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まのあそのかさんってトンチキBLばかり読んでたんですが、普通のBLも書けるんですなー。
Jリーガーの住之江[受]は婚約者も居る身ながら、学生時代にサッカーで一緒にプレイしていた才賀[攻]への想いが断ち切れない。
数年ぶりに帰国した才賀を迎えに車を走らせていた所、事故にあい記憶喪失となってしまいます。
他人に怯え、殆ど才賀にしか心を開かない住之江を、才賀はひなびた別荘地へと連れて行き2人だけの生活をおくるのです。
居場所が他人にバレたら、別のマンションへと引っ越したりと才賀はひたすらに住之江を独占し、他人から遠ざけて己のものにのみしようとします。
この辺は執着独占欲スキーとしてはそれなりに萌なんですが、途中から???な展開になってきちゃいます。
何故唐突に才賀が大量の睡眠薬を飲んだのか謎。
その辺のくだりをちゃんと書いてくれないと単に唐突な行動としか思えない。
あとエロシーンが多いのはそれはそれでいいんですが、そこをちょっと省いても愛し合っていた彼等が何故別れる事になったのかを説明して欲しかった。
シチュ自体は結構好みですがストーリー的なアラがちょこちょこ目立ちました。
主人公は高校時代、才賀(攻め)に自ら別れを告げた過去があります。
現在はJリーグのスタープレイヤーとして世間に認められ、プライベートでも自分のチームのスポンサー企業の社長令嬢との婚約が決まり順風満帆な日々を過ごしていたのですが、結婚を現実的に考えたとき頭に浮かんだのは、元恋人の才賀のことでした。
手酷く傷つけてしまった上、三年間どこにいるのかもわからなかった才賀が日本に帰国すると聞いた主人公は、許されないかもしれないけどどうしても伝えたいことがあると、空港に向かいその途中で事故に遭い記憶障害に…。
一方、攻めの才賀は主人公に別れを告げられてからもずっと彼のことを想い続けていたため、主人公の記憶障害を利用して恋人として二人だけの生活を始めて…。
というあらすじなのですが、なんかいろいろ惜しいな!というのが正直な感想です。
記憶喪失系ではありがちな設定ですが、中盤までは続きが気になる展開だったのに途中でだれてしまったといいますか…。
キャラクターにあまり魅力を感じられませんでした。
濡れ場もそこそこあったのは嬉しかったのですが、攻めの才賀の台詞がとにかくくどかったです(笑)