てっちゃん、今入れてるのはどっちだかわかる?

三人遊び

三人遊び
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×212
  • 萌18
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
13
得点
115
評価数
44
平均
2.9 / 5
神率
2.3%
著者
丸木文華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
丸木文華 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784576111100

あらすじ

高校二年の夏。哲平は幼なじみの京介と滋と体の関係を持ってしまう。初めての体を二人がかりで開発され、哲平は激しい快楽に溺れるが……。

高校二年の夏。哲平は幼なじみの二人――同い年で優等生の京介と哲平たちの高校の英語教師・滋――と体の関係を持ってしまった。遊びのルールは一つだけ。三人でプレイすること。はじめての体を二人がかりで開発され、激しい快楽に溺れる日々。しかし、快感を求めるだけのセックスに疑問を抱く哲平は、二人との温度差に悩み始める。そんな折、好きだと告白してきたクラスメートの樫井とも関係を持ってしまうのだが…。幼なじみたちの歪んだ関係の結末は――。ヤンデレたちの饗宴ループ。

(出版社より)

表題作三人遊び

幼馴染、教師/同級生
高校2年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

執着イコール溢れ出る愛であってほしい

まさに三人「遊び」…
遊びの域を出ていないように思いました。
なんていうか、三人で「真剣に」愛し合って求め合ってほしいかな。
はじめならまだしも、「愛してる」というなら。

特に、京介は子供の頃から哲平のことが好きでたまらなくて、嫉妬や別離にあせって事に及んだ、ということだったけれど、あまり切羽詰まった愛情を感じられず。
哲平が樫井と身体の関係を持ったということにはハラスメントすぎる、というぐらいネチネチと哲平の人間性を否定。
高校生だから仕方ないけど、子供っぽいんですよね。もう少し包容力みたいなのがあったらいいのに。

滋に至っては本当に哲平を愛してるのかな。
あまり深いところが見えてこないです。
教師としてもゆるーく、幼い頃からみてきた哲平の思いのほかドエロく成長した姿にハマっちゃって、京介の気持ちに便乗しておいしい流れで楽しもうっていう感じにしか見えず。

哲平のぽやーっとしたところが、可愛いというよりは、読んでて大丈夫?この子。と不安に。
川の流れるままに流されるように、周りの気持ちや出来事にたやすくフラフラして、きっとこれから更に激しくなっていくであろう京介と滋との行為に、耐えられるのかなぁ。
逆にそのおバカさで、受け流せるのかもしれないけど。
樫井がいちばん普通の人で精神的にまともだったのにね…

最後はちょっとホラーな裏話でしたが、そこまでの執着があるなら、もう少し哲平本人にその溢れる愛をむけてくれよと思ってしまいます。
どっちが樫井襲撃を…は、滋だと隠した感情が大きすぎて、暴力的な展開を想像してしまってぞっとするので、ここは妥当に京介と思っておきます。

3Pには受けへのクソデカ愛か、まともではなくても精神的に大人の男が個人的には必要だと思いました。受けもビッチでも自分を持ってないとね。

0

う~ん^^;

初読み作家さんです。
表紙から3Pモノというのは分かってたのですが、ちょっと地雷に近い要素が入っていて、そのために萌評価まではつけられないなぁという感想です。
攻め様2人が受け様に歪んだ愛情を持っているというのはまあまあ好きな設定なんですが、そのうちの一人に彼女がいることと、受け様の優柔不断な性格が引っかかりました。
一番まともだったなと思うのは当て馬キャラだったのですが、彼が一番真っ直ぐな愛情を持っていたなという印象です。
受け様がほんとにあっち行ったりこっち行ったりという性格で、ラストまでハッキリ本音が掴めないのもモヤモヤする感じがしました。
タイトルが示す通り、恋愛モノと言うよりは「遊び」感覚で肉体関係を続けてる主人公達のお話という印象の方が強い作品でした。

0

流され過ぎて海までいっちゃうよ

う、うーん、微妙です。
丸木さんのエロを堪能するためだけならば良いかもしれませんが、物語としては個人的には合いませんでした。

**********************
受けは高校二年生の哲平。
華奢で猫のような顔立ちの少年。

攻めは哲平の幼馴染み、和泉兄弟の二人。
兄で教師の滋と、弟で高校二年生の京介です。
**********************

いわゆる3Pで、攻め執着系。
それも弟の京介の方が病み気味です。
もちろん京介はずっと哲平を狙っていたわけですが、哲平が彼女にキスが下手だと言って振られたことで練習しようと言いくるめ、そのままなし崩しに…

ただでさえ3Pというと淫靡で暗いというイメージがありますが、それにプラスしてこちらの作品、人を貶める策略だとかが病んでいてひじょうに読後感が悪いです。
まあ、そうだろうよと思っていたことも、主人公(哲平の目を通して読者へ)にそれが知られるというのが不必要だった気がします。
こちらより先に丸木作品である『mother』を読んでいるのですが、大小は違えど策略的なことは両方ともしているし、したことはあちらの方がヘビーなのですが、こちらの作品の方が嫌な気持ちになりました。

