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nanji no rinjin wo aiseyo
マンガチックな和鐵屋匠さんのイラストに、かなりコミカルなお話ではあるのかな?とは思いましたが
確かにコミカルで軽さはあるんですが、その文章のうまさ、決して軽さを感じさせない彼等の性格づけの特徴が織りなす軽妙なやりとりと気持ちの変化が実に面白く、なるほどなーとうなづくことしきりでとってもとっても「イイ」ラブコメだったなという感想です。
受けの職業がエロマンガ家という設定は、BL作家さんにもある種通じるスタンスがあるのかもしれなくて、そこの捉え方がきっとうまいんだろうなとも思います。
そんな小難しいことを抜きにしても、とにかく楽しく面白く読める秀作でした。
「ミスターニードル」と呼ばれるとにかく固い会計監査院の橘が、その性格がどうにも我慢できないと結婚を破談にされた彼女をふっ切るために新しく購入した中古マンション。
その隣人になったのがエロマンガ家でフェネック似の亀倉剛健。
橘が元カノからもらった亀のケントが行方不明になったのを、親切に一緒に探すのを手伝ってくれたのが縁で、本当は近所づきあいが面倒でうっとうしい橘が、元来の几帳面さからそれを避けられずにご近所付き合いに巻き込まれていき、剛健に興味を持ち始める。
といったきっかけです。
剛健の名前、すごいごついですよね!でも動物のフェネックを昔飼っていてしかも似てるっていうので、何かそのギャップが面白いというか、かわいいというかwww
エロマンガ家というのはやはりおおっぴらに出来ない職業なので、それは最初は橘にも秘密なので、ご近所からもたらされる噂なんかもあって橘は気になっちゃうんですよ♪
彼がエロ作家だったと知った時の橘の書店でエロ本を買い求める姿がまた爆笑!!
生真面目だけに、ある種の萌えシチュエーションだったり、一体どんな羞恥プレイなんだよみたいな雰囲気を見せますw
ただ、本人に自覚と羞恥はないんです。
その本を読む姿もまた研究するみたいでとにかく、色々な面において生真面目、几帳面さが天然に映って笑いを誘っちゃうんです♪♪♪
元カノは一緒に暮らしてみて、その性格が受け入れられなくて別れる理由になったということですが、本編中にもちょいと出て来ます。
最初、何かわけわからない理由だな~?ただのワガママなんだろうか?と思ったりもしたのですが、これはやはり相性でした。
与えられるばかりじゃ満足しない、与えたいと思うのに、それを屁理屈めいた理路整然とした理屈で拒否されれば萎える。
いい人なんだけど、、、というのはよくあることで、決して女性がわがままなわけじゃない。
素直で天然なんです!(ある種イタイとも言う)橘が。
そして、剛健もとても素直で天然。
同じ特徴同士なのに、その特徴が出る場所が違うんです。
何か新鮮な組み合わせというのが、一番の魅力を感じさせる部分なんだと思いました。
『人は恋のみにて~』では恋人になったその後。
恋する愛する男になったがゆえに、橘が随分(多分剛健限定)で人の気持ちを考えるようになったと思うんですよねv
この編は剛健視点になり、彼の出来事が中心になります。
エロマンガの剛健に大手出版社から青年誌を創刊することになったので、一般作品を執筆してほしいとの依頼がきます。
その日をきっかけに、なんと!!橘が勃たたなくなっちゃうのです!
一体どうして?何故?
一見、不能に無関係なような内容でいて実は、、、なところがあった展開に、おもわず「おぬし、やるな!」て呟いておりましたww
身体は正直ってことでしょうかw
特に橘みたいな生真面目几帳面には(爆笑!)それが天然だったからね、、わかんなかったっていう。。。
とにかく冒頭に上げた特徴につきます。
極端に嫌味になり過ぎず、適度なデフォルメで、でもこういう人っているよね、みたいな親近感も持たせて飽きさせない。
本当!話が上手いな~って改めて思った作品でした。
表紙カップルの中編2作品が収録されています。
「汝の隣人を恋せよ」
真面目な公務員の潔水(攻め)が主人公。
婚約者にフラれて引っ越ししますが、ペットの亀・ケントは行方不明になるうえ、隣人とひげマッチョの関係が気になってしまいという話です。
「人は恋のみに生きるにあらず」
エロ漫画化の剛健(受け)が主人公。
潔水に相応しい恋人になろうとエロ漫画誌でなく青年誌への連載を引き受けるのですが、編集の小峰には迫られ、潔水はインポになってしまうという話です。
コミカルテイストの作品って、面白いけれど登場人物たちのテンションが高くて、ついていくのがちょっと大変というものもあるのですが、この作品は自分にはちょうど良く、笑いを狙った感じがしなくてとても楽しかったです。
いつでも真面目で誠実な潔水には好感を持ちましたし、「立派な人を好きになったから自分は大丈夫」という剛健は健気で可愛らしかったです。
