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koi wo otodokeni kimashita
今回は仕送りを受けずバイトを掛持ちする苦学生と
攻様のバイト先のピザ屋の得意客である小説家のお話です。
攻様視点で二人の出会いからまとまるまでの本編と
受様視点でラブラブモードな後日談を収録。
現在大学三年の攻様は
実家にいる四人の弟妹のため
仕送りも貰わずにバイト三昧な毎日です。
ピザ屋の配達バイトで週5回、
朝まで営業するバーで週3は楽では有りませんが
友人に恵まれた攻様は
多忙でも楽しい日々を送っていました。
そんな攻様の本日のピザ配達は
週一のペースで通う店でも得意様である
大きな日本家屋の一軒家です。
注文主は和服に眼鏡姿の男性客で
抜ける様に白い肌で無表情、
伸び気味の髪を緩く結んだ姿からは
まるで精気が感じられません(笑)
この客こそ今回の受様になります♪
受様はいつも
看板メニューのピザを頼むのだが
御屋敷と受様とピザのアンマッチな雰囲気に
攻様はいつも違和感を感じてしまいます。
そしていつもは
無言でぴったりの代金を差し出す受様ですが
その日はちょっと違っていました。
先週からフルネームに変わった名札に
目を止めた受様が
攻様に話しかけてきたのです♪
どうも攻様のファーストネームが
受様の大好きな人と同じ名前らしく
受様の瞳が一気に輝きだして
そのテンションの高さに
攻様はびっくりしてしまいます。
しかも次の日には
攻様指名でピザの注文があり(笑)
それからは毎回のご指名で
少しづつ話をするようになった頃
攻様のアパートで漏水事故が!!
引越しを余儀なくされたと聞くと
受様は住込みバイトを提案します。
受様の警戒心のなさが
かえって心配になった攻様は
ありがたく同居する事にしますが
ミステリ作家だという受様は
不器用な上に天然で思ってもみない言動で
攻様を驚かします。
思いがけず始まった同居生活ですが
攻様にとってはとても楽しかったのですが
徐々に自分と同じ名前だという
受様が好きな人が気になりだして…
家事全般がこなせて世話焼き年下攻様と
お仕事以外はダメダメな天然受様の
ラブコメディになります♪
両親が忙しく
弟妹の面倒は見て当たり前だった攻様は
実家では出来ない事を怒られてるような
期待にこたえる事が当然の生活でしたが
両親を亡くしてから
10年も一人暮らしという受様は
不器用で家事も上手く出来ません。
その為か
何をやっても自分より上手くできる攻様に
賞賛の言葉を惜しまず
無邪気なまでにそのままの攻様を
迎え入れてくれてくれる受様に
惹かれて行くのは自然な展開ですよね♪
受様の友人である編集者や
攻様と同じ名前の男性の存在が
攻様の嫉妬に輪をかけていて
2人がまとまるまで
とっても楽しく読めました!!
短編は
受様視点での後日談になります。
何せ天然なので
攻様や友人の心配も
ちっとも伝わっていないのですよ。
攻様とのH事情を相談された
受様の友人こそがいい迷惑ですね(笑)
藍生さんは花丸ブラックの
双子シリーズの方が人気の様ですが
私的には本作の様な
ほのぼの系のお話のほうがMYツボなので
次作もこちら系を楽しみにしています。
今回は本作同様、
年上なのに実生活が頼りない作家さんのお話で
崎谷はるひさん『きみと手をつないで 』をお薦めです。
藍生さんと言えば最近はすっかり3P作家さんのイメージなんですが、この作品は違った!購入してからずいぶん経ちましたがやっと読了。
タイトルイメージから、宅急便の配達員さんの話し?思ったらピザの配達員さんの話だったとは。
帯にもばっちりピザって書いてるのに、読み始めてアレ?と思ったのは私だけでしょうか?
内容については詳しくレビューされているのですっ飛ばしまして、感想のみになります。
3Pではなく、設定もぶっ飛んでいない話しなのが大変新鮮でした。
登場人物たちが(受け以外)普通に感じたけれどその普通さが良かったです。
読んでいて安心できる。イガイガ・トゲトゲした部分が無いのでとても穏やかなストーリーに感じました。
受けである国実の性格が穏やかといえば、聞えはいいが実際はちょっと普通の人とはズレている感覚の持ち主で、生活能力がとても低い。
攻めの早馬は若いのに、間の取り方が上手い好青年、加えて家事能力も高い。この受けにこの攻めぴったり!
タイトルにもしましたが、クライマックス~エンディングに向かってまでの流れがとても良かったです。
受けが「僕が好きな人と同じ名前だね!」とテンションの上がる名前を持つ攻め以外のもうひとりの早馬。
早馬とは誰なのか?という部分が攻めも恋心を自覚してからは終始気にしていたし、読者の自分も気になっていました。
先にレビューされている方同様、どう絡んでくるのか!?と凄く気になっていた、ら、実は受けのお気に入りの『小説の主人公』で実在する人物ではなかった。
これにはちょっとやられました。
そして、この実在しない『早馬』の恋物語をなぞりながら、実在する攻めの早馬が受けに手紙を書き、告白するという流れがとってもいいシーンだったなぁとじんわり。
便箋を1冊駄目にして書き上げたという手紙、気持ちがこもってますね。メールでのやり取りでは測れない、直筆の手紙だからこそ気持ちの重みや愛情を感じる。
その後の短編では受け視点。
ぼやんとして、少しズレのある独特な受けの性格がとてもよく反映されていて面白かった。
なにせ、攻めの事を語るとしたらゆうに一晩はかかるって!どんだけ好きなの!?
可愛いなぁ、もう!
私は早馬って実在する(してた)人物だと思ってたので、
どういう感じで、このストーリーに登場するのか
(既に亡くなってて思い出として出てくるのか?
ふいに洋一朗の前に現れて、どう接していくのか?)
考えながら読んでたら、なんと本の主人公だったとは?!
その本の内容は本当に純愛で、正直この本全体よりも好きかも~
と思ってしまった…(^^;)私だけか??
だからその本と同じようにピザ屋の早馬が
告白していく部分は気に入りました。
この本自体はなんだかサラ~ッと終わったな。
花丸Blackのイメージが強いからだろうな…
どうしても頭に残るのはそっちになるんだよな(笑)
なんだろ、冒頭から結末までずっとポカポカしたいい気持ちで読むことができました。
けして派手なストーリーじゃないんですが、私このお話大好きだ!と思いました。
主役の大学生の攻めくんの健康な明るさがいいんですよ。すごく普通で、優しくて。強引さはないけどおとなしいわけではなく。結婚するならこういう男を選べって感じの性格。
そんな攻めくんが出会ったのは、変人の小説家(受け)です。浮世離れした性格で、生活能力が低い。天然の言動が可愛くて、攻めくんはどんどんこの小説家先生のことを好きになっていきます。
告白のとき、小説の通りにいかなかったオチが好きだなァ。待ち構えてた受け先生に萌えました。
オマケのショートストーリーも良かったです。
攻めくんのどこが素晴らしいかをひたすら考えてる受けが可愛い。
ニヤニヤしてしまうノロケでした。