たまゆまま
26ページのすごく薄い同人誌ですが、読み終わってどっと疲れました。
しばらく何もしたくないほどに疲れました。
私はいじらしい受けが大好きです。
受けといえば、こちらが「もーおっ!」とかまってしまいたくなる程のいじらしさが必須だと思ってます。
なので最初の『惣一編1』あたりは好きでしたが、段々にあらっと思ってきまして今回でダメになりました。
惣一さん、本当にしょうもないのです。
それしか言葉が出ません。
嘉藤に自分の性欲処理の男(しかも相当数)を頼んでいるのもダメだし、その現場を嘉藤に見せているのもダメだし、自分のお見合いを嘉藤に反対してもらえないからって嘉藤のものに当り散らすのもダメだし、ワガママなただの嫌な奴にしか見えません。
全身で嘉藤が好きで好きで仕方ないと叫んでいるのはよく分かりますが、そのやり方が最悪です。
恥じらいとか、好きな人を困らせたくない気持ちとか、自分は泥を舐めても相手をどうにかとか、皆無ですよね。
嘉藤もいい加減、いいじゃんと思ってしまいます。
もういいじゃない、嘉藤よ…。
あなたが惣一さんを背負えば、惣一さんはあんなダメ人間にならないよ。
木原さんの予定ではこの巻で終わりだったそうですが終わらなかったそうで、惣一さんの幸せもそう遠くないみたいです。
しかしあんな薄いのに木原さんは読ませますよね。
すっかり話に引き込まれてしまいました。
だいぶ復活しましたが、まだ木原ワールドから抜け出せません。
いい加減に、折れてやればいいのに、、、
久しぶりによばれた組長本宅で、惣一に見合い話が持ちかけられます。
その帰り道、花火大会のため渋滞にはまってしまい、惣一はホテルに泊まると言い出します。
そのホテルで、ひとしきり花火を見た後、嘉藤は惣一のために今日も男を用意します。
嘉藤の前で繰り広げられる2対1の狂宴の最中に、嘉藤の携帯に仕事の電話が入るのですが、、、
惣一を、あくまでも次期組長として守り抜く決心の嘉藤。
見合いの席の惣一を、庭越しに見つめる嘉藤。
惣一の飢えを、嘉藤が埋める日が来るのは果たしていつだ。
結末は次巻に持ち越し。
惣一が、ちゃんと嘉藤を身体ごと手に入れる結末になるといいなぁ。