たまゆまま
骑士与誓言之花
もう全体的に甘いです。
本編であんなにクールキャラだったグリファスが、どんなにリィトのことを大事に思っているのか、どれだけ大事にしているかが惜しげもなく綴られています。
それだけにもっと読みたいのですよ~。
ところどころ駆け足になっているところがあって、もうこれで一冊商業にしてじっくり書いて欲しいです。
いくら大波が来なくともいいではないですか。
甘くて結構!
本編が大変だったんだから足りない分の甘味はここで補給ってことで。
【騎士と少年】
これがいい!
日に三度、不味い解毒の薬を飲んでも未だ体から抜けきらない拷問の時に使われた薬の作用。
おまけにグリファスは仕事で屋敷は長期不在。
そんな時、グリファスとお近づきになりたいという女性が2人ばかり、訪ねて…。
リィトは健気に帰ってきたグリファスに言うのです。
「グリファスが僕じゃない人と結婚しても、我慢する」と。
もう、そこからはあまあまです。
【小さな贈り物】
リィトの誕生日エピソードです。
何がいいって聞かれても、欲しいものはすべて与えられ満たされてているから答えようがなく、「ない」というのもグリファスを傷つけそうで言えない。
そして切羽詰り出した答えは…。
なんともほのぼの話です。
穏やか~な気持ちにさせてくれます。
お互いが本当にお互いのことを思っているからこそ分るんですね、色々と。
【騎士の霍乱】
これ、続きどうなったの~!と気になって仕方ありません。
ダウンしたグリファスを看病したいけど、移るといけないからと近づくことが許されないリィト。
果たして…。
どこかで書いてくれないですかね。