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真崎さんの山岳警備隊シリーズ(『白の彼方へ』『暁の高嶺で』)の番外編同人誌再録集です。
1編目『紺の彼方で』
『白の彼方へ』の塩見(攻)と朝陽(受)。
本編では終始『山(冬山)』の生活でしたが、こちらは朝陽がツルギと暮らす街での仮住まいを塩見が訪ねて来ます。朝陽はもう年中ずっと山暮らし(山小屋は変わっても)だと思ってたよ。
朝陽の亡くなった恋人で塩見の兄の存在を思いつつも・・・
相変わらずラブラブな2人です。
2編目『藍の遥かまで』
『青の果てまで』(『白の彼方へ』収録)の浅田(攻)と間宮(受)。
具合の悪い登山者の救援に向かう隊員に、医師である間宮が初めて同行を申し出ます。ヘリで現場へ向かい、雪の中を山小屋へ。
『山で死ぬなら本望』という病人を『そんな(今すぐ死ぬような)容体ではない』と叱りつける間宮。
迎えに来たヘリで街の(間宮が元いた)病院へ搬送し、もう山へは戻れないので今夜はどこかに転がり込むという浅田。そうか、浅田はずっと山に詰めてるので家がないのか!←ほとんどの隊員は普段は街で警察官として勤務して、冬のみ選抜で山へ~だったと思う。
間宮が、自宅マンションがある(ただし電気他全部止まってる)ので寝るだけなら・・・と言うと、それならホテルへ泊まろうと誘う浅田。
思い返して、隊員はいつも危険と隣り合わせの現場へ出動していくのだ、と間宮は初めて実感したんですね。
この2人も幸せそうです。
3編目『蒼と青の狭間に』
一応2部構成。
まずは『朝陽&岳』
朝陽が、管理している山小屋を閉めて休みを取って街へ降りて1泊するというので、塩見は『2人きりのデート』と楽しみにしていたんですが・・・
何故か浅田と間宮も一緒に、4人で海辺のコテージに泊まることになってしまいます。
浅田と塩見が仕事関係の話をしている間、朝陽と間宮が夕食の支度。
恋愛ではなかったとはいえ長く浅田と関係していた朝陽は、今でも浅田を(もちろん恋愛とは無関係に)大切な存在だと思っていて、その浅田の恋人である間宮に『浅田に特別な存在ができてよかった』と感じ・・・
4人での夜は、(やっぱり)怪談嫌いの塩見を海にまつわる怪談で脅す浅田と、朝陽にしがみついて怖がる塩見。
その後は朝陽と塩見が先に寝室に引っ込んで・・・
そして『間宮&浅田』
そのまま続きで、視点が変わるだけです。
朝陽と塩見が消えたあと、(怪談嫌いの塩見を脅したことで)間宮に『大人げない』と言われた浅田が意外な弱点を。
結局、どちらのCPも暑い夜を過ごしてるんですが・・・男4人で泊まるのに、セミダブルのベッドが1つずつの寝室が2つだけのコテージってそこからして無理があるだろ。
4編目『山を降りる日 』
こちらも3編目に同じ構成。
まずは『朝陽』
1編目と同じく、朝陽の街の(仮住まいの)家です。
朝陽・塩見・浅田・間宮に『暁の高嶺で』の高代(攻)と史規(受)の6人で宴会。
やっぱり怪談嫌いの塩見を苛める浅田。・・・大人げないオヤジだなあ。
そして『史規』
酔って怪談を怖がり、朝陽に甘える塩見を寝かせたあと。
残りの4人で飲んでいると、高代の酒癖が悪いという話に。
そういえば『6人』というより『3CP』なんですね・・・
それぞれが結構短めなのでちょっと慌ただしい感じはしましたが、本編が(高代×史規以外は)好きなので纏めて読めてよかったです。面白かった。