エロに関してはお腹いっぱいとなるほどあります。
が、当て馬と言えるかどうかわかりませんが、途中クラスメイトの樫井と哲平が関係を結ぶシーンがあります。
ここが、途中で朝チュン風になってしまうのが残念ですね。
もっと読みたかったなあ(笑
わたしが、和泉兄弟にあまり魅力を感じず樫井に肩入れして読んだせいかもしれませんが。
しかしまあ、ここまでノンケ男子が流されるか?という展開でした。

1

3P+α

うっかり、流し読みしてしまいました。
うん。あんまり濃い内容の話でもなかったな・・な雑感。
途中、挿絵絵を見て、あ~こっちがこっちのキャラか。
思ってたのと逆でした。イラスト(´・ω・`;)

お話は、ヤンチャな生徒が集う学校。
夏休み目前。目下男どもの話は下ネタ系。
この夏DT卒業!そんな最中彼女に振られ~から展開していくわけでありますが。
んむ。
あながち。幼馴染に「遊び」「練習」とほだされて
気持ちよくなる軟膏使われて、若い体は快楽に弱く。
ガツガツ幼馴染二人に犯されて
好きだと告白された親友ともネンゴロになってみたり。
結局のところナニがなにやらの間に終わってしまった印象。

さらっと読みすぎてあまり感情移入もできずな1冊でした。
後半の目隠し3Pのイラストはゴクツバエロかったですw
それだけはおいしかったかな。

1

やっぱり丸木作品

表紙がエロくてネットじゃないと恥ずかしくて買えません。

ストーリーもイラストも丸木先生によるもの。
受けはかわいい系無知の男子高校生。
攻めは幼馴染の2人。

ゲーム感覚が怖くなり逃げようとする受けですが最後は(隠れ?)ヤンデレにつかまってます。エッチシーンが多く、女装シーンも2回あり、萌えます。また滋兄は乳首攻めがお好きらしく、弄られすぎて乳首がシャツの上からでもわかるぐらい大きくなってるって!!

もともと高校生設定?だったためか、見た目も普通に男子高校生3人という感じです。
樫井のイラストが想像では滋みたいな感じだったので、イラストにはびっくりしました。

ただ狂おしいほど受けが大好き!!!っていうより実は水面下で愛してるんだって感じだったので、私的に萌え評価は普通です。

1

ヒロインに貞淑を望む

主人公ヒロインが薄い。
何されててもぼやーとしてる。
罪の意識があると書いてあるけど、感じさせない。だから、ただのビッチ受に見える。
気持ちよければいーやー。
ってキャラクターに共感できない。
そしてとりまく攻三人も、こいつの何がいいって体なんじゃないか?と私に思わせるほど、希薄な理由でセックス三昧。
セリフが書いてあるけど、箇条書きのような感情を感じさせない書き方で、
男性用AVかエロ漫画のようだ。抜き漫画といっとこう。
よく男性向けエロ漫画読んで、ドロドロのセックスしてるけどエロくないしつまらないと感じるのに、よく似ていた。
エロいことはしてるけど、ただそれだけの本。
タイトルに釣られた。

5

エロものではなくてゆるい心理ホラー

丸木先生、特異な方であります。
まず、イラストレーションと小説どちらも書けてしまう。
シナリオライターであることもあって、会話の応酬はかなり惹きつけるものがあります。
話のひっくり返し方もうまい。
普通の人びとが壊れていく怖さみたいなのもそれなりにあるし。
しかし、読み終わってどうかっていうと、そういう上手さ以外、思いつかない。

一貫してゲーム感覚の3Pやってるって感覚しか受けないんですよ。
イケナイ感が決定的に不足してます。
攻めが執着してるって言ってもその根深い気持ちがわからん…。
そしてやはり教師!教師と生徒で3Pとかって、うまく料理すれば
イケナイ感MAXの名作になりかねん設定なのに、この教師はといえば
ただ単に「センセイとして激しくまちがってます(笑)」としか言いようがありません。
ヘタッポな作品じゃないのに、どーも突き抜け感弱い、2たす1は3みたいな感覚しか
残らない、3Pモノとしては面白みに欠けます。

受けの態度も激しく葛藤するでもなく割り切って快楽に溺れる積極性もなく
ただダラダラダラダラーと流されてるのも共感しがたいです。
それが高校生らしいっちゃそうかもだけど、
攻め受けどちらにもコアになる「愛」が欠けてるのが最大の難点か。

装飾的な文体が多い3Pモノの中では直球ストレートの文体も新鮮で悪くないんですが、
突如として「唯々諾々(いいだくだく)」「畢竟(ひっきょう」といった
難解な単語が出てくるのも、ゲーム的な雰囲気に拍車かけちゃってますね。

4

あれっ、思っていたのと違う…

っていう言葉(感想?)が随所に似合うストーリーかなあ、と。

初彼女と初えっちを目論んでいたのにキスさえうまくいかなくて早々にフラレてしまう主人公・哲平と、
「慣れちゃえば失敗しなくなる」と彼を言いくるめてキスやセックスを実地で教えてゆく幼なじみ(同い年)・京介と、
そんな2人を鷹揚に眺めて茶化してたはずなのに本気になってた幼なじみ(12歳歳上で教師)・滋と。

