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愛人は愛人らしく、かわいく俺の名前を呼んでみろ
enjo renai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1冊ぜんぶ表題作です。陽介(受け)の視点でストーリーは進みます。
陽介は異母妹の治療費のために仁(攻め)と愛人契約を結ぶのですが、そんなお金を持っていたら引け目を感じると後悔して返そうとします。この負い目は序盤からあり、抱かれた後すぐも契約を辞めようとします。
その迷いが人間の弱さを表しているようではあるのですが、私には優柔不断に思えてイラつきました。
義母は金よりも陽介に恥ずかしくない生き方をしてもらいたいと言うこともあり、陽介にお金が絶対必要だという切迫感が感じられず、スッキリしませんでした。治療費にどうしてもいるのから後で返すから貸してという方が良かったのではと思いました。
また、仁への態度も強気だったり、気弱になったりと統一感が感じられませんでした。好きになってしまったから…というのがすんなり溶け込んでいない印象でした。
仁と昔出会ったことがあるのは察することはできたのですが、謎解きが終盤にどたばたという風になってしまったのもちょっと残念でした。
食事につられて向田についていくのも浅はかな行動に思えました。
仁も魅力がいまひとつ伝わってこず…従兄弟の向田のメロンパンの方が印象に残りました。数千万円が負担にならない金持ちにも関わらず、病院勤務医で働く彼に興味を持ちました。
とはいえ、陽介は真面目でそれなり好感が持てます。仁が陽介を好きだという気持ちも透けて見えて、攻めの気持ちが分からず置いてけぼりということがなかったのは良かったです。
陽介に誘いをかけた向田もそれほど執着することなく手を引きますし、良い人ばかりである意味安心して読めます。二人とも本気で愛人契約をしたいわけじゃないという関係がタイトルに上手に表されていると思いました。
とにかく、さらサラッと読める本でしたね。
中盤まで読み進めるとなんとなく先が分かっちゃう内容で
疲れないと言えばいいのかなぁ~?
受けの洋介の尋常でない金銭への執着と言うか貪欲さが
読んでる時なんでなんだろう?って思いながら読んでて
妹が入院で、全て丸わかりって感じでした。
王道と言ったらいいのかな、ストーリーに大きな盛り上がりは
無かったように思いますが安心して読める内容です。
パーティーで洋介のピンチを救った後、洋介が仁に愛人契約を
持ちかけて、それを仁は受け入れる。
でも、仁は本気で愛人にする様子はなかったのに洋介の
プライドと妙な意地っ張り具合のせいでエロに突入。
終わってみれば洋介は後悔しまくりで、逃げるように逃走。
なんとなく日々が過ぎてこのまま忘れられるかなってタイミングで
仁からの再度のアプローチ、仁もホントは無かったことに
しようと思ったんだろうけど、洋介がバイト先の上司と
信頼ハグなんか見ちゃったから、嫉妬にかられたんだろうね。
この攻め様、見た目よりずっと我侭で子供っぽいのよね。
それは途中でそれはそうだろう!って分かるんですけどね。
洋介は、ヘタレなのかと思えば開き直りに近いくらい
男気があったりって思ったらまた凹んだりと忙しい人です。
お互いが意地っ張りだから思いを確かめあうのはラストで。
個人的には攻めの仁の拗ねてる感じが好きでした。