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これまた好みの別れそうなストーリーかつ攻めの性格だなァと思いながら読みました。
攻めが他の男とエッチしちゃうので(しかもそれを受けが目撃する)、要注意です。
ついでに、なかなかいい感じで「デレ」てくれない。榊さんの作品比でいうと、攻めの俺様度はたいしたことないんですが、もどかしいほどに「デレ」てくれないのだ。スカッとしない。で、私はそこが好きでしたw
主人公は、結婚式当日に花嫁に逃げられたリーマン(受け)です。
彼の新居に、花嫁の弟(受け)が転がり込んできて、強引に同居生活を始める。
反発していた主人公も、だんだんこの強引な攻めのことを好きになってしまう。
逃げた花嫁が最後の最後まで登場しなかったのは意外でしたが、そのおかげで下手なベタベタ展開にならなくて済んだ気がしました。
悪役が決定してる当て馬の女って、あんまり好きじゃないもんでwイヤミな性格だとイラつくし、逆に「実は寂しがり屋」な登場のさせ方だとモニョモニョしてしまうし。
面白かったです。
結婚式当日に嫁に逃げられる受。そのあまりにも広い3LDKの新居に突然、家なしの嫁(仮)の弟がやってきて、なし崩し的に同居が始まります。
その後ずっと、二人の仲は色っぽい様子もなく進んでいきます。大丈夫か?ページ数足りるのか?と不安に駆られる頃、やっと受に恋心らしきものが芽生え始め、もうだめだ間に合わないどう考えてもページが足りない、と絶望する頃、事態は急展開しふたりは結ばれます。もっと丁寧に見せてほしい私としては物足りない作品でした。
もちろん結婚式当日に嫁に逃げられたことで、披露宴に招待していた仕事関係者たちに顔を合わせるのが嫌で嫌でたまらない受がかわいかったり、貞操観念ゆるゆるの攻の彼氏(?)がアホで憎めなかったりと、それなりに読みどころはあります。
けど物語の最初で消えた嫁が二度と出てこないままお話が終わってしまい、それでいいのかーっ!とツッコミを入れたくなるので、評価は中立です。
ところで神谷凪先生=榊花月先生だったんですね。知らなかったので地味にショックを受けました。