明けない夜にとらわれて

akenai yoru ni torawarete

明けない夜にとらわれて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
15
評価数
7
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
坂井朱生 

作家さんの新作発表
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イラスト
三尾じゅん太 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784861345180

あらすじ

由真は『餌』を探すために人間界にやってきたヴァンパイア。ヴァンパイアとしては発情期前でまだ未熟な由真は、普通の大学生として暮らしていた。そんなある日、サークルのOB・山尾祐仁に出会う。祐仁の元でバイトすることになった由真は、初対面の印象の悪さから彼を『餌』にしようとする。しかし余裕たっぷりで何を考えているか解からない祐仁に、心も体も翻弄されて…!

表題作明けない夜にとらわれて

ヴァンパイア第一王子,ライター,300才
ヴァンパイア大貴族の三男,大学生102才

その他の収録作品

  • あとがき(おまけの超短編)

レビュー投稿数5

鈍ちん受け可愛いvv

タイトルで勝手にシリアスありかな?と思ってましたが
鈍ちんキャラで楽しめましたvv

発情期の設定は面白かったvv 
ヴァンパイアの由真102歳。
この一族は遅くても100歳までには
みんな発情期を向かえるのですが、
その気配が出てこず悩んでます。
本当なら発情期を向えて「餌」探しにいくはずが、
兆しもないまま、とりあえずはお付き(ラドナ)の者と人間界に…

そこで出会う祐仁に嫌悪感を抱きつつも気になってようがない。
自分の餌にするために祐仁に近づくのですが
逆に襲われちゃって?!
基本お坊ちゃまな由真、ちょっとヌケてる?
知らない間に従属契約。
実は祐仁、由真と同じ一族(それも由真より上の王族で)
権力の上下関係で上の者は下の者を従属させる事ができるという。
まぁ発情期を向かえるまではヴァンパイアとはいえ
何の力も無いみたいで、祐仁の気配にまったく気づかず…
それどころか、大学で一番近くにいた友人が
実は自分を貶めようとしてたヴァンパイアだったとは…
襲われてるところを、祐仁とラドナに助けられて
初めてその事を知るのですが、
鈍い鈍いと言われて拗ねてる由真が本当に可愛いvv

この後、鈍ちんな由真にどれだけの力が出てくるのかが見もの? 
まぁ祐仁には、いつまでも可愛いがられていそうだけど。

そして三尾さんも書いてたように、
ラドナのところが気になってしょうがない!!
結局由真を貶めようとしたヴァンパイアはラドナが引き取る事に!
勿論、従属契約です。
Sな雰囲気をかもし出すラドナが
これからどう料理していくのか楽しみですね。
由真の発情期後と合わせて1冊出してくれないかなぁ…。

1

続編に期待したいです。

帯『この声に命じられると、どうして逆らえないんだろう。』
ってことで、読む前から何となく攻め様の正体が予測されます。

ヴァンパイアの受け様は、発情期が来るのが遅く力が使えないまま人間界に出てきます。力は使えないけど餌にする人間のターゲットだけは早々決めて奮闘するのです。受け様は美形でパッと見落ち着いた容姿ですが、ヴァンパイアとしては力も使えず恋愛経験もなく初心で天然で鈍いのですがわたし的に結構好きな感じです。

攻め様は里から逃亡し廃嫡されてるとはいえ王家の嫡男で、絶対的な力の差があるのですが受け様はニブニブなので同族であることに気付かない上に逆に攻め様のペースに乗せられます。
普通の人外もののように一生をかけて将来をどうするかとか、体液を摂取しなきゃいけないとかはありません。
なぜなら受け様はまだ力が使えないのですから。

ただ物足りないと言えば、ヴァンパイアの里の王族や大貴族のしがらみをもう少し突っ込んで欲しかったことと、受け様のお目付き役のラドナとの絡みを増やして欲しかったことです。ラドナはお小言役も最小限の存在なのに最後は全部持って行きすぎでした。

とりあえず、
その後のラドナと黎を見てみたいです‼
敬語でS攻め…素敵です‼

続編出ないかしら?

1

美人な受け様はお好きですか?

