ラブストーリーまであとどのくらい?

love story made ato donokurai

ラブストーリーまであとどのくらい?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×213
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
6
得点
109
評価数
30
平均
3.7 / 5
神率
23.3%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
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イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
ラブストーリーで会いましょう
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784344822818

あらすじ

「眼鏡を外したら美人だなんて!」と眼鏡を外した森尾に一目ぼれした、と口説いてくる不仲な先輩編集・滝村。迷惑な森尾は……!?
(出版社より)

表題作ラブストーリーまであとどのくらい?

フェミニストでポジティブ、第4編集部、27歳
超お固い本好き、第3編集部、24歳

同時収録作品ラブストーリーまであとどのくらい?

編集者
恋愛小説家

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

「普通のBL展開」に見せかけて、可笑しくて可愛い話

「ラブストーリーで会いましょう」で登場した森尾くんと滝村さんの話です。
前から気になっていたキャラ達ですので、多少のバイアスがあるかもしれませんが最高に楽しかったです。

話の始まりはまったくありきたりな、受が攻に口説かれて口説かれてうっかりアレまでされて関係をもってしまったんですが、ここからの展開はめったに見たことがないです。
だって、「責任を取ってください」ですよ?
うろたえながら責任を取って付き合い始めたが、その付き合い方はまったく森尾くんのペースです。
彼の思考回路はBLの「オタク系」にとってリアルなものの、人間関係になると子供じみた可笑しな物になります。
滝村も彼なりに(戸惑いながら)頑張ったとしも、それは報われると限りません。
報われてもむしろいい結果になるに限りません。

森尾と滝村の掛け合いは実に楽しかったです。
お互い容赦はしません。
その二人の付き合いは初々しくて、可愛くて、ちょっと焦れたい。
でもそれがいいんです。
「付き合い」と言うものが何なのかと語ってくれて、ライトで砂原先生らしいほのぼのな物語。

本当は「神に近い萌えX2」ですが、個人的に何度読み返しても飽きてこない本ですので、神評価にしました。
何度も「萌えX2」になると、「神」にも至るでしょう?(笑)

4

物語の始まりは・・

ラブストーリーで会いましょう。
からのスピンオフ作品。
私がそっちを読んでいないので、そっちのとの絡みは不明ですが
キャラクターもカップルも別々なので、ひとつの作品として全然問題はございません。
砂原先生らしい、ホワンと優しい一冊でした。
読後幸せになれるって素敵なことやと思う。

舞台は編集部。
女好きでチャラ男な編集×眼鏡でダサい編集
なにも無ければ接点だってなさそうな2人。
けれども、チャラ男は見てしまったのだ。
眼鏡をはずした眼鏡くんの素顔が超絶美人!!
これはなんとしても振り向かせたい!と猛烈アプローチをしかけるわけなのだが、眼鏡くん。会ってすぐに「眼鏡」呼ばわりされた挙句、服装にもイチャモンつけられて、女の子と遊びまくってるこの人が好きではない。
ケンもホロロな態度を取り捲っていたのだが、うっかりいった飲み会。
ベロンベロンに酔った勢いでチャラ男に抱かれてしまう!?
から始まる今回なのであります。
面白いのは、抱かれてしまいウジウジ・・ではなく。
「責任」という名の鎖で攻を縛り振り回す。
攻は、もちろん、好意が多少なりともあるわけで
ケンモホロロだった受との関係にとまどうわけで。

受の気持ちの変化からの~な展開が可愛くてよかったです。
視点が受と攻とコロコロかわるので
ちょっと読みにくいかも・・と思う部分は少々ありましたが
まぁ、まぁかなと思ってみたり。

高級ホテル。
最後に~な一夜。
そうとも知らない攻とはウラハラに、受け入れ態勢万全の
受が可愛いのだ!
自ら誘って見せるとか・・・・・おまっ
眼鏡をはずしてきた理由。
自ら唇を重ねたワケ。
うんうん。

あんなに悪口いってたのに
あの人は本当に優しい・・・の言葉に思わずキュンでした。
甘すぎない甘さが癖になる。
砂原作品らしい作品だったかなと思います。

3

滝村効果

『ラブストーリーで会いましょう』のスピンオフ作品。
でもこちらだけでも問題はないかなと。
本編のキャラと同じ出版社というだけで、チラッとしか登場しません。
わたしもこちらを先に読みました。
ノンケ同士大好きです!攻め視点もありますし。

攻めの滝村はオシャレ雑誌の編集。
本人もカッコマン。
ださい受けを馬鹿にしていましたが、メガネ外したら綺麗っ子だった受けにビビビ!っときてしまう。
本来は女子大好きの軽ーい系な男です。