続編の、剛健が仕事で忙しいから断るのでなく、潔水の方がという展開が予想外で面白かったです。
イラストも作品の雰囲気に合っていて素敵だと思いました。ただ、表紙やカラーイラストのような前髪ピシーッの潔水が挿し絵でももっと欲しかったです。剛健を助けに来るワイルドな潔水との差が見たかったので。
表紙に惹かれ、あらすじでおぉっ!と思い手に取りました。
でももうちょっとコミカルな感じなのかな?とかミスターニードルというくらいだからもうちょっと生真面目な感じで葛藤とかすれ違いとかくっつくまでのわたわた感があるのかな?っとか勝手に妄想を膨らませて過ぎました(笑)
受けがちょっとおバカな感じなのでそこがコメディ色出てますけど、基本サクサク、きゅんっと進みます。
読みやすいです。
わりとあっさりくっついちゃうので、もうちょっと全体的に掘り下げてもいいかとも思いますが、これはこれでありです。
話的には後半の方が好きです。
腹黒くなったミスターニードルに萌えですw
シリアスすぎず、ほのかにコメディ、ちょっとハラハラ、プラス甘エロの、とても読みやすい作品でした。
主人公は、会計監査院勤務の調査官、キッチキチにスクエアな男・橘 潔水(きよみ)。
悪気はないがいつでも正論、上から目線、それが災いし、結婚前提で付き合っていた素敵女性と破局し、同棲を解消してお引越し。
その隣の部屋に住んでいる亀倉剛健はそのゴツい名前に似合わぬ可愛い系男性。
潔水の「飼い亀」がいなくなった事をきっかけに知り合い、初めは性格も合わずによそよそしい感じでしたが、ある日、元婚約者と偶然顔を合わせてしまい落ち込んだ潔水に剛健が慰めのフ○ラをしてから急激に恋の空気が生まれてくる。
驚いたけれどあのフ○ラで心が落ち着いたからと律儀に礼なんか言っちゃう潔水に、剛健は『俺……ゲイなんです』と告白し、潔水への好意を隠さなくなっていく…
でも剛健は恋心はダダ漏れのくせに何かを隠しています。プラス剛健の部屋に出入りして剛健に色々命令したりする男がいたりして潔水とギクシャクする展開。
実はその男は剛健の兄で、男運が悪くすぐ貢いじゃう剛健を見張っていました。そして剛健の秘密は「エロ漫画家」だという事(男女エロね。)。
エロ漫画家?別にいいじゃないって思うけどね。
優しくて可愛い剛健といる事で自分が変われると感じた潔水は、それから誠実男として剛健の恋人になるのでした。メデタシ!
「人は恋のみに生きるにあらず」
剛健が一般青年誌の執筆を依頼されるが…というお話。
編集者は潔水の同級生・小峰。だが小峰はエロを下に見ていて、でも小峰や潔水の期待に応えたいと無理をする剛健。
でも『剛は剛のままでいい。』と誠実攻め潔水が剛健を助けてメデタシ。
エロシーンは、可愛い剛健が可愛く悶える様がなかなか、でした。
うーん、ちょっと乗り切れず…
受けさんの職業のBLはひじょうに多いと思うのですが、若干飽きてきてしまいました。(すみません・汗)
お話は受け視点と攻め視点の一本ずつ。
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攻めの橘は、その性格の生真面目さから婚約者に振られ、傷心のままお引越し。
お仕事は会計監査員という、結婚するには美味しい物件のはずが…
受けはエロ漫画家の剛健(この名前は攻めでは…)。
美形ゲイで、そのテクニックも抜群。
ピンク色の脳の持ち主ということで、欲望にも感情にも忠実です。
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お話は、あらすじまんまです。
ある意味、素晴らしいあらすじのまとめ方かと思います。
読まなくても内容がわかってしまうという(苦笑
なんといいますか、橘の堅物ぶりは確かにすごいです。
こんな人が職場にいたら面倒くさいだろうなあというレベルの。
でも、結婚するには良い気がするんですけどね、まあ個人的感想ですが(笑
先に書きましたが、この職業設定(しかも受けがというのが多い)はちょっと飽き気味です。
多分、作者さんが内情を知っているので書きやすいのかとは思うのですが。
あとこの作家受けに謎の訪ね人がやってきていて攻めが「気になっちゃうんだよー!」という設定も、2〜3冊は確実に読んでいます。
じゃあ買わなきゃいいじゃんと思いますが、随分前に買っていたんです。
それを最近になって出してきて読んだので、買った時の気持ちとズレてしまっているこちらの責任もありますね。
ただ、鳩村さんなら他の設定でもいけるのになあと残念な気持ちもあってのこの星です。
期待し過ぎてしまいました。
乗り切れなかった原因はイラストの和鐵屋匠さんが個人的に、あまり好みでない(すみません×2・汗)からというのもあります。
橘はかなりイメージにあった堅物!って感じで良かったのですが…