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ルビー初登場! 眉山さくらが贈る、名門貴族とのシンデレラロマンス!
侯爵やら伯爵やらの王道のお話でした。王道で、ルビーさんの割りには濡れ場はそれなりにあるものの、なんか二人ともちゃんとした大人なんだけれども、幼い感じがしてイマイチ乗り切れずに終わってしまいました。
内容的にはサクサク読めるのですが、王道路線まっしぐらで捻りが感じられなかったのか、私の好みとちょっとちがっていたのか?
結弦は児童養護施設で育ちます。幼い頃に両親とも亡くしてしまい、ずっとそこで暮らしているのですが、自分も役に立ちたいと思い、保育士の免除もとり、先生として働いています。
そんな時昔、3年近くここで一緒に過ごした少年・アレクにお願いがあるから一度国に来て欲しいと手紙をもらいます。
この二人は、すごく仲が良かったんです。でも彼が実は侯爵家の跡取り?だったんです。
アレクは結弦と離れたくなくて一緒に連れて行くというのですが、反対されそれならば、駆け落ちしよう!と言います。
でも結弦はアレクの祖父に彼のことを思うならば、突き放して欲しいといわれていたので、少しきつい言葉で突き放します。それから数年のち・・・。
ヴェルトシュタイン侯爵となることになったアレクからの手紙ですね・・・。
休みをとって会いに行った結弦にアレクがしたお願いというのが、狸たちがいっぱい自分に婚約者をあてがおうとしているから、ちゃんとした相手を見極めるまで自分の婚約者となって周囲を誤魔化して欲しいと・・・。
彼の話を聞いて、頑張っていてちゃんと目指しているものがある彼の手助けが出来るならばとOKします。
もちろんこの展開から考えて、攻のアレクは結弦を好きで身体から絡め取るって感じですよね~!
その通りなんですが、なんだろ?割とストレートに告白してその気にさせる!みたいな正統派な感じでした。
そして身体も心も流される結弦。
途中、祖父やら叔父やらの邪魔が入りますが、祖父は最後はとてもいい感じの人になっていました。
サクサク読めて進むのですが、私の好みではなかったです。
どちらかというと初心者向け?でちょっと濡れ場はサービスって感じじゃないでしょうか?
こういう設定を読みまくっている方には、かなり物足りないんではないでしょうか?