人外、吸血鬼物ですが吸血鬼特有?の血を吸ってなんのって
言うようなファンタジー系のストーリーではなかったです。
坂井朱生先生らしい人外ものではないかと思われます。
100才を超えると発情期が来て『餌』&伴侶を求めて、
ヴァンパイアの里から人間界へ出る事になるお話から。
受け様はヴァンパイア大貴族の三男で家族から溺愛されている
おぼちゃまのようですが、本人にはあまり自覚が無いようです。
102才になっても発情期の片りんすら見せない受け様、
発情期が来ないと餌としての血液もいらないようで
そうなると、特に焦って『餌』を探さなくてもいいわけで
受け様は結構、やる気なしでダラダラしちゃってます。
そん時、サークルのOBの攻め様と出会い、普段感情の起伏が
少ない受け様にして珍しく、感情が高ぶって、攻め様を『餌』
にするって決めるのですが、発情期前のヴァンパイアって
優れた麗しい容姿以外、力が無いらしく、うまく行きません。
逆に攻め様に迫られるわけですが・・・・

私は、読み始めP16で今回の攻め様の正体が分かってしまい・・・
読む気力が萎えましたけど。人外ものは好物なのでちょっと
物足りなかったかな。。。

1

人外ものなんだけど、普通の恋愛だったぞ~!

人外もの!という事で結構楽しみにしていました。坂井さんが普通?ではない物を書かれるのは初めてなんですよね。何故今まで書いていなかったのか?というの不思議なんですが、人外ものだけれど、内容的には至って普通でした。
ただ吸血鬼というだけで、なんかワザ使ったりとかそういうものじゃなかったので、ちょっと残念でした。
楽しく読めましたが、もっと違った切り込み方をして欲しかったかな。

大貴族の三男の由真。
普通ヴァンパイアには発情期というものがあるんですが、大体100歳くらいでくるらしい。そして餌を得る為に里から出て、人間界に行くという慣わしがあります。
でもこの、由真は100歳を超えても一向に発情期の兆候が見られないままだったのですが、里が嫌いだった由真は102歳の時に発情期を向えないまま人間界にやってきました。

発情期がまだと言うことで御付の共というか保護者的存在で、ラドナと一緒に住んでいます。

大学に通う由真は餌を捜していたのですが、どうも気に入らない奴、サークルのOBなのですが、山尾を餌にする事に決めます。
何かとちょっかいをかけてくる山尾なんですが、何か裏がありそうです。

そして大学に入って仲よくなった黎。弟のような存在で割りと仲よくしています。

ほとんど面子が揃った所で、だいたいの展開は予想がついてしまったんですよね。
何か起こるのか?と楽しみにしていたのですが・・・。

山尾を餌にすると決めた所で、山尾の仕事はライターなのですが、彼の方からバイトのお誘いがあり、彼の元でバイトをする事にしたのですが、割りとこのあたりは普通にカップルになる前♪的な展開ですね。

餌にするならば、自分の体液を注がないといけないのですが、そこで思いついたのが、セックスなんですが、そういう雰囲気になったのに、何故か?自分が受けに・・・。注ぎこむではなく、注ぎ込まれてしまいました。
その後はバイトを続けながらも気持ちいがいいことに流されていく由真です。

ある日大学に行った時に、夏休みの合宿のキャンプに誘われます。
どうしようか?と悩んでいたのですが、山尾に行くな!と偉そうに言われて、勝手にするとキャンプに参加することに・・・。

そこで事件に巻き込まれて・・・。っていう展開なんですが、この事件もイマイチ盛り上がらなかったし、犯人も分かるしと・・・。ちょっと残念な感じでした。

山尾というのは王族で里が嫌で家出した第一王子なんですよね。
最初は由真が自分を連れもしに来たと思って近づいたんですが、どうも違う。でも上手く気配を消しているし何かあるんだろう!と由真を誘いこんだんですが、身体を繋いだ後に、どうやら発情期を迎えていないから、気配が薄いという事に気づきます。
一緒にいるうちに由真にのめり込んで行くんですが、さすが王族なだけに、由真が知らないうちにちゃっかりと契約をしていて、由真が餌になってましたね~♪


もっと由真に能力があって、あ~して、こ~して!っていう展開を楽しみにしていたんですが、割りと普通の恋愛展開でした。

0

ヴァンパイア設定は荷が重かったんじゃ…

Oh, no... ↑の作品情報で思いっきりネタバレしてますね!笑 自分は読む前に作品ページを見ない派なのでいいですが(汗)

まあ、それがなくてもなんとなくオチの読めるお話でした。そして、そのオチ以外の部分にこれといった面白さのないシナリオで私は退屈でした。何倍にも希釈したうすーいジュースを飲んでいるような気分とでもいいますか。

ヴァンパイアの設定自体は色々と考えられたものだと感じたのですが、由真が祐仁を餌にしてやろうと思うに至る過程が妙にぼんやりしていたり、お話の大部分で由真が祐仁に振り回されていたりで、肝心の主人公が頼りなく、作中のヴァンパイアという存在にあまり惹かれませんでした。この程度の緩急のシナリオにはヴァンパイア設定は荷が重かったんじゃないかなー。

あとお目付け役のラドナが文中では「金髪」ってなってるのにイラストでは最後まで断固として黒髪で笑ってしまいました。三尾じゅん太さんのイラスト自体はとっても素敵でしたが。

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