反して受けの編集・森尾はメガネっ子のおチビさん。(アソコも…)
生真面目で融通のきかないタイプ。
もちろん軽薄でいつも自分をからかってくる滝村は、天敵で嫌悪しています。

滝村が森尾のメガネの下の素顔を見て、態度を180度変え押して押して押し捲ります。
こう書くと嫌な奴ですが、滝村のキャラは憎めない。
砂原さん、うまいなー。
滝村のキャラが憎めないせいで、この作品が大好きになりましたよ。

最初のえっちは、酔った森尾を滝村が口八丁手八丁で頂いちゃった感があるのですが、その翌日の森尾が負けてなかった!
滝村を言い負かし責任とってきちんとおつき合いを求め、了承させてしまいます。

もちろん滝村は今まで女の子にモテるマメ男だったため、森尾へもすごく優しくなっています。
おつき合いを始めてからの滝村は無理に森尾を抱かず、森尾だけを気持ち良くさせています。
なんだか最初のえっちとはかなり違います。
それだけでも滝村の森尾への気持ちはわかりそうなものだけど、森尾は素直にはなれないし滝村を疑っているのでなかなかラブモードにはなりません。

最終的に森尾が自分の気持ちを自覚して滝村の今まで与えてくれた優しさに気づいた時も、素直になれない性格が災いして自己完結させようとしてしまう。
なんというか、徹底して人間関係を築くのが下手くそな受けさんでした。
わたしはこの森尾のキャンキャンうるさいキャラは苦手でしたが、それでも萌×2なのは滝村効果かな。
軽くてもマジになると優しくて一生懸命な滝村が大好きでした。

3

かわいかったです

「ラブストーリーで会いましょう」のスピンオフということですが、これを読んでいなくても、まったく問題ありません。
っていうか、登場キャラの職場が一緒って言うだけです。
一応後半で、「~会いましょう」カプも登場しますが、庭中は台詞すらない。

で、こちらの作品。
かわいかったです。

森尾のキャラがとっても。
眼鏡を外すと美少年って言う容姿もかわいいし、責任とってお付き合いしてくれっていう思考回路もかわいい。
そしてアレもかわいいって・・・
攻めが受けのを見て、「小さくてかわいい」って思ったとはっきり書くBLは、なかなかありそうでないです。

滝村の八方美人でポジティブなキャラも、鈍感で強引の一歩手前でいい感じにへたれていて、この二人の、なんだか妙に初々しい「お付き合い」も、ちょっと恥ずかしい感じにかわいい。

私としては「~会いましょう」よりこっちの方が、ライトな感じで好みでした。

1

おぉ!おおぉ~

「ラブストーリーで会いましょう」のスピンオフです
前作品を読まなくとも(読んでほしいけど・・・)読める作品ですが、
前作品の文庫の方でこの2人の出会い(眼鏡外す)が前作品の中で出てきます
そして、今作品に前作品のカップルもちょいと出てきます(;^ω^)

ノンケ同士の勢いカップルかと思っていたのですが
これがまた・・・泣けますね・・・

受け様は、今時白ブリーフをはいていて服装にも無頓着(まあこれには理由が)な
けっこうな気が強い真面目ちゃん
攻め様は、女子に優しいたらし系の方ですが
本当は優しい方だったりと・・・

王道をいってそうでそうではなく、話に引き込まれる展開
特に受け様が攻め様の携帯番号(女)を消していたけど
別れ際に消した番号をメモしていたものを取り出し
携帯に入れ直しているシーンすごい感動

3

やりとりの面白さ

出版社での社内恋愛。
お洒落で八方美人な遊び人滝村と、本好きで真面目な森尾のお話。
気がつかずに読んだのですが、これスピンオフなんですね?
(気がつかずに読んでもNo Problemです。)

恋愛沙汰はお手のものなのに、本当に好きな子は虐めてしまう
小学生男子のような滝村の不器用さが可愛い。

メガネをとったら実は美人(笑)……の森尾も
どっこい、単にレトロな(白ブリーフです)真面目くんかと思いきや、
意外にビックリなことを言い出したりしでかしたり、
素直じゃないってだけじゃなく、明後日の方角に強気でおかしい。
いやいや、恋は分かりませんw

始まりが あれ ですし、チャラ男はイヤと仰せの向きもおありでしょうが、
コミカルで可愛く、実は一生懸命な恋模様、
楽しく読了して、チラッと出て来た上芝達が主人公らしい
「ラブストーリーで会いましょう」も読んでみましょうか〜。


1

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