、そこには不満はありません。受のタイプがいつもとちょっと違いますしね。
ただ・・・なんかしょっちゅう同じこと言ってる気がするんですが(きたざわさんで、という意味ではなく)攻に魅力を感じなかったんです。これは、私が受のタイプで作品を選んでしまうことが多い以上、避けられないのかもしれませんね。
とにかく、なんだかんだ言ってても奎斗(受)は好きなんです。あまりにも過去の姿と今のビビりようにギャップがありますが、追い詰められて爆発するというのは十分あり得ますし、まして当時の奎斗には、頼れる(年上で、血縁ではないけれどそれに等しいくらいの)ブレーンともいうべき理央がいたわけですからね。
ただやっぱり、賀津(攻)の魅力がわかりませんでした。もともと私が『強引』や『S気質』がとにかく好みじゃないというのも大きいんでしょうが。
奎斗に対してもそうですが、太智への態度がまた気分悪かったんですよ。他人をいいように動かして(扱って)いる不遜でイヤな男としか思えませんでした。ホントにあくまでも私の個人的な好みなんですが、こういう思わせぶりな、変に上から目線でひとを弄んでるようなキャラクターは、悪趣味でキライなんです。
理央は電話だけのわりには存在感ありましたね。続編では主役(受)になっているようですが。それに引き換え太智が哀れでなりませんでした。最初からそういう立ち位置のキャラクターと言えばその通りなんでしょうけど、あまりにも酷過ぎですよ。せめて暴走する嘉津を諫める(諫められる)キャラクターにしておけば・・・と思ってしまいました。嘉津は確かにキライなタイプなんですが、ストッパーがいなくて唯我独尊なところが何よりダメだと感じましたから。
いやでも、作品としてはそれなりに好きなんです。
奎斗はとある秘密を抱えていて、息を潜めるように生きてきた。
そんな奎斗も大学一年生になり、太智という信頼できる友人もでき、ミステリー研究部という少し得体の知れないサークルにも入った。
奎斗の大学のミステリー研究部は、ミステリー小説などの話をするのではなく、街に流れている民間伝承や、噂話を調べることを主としてやっていた。
そこに創立者兼OBとして未だにトップに立ち続けているのが、太智の従兄でもある賀津。
賀津はミス研の入部に試験を設けないといけないほどの人気がある。
そんな賀津が、「部屋が余っているから」という理由で太智と奎斗に同居を持ちかけてきた。
折りしも、奎斗は父親が自分を3つしか離れてない女性と再婚するのをきっかけに気まずさから家を出たいと考えていたが、そんなに他人に迷惑をかけてはいけない……と一旦は断るものの、太智と一緒なら、と最終的に了承をする。
賀津が出した条件と言うのは、家の中のことに慣れている奎斗に家事をしてほしいということだけ。
それならば元々父子家庭で育ってきた奎斗にとっては何の違和感もなく、受け入れることの条件で、こんなに至れりつくせりでいいのかと疑問に思うけれど、優しい賀津の眼差しにほだされるように次第に慣れていった。
ところがある日、奎斗が抱えている秘密について賀津が調べていると知り、奎斗は次第に不安になってくる。
そんなさなか、賀津が奎斗の身体を求めてきて、奎斗は拒みきれず……
という話でした。
ちょっとぼんやりさんだけど、とんでもない(といっても暴力沙汰なだけですが)秘密を持つ奎斗と。
優しくて甘々に見えて、実は鬼のように厳しい賀津との甘いお話でした。
ちょっとした「秘密」のアクセントはあったのですが、これは別になくてもよかったような気もしますが。
それで青くなったり白くなったりする奎斗を楽しむ賀津が悪趣味であることを強調できればよかったのかなー……? と勝手に考えてみたり。
最後はきちんと告白されてハッピーエンドでした。
個人的に不満が残る点としては、実は奎斗には「理央」という留学中の年上の幼馴染みがいるんですが、その彼がもうちょっと張り切っちゃったり、邪魔しにきてもよかったのかなー……と。
最後まで彼は、きちんと奎斗の保護者でした。残念。
神田猫先生の挿絵&表紙でホイホイされて手に取りました
あらすじを読んで受け様はどんな秘密を抱えて怯えているのかと
ワクワクしながら読んでいきました
自分なりには昔痛い目にあった関係かと思っていたのですが
違いました!逆だったんですね(;´∀`)
受け様のビクビクしながら生活している様子が
楽しく読める作品で、受けがチキン設定がモロに出ていて
面白かったです!
そんな受け様にちょいちょいちょっかい出してくる感じの
知的眼鏡な攻め様w
個人的にはもう少し攻め様のジワジワくる嫉妬心を
もう少し読みたかったかな