すみれ0401
特装版1の付録小冊子に続き、今回の小冊子も羽鳥(トリ)と千秋のお話で、トリ視点で展開します。
ある意味どこか無邪気で天然で鈍い千秋(でも、トリもトリで千秋とは違う鈍さがあったり・・・)に心が振り回されるトリ。
今回はかなりかき乱されている感じです。
以下、内容になります。
特装版1の小冊子からの続き、トリと千秋、2人で外で食事をしながらネームの打ち合わせ。
物語の見せ方に悩んでいた千秋だが、急にアイディアを思いつく。
そうなるともう、食事もトリもそっちのけでネームを書きはじめる千秋。
そんな千秋を見ながら、昔から千秋は一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまい、作業が終わるまでおいてけぼりなんだよな・・・としみじみ子供の頃の千秋を思い出すトリ。
昔は一人取り残されたような気持になってどうしたらいいか分からなかったけれども、でも作業が終わった瞬間の(トリに向けられる)笑顔がとても好きで、今はその顔を見れるのが幸せなトリ。
ネームを得意になって見せる千秋。勢い余ってつい机上の水を倒し、そばを通りかかった女性にその水がかかってしまう。
慌てる千秋だが、相手の女性が千秋の名を呼び、千秋も相手の顔を見て「・・・なお・・・」と・・・。
そして慌てて彼女の手を引いて、店員からタオルを貰おうと立ち去る千秋。
そんな2人を呆然と見つつ、「誰」・・・と心の中で思うトリ。
千秋とその女性のやりとりを離れたところから見つつ(会話は聴こえない)、その中で千秋の照れたような笑顔が見えてしまい、ショックそうなトリ・・・
戻ってきた千秋に、クールな顔で「元カノ?」と聞くトリ。
赤面し動揺する千秋。大学生の時の・・・と答える。
トリ、クール顔ながらも、心中穏やかではない感じ・・・
帰宅後、自宅で1人で悶々としているトリ・・・
千秋が今さら元カノと再会したからってどうなるものでもないはず、今は自分と付き合っているんだから・・・と自分に言い聞かせるように心の中で呟くトリなのでした。
(世界一初恋 Vol.3特装版の付録小冊子につづく)