キスは子供が寝たあとで

キスは子供が寝たあとで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
2
得点
10
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
0%
著者
日向唯稀 

作家さんの新作発表
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イラスト
鹿谷サナエ 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784774724423

あらすじ

慣れぬ三歳児の子育てに四苦八苦の恭輔。だけど
気になるのは別れた恋人の航平の事ばかりで……。

突然の事故で両親が他界し、幼い妹を育てることになった航平は
この三年半というもの、がむしゃらに育児と仕事にがんばってきた。
こうして無事にすごせてきたのも幼なじみで恋人の恭輔の存在が
あったからだが、最近ではますます二人の時間が削られ、
不満が増すばかりになっていた。
そんななか些細な喧嘩から別れ話になったのだが
恭輔も三歳の甥っ子の面倒を一人で見ることになって……!?

(出版社より)

表題作キスは子供が寝たあとで

コスメ会社の調香師
妹と二人暮らし幼稚園教諭

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

がっつり子育て

シングルファーザーものを最近よく見ているのですが、その子育ての苦労をしっかりと切りこんでいるお話というのは実に少ない。
その点でこの本の話は、実に母親からすれば当たり前の子育ての苦労が登場して、それが働く男性であるがゆえに苦労しているという面が、描きだされていて、また、女性視点からも多いに共感するものがある子育てものになっているに違いないです!
そういう意味で、萌えとかそういう部分は薄いんですが、友達~♪みたいな本でした(?)

すでに主人公・恭輔と航平は恋人同士なんですが、航平の両親が亡くなった事で、歳の離れた園児の妹姫華を幼稚園教諭をしながら航平は育てています。
そんなある日、恭輔が航平に妹と一緒に引っ越して来いよと言った事が、発展して俺が養ってやるからお前は家事と育児に専念しろという話になり、それは激しく航平の怒りを買い、二人はケンカ別れをしてしまうのです。
仲直りのきっかけをつかめないまま、突然恭輔の妹の子供風雅が恭輔に預けられ、恭輔は子育てに悪戦苦闘することになるのです。

子供を育てる苦労を身をもって体験する恭輔ですが、それだけじゃなくて、仕事との両立にもよって、航平がどんな気持ちでいたか自分の言葉がいかに不用意だったかわかるわけです。
しかし、その反省だけで上手くいくはずがなく、そこに勘違いやすれ違いが発生して、一筋縄でいかないのが、男の矜持というものかwww
しかも、航平が鈍感ちゃんで実は色々な男性に粉掛けられていたという事実もww
子供の存在も多少デフォルトさせているものの、女子はおませさん、男子は甘えん坊、そんな使い分けで上手く絡ませていました。

元来が恋人同士であったが故の、がっつり子育てお仕事展開は、実に共感を呼ぶものでしたよ。
163Pの風雅の絵は怖いです(爆)

1

子育ては人を大人にするのです

いつの間にかすれ違っていた恋人同士が             
子育てをする事で二人の絆を深く結びつけるお話。
受け様と攻め様は幼なじみの恋人同士でラブラブだったけど、
突然、受け様の両親が亡くなり歳の離れた園児の妹の面倒を見る事に。
攻め様は仕事に忙殺され、受け様は慣れない子育てと仕事でお疲れ気味。
会う事もままならない二人の関係に、攻め様は同居を持ちかけ、
更に、しばらくは専業主婦でもと・・・・
これは、中盤でわかるのですが攻め様のプロポーズだったけど
受け様は、色々なストレスを一人で抱え込んでいた為
攻め様の気持ちを家政婦替わりにするような誤解をしてしまい
二人とも、売り言葉に買い言葉で応酬した挙句別れる事に。
そこへ、攻め様の甥っ子で受け様が勤務する幼稚園の男の子が
来て、攻め様はひょんな事から急遽、甥っ子の面倒を見る事に。
お互いが既に別れるなんて言ったことを後悔しているのですが
どうにもタイミングも状況も悪く、必然的に距離を置く事に。
攻め様は、甥っ子の面倒を見る事で今まで知ろうと努力して
いなかった、受け様の子育てがいかに大変だったのか身を持って
理解し、頑張って育てる事で受け様に見直してもらいたいと・・・
受け様は、初めこそ心配していたものの、攻め様が完璧に
子育てするほど、誰に手伝ってもらっているにかと疑心暗鬼に。
まわりからの噂に惑わされ、嫉妬やら不安やらで・・・
長く一緒にいて、お互いが解かりあっているとの思い込みが
言葉を重くして、解かりあえない状況に拍車をかけるような
お話です。お互いが思いあっているのに、言葉のボタンを
掛け違えただけでこうなるって結構リアルにあるような
気がして、テンポ良く読み進める事が出来る1冊です。

1

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