ついでに、単に「えろえろさんにんぷれい」を読みたかっただけのわたしも、まさかのダブルヤンデレオチにそんな感想を抱きました。どうりでいろいろ甘さより苦さのが際立つワケだ…。ヤンデレかぁ。(遠い目)

騙し騙しの初挿入で、「なにするの?」状態の受けがよくわかってないままに挿入されてしまい、挿れられて気づいて「抜けよ!」と抵抗しだす、というのもある意味、王道の(?)パターンというか、何度か読んだことはあるんですが、
それを美味しく感じたのは、この作品が初めてだったかも。

…受けが媚薬っぽいの使われてて、痛がらなかったからかな。「中にアル」ことを混乱しつつも自覚して、それを本能的に拒否しつつも気持ち良くなっちゃう、っていう、どこまでいっても流され体質な哲平の反応が、なんか良いのです。
彼が感じる潜在的な恐怖を、それより強い快楽の風で掻き回してうやむやにする、そしてもう戻れない場所にまで強引に押し流す、っていうプレイの感じも、京介のヤンデレ臭ダダ洩れなキャラクターに似合っていると思う。

あとがきで、丸木さんが「例の事件を最初にやろうって言い出したのは、どちらだったと思いますか?」と問われてたのですが、
それが滋だったらめちゃめちゃ怖いから、そっちのがいいな、と思いました。

そんなヤンデレループなお話でした。

1

薄味のヤンデレ

初めてできた彼女に振られた高校生男子が、幼馴染二人に身体で慰めてもらっているうちに、引き返せない深みにはまっていってしまい…というお話。

丸木作品は他にも多数読んでいますが、今作はいつもより薄味。
丸木作品特有の、執着攻がねっとりじっとりと受を追い詰めていくような展開が薄くて、ちょっと拍子抜けしました。
主人公(受)・哲平の二人の幼馴染(攻)京介と滋が二人ともヤンデレという設定なんですが、家庭の事情が複雑で元々ヤンデレの素養があった京介はともかく、闊達で爽やかスポーツマンで教師の滋が急にヤンデレに目覚めるというのは、少し強引過ぎる展開だったんじゃないかと。
それから、元々モテメンではなかったはずの哲平が、周囲の男たちにこぞって告られたりレイプされそうになったり(未遂)するという展開も、ご都合主義すぎて、ごめんなさい、ちょっと笑ってしまいました。

ラストシーンは読んでる途中から展開が分かってしまうので、さほどびっくりするということはありません。
読み終えてふと思ったのですが、丸木作品のオチは、BLゲームのバッドエンドみたいな展開が多いですよね。
愛はあるんだけど、救いはないまま、エンドレスループ。みたいな。
昔取った杵柄、かな?

0

ヤンデレ幼馴染たちとの遊びとは

終盤に向かうにつれて、「丸木作品が、これで終わるはずがない」と何度思ったことか!
そして最後にどーん!と種明かし…ぞわ~っ!
やっぱりね!そうこなくっちゃ!(笑)
とりあえず、当て馬存在の樫井が一番まともで、一番可哀想です…!

登場人物の3人は昔からの幼馴染。
受けの哲平は小柄で女顔で、恋愛の経験も皆無で、物語の序盤でやっとできた彼女と
キスで失敗し、『脱・童貞!』を夢見ていたものの、その前に振られてしまいます。

攻め①京介は、王子系眼鏡イケメンで、成績優秀な優等生。
哲平に対し、幼少時から『てっちゃん』と懐いており、優しげな雰囲気ですが
最初から執着・ヤンデレ具合が結構見えております。

そして攻め②の滋は哲平達よりも12歳年上の男前で、哲平達の通う高校の教師で、
最初はストッパー的な、割と常識人ぽい立ち位置なのですが、最初だけです。(笑)

哲平がキスを失敗したことにより彼女に振られ、攻めズに愚痴っていたところ、
そこに京介が突然キスをしてきます。『慣れればいいだけ、俺が教えてあげる、
次付き合う彼女にてっちゃんがバカにされないように――――』
酒で酔っぱらっていた哲平は京介に流されるまま、そしてそこに滋も参戦し、
3人での行為が始まってしまいます。

無知で素直な哲平は、信用している幼馴染からの言葉に流されるまま、
『小学生のときにやっていたRPGゲームと同じだ』『遊びのルールはひとつだけ、
3人でプレイすること』だと囁かれ、最初は抵抗や恐怖もあったものの、
忘れられない快感に溺れ、哲平もそのループから抜け出せなくなります。

そこに、つるんでいた不良の樫井も絡んできたりと哲平は大忙しで、
そして最後の最後にどかーんです!(笑)

例の事件が起きたことからなんとなーく想像はついていたものの、
終盤では幼馴染たちの歪み具合が明かされ、これから哲平と、あと樫井もどうなって
しまうのか…きっと明るいものではないことは間違いない。という締め方が
これぞ丸木ワールド!でした。

ヤンデレ幼馴染、黒い執着ものがお好きな方におすすめです。

1

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