条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
心の闇が君の光に惹かれていく……。
utsukushii sekai
四ノ宮さん初のBプリ登場!
やはり高校生の男子が主人公ですが、今回は二人とも高校生。
それゆえに、何だか四ノ宮さん独特のトラウマというか、酷い目に会う境遇とか、エロとか、そんな流れが妙な違和感で前2作に比べて微妙な感じが・・・居心地の悪さを感じてしまいました。
レーベルで決めつけてはいけないが、何かそぐわない感じがするのは?
冒頭のシーン、退廃的な風景が描かれます。
父親に性的虐待を受け、その門下生などにも身体をもてあそばれる主人公・碧。
自分の中で、この物語は現代版ハッピーエンディングの「風と木の詩」なのでは?と、、、
さしずめジルが碧なら、朝日はセルジュww
そんなイメージを持ったのは自分だけでしょうか?
画塾生で同級生の樺島以外友人のいない、学園の有名人で憧れの的の碧。
彼を好きになって、まっすぐにワンコのように何があっても彼を諦めきれずに懐にはいりこんでくるサッカー部員の、やはり才能ある選手・朝日。
大人に囲まれて、性奴隷のように扱われ一見浮世離れしていそうに見える碧が、朝日の前でまるでお手本のような見事なツンデレを見せた時に、ものすごーーーーくギャップを感じました!
果たしてそれが自分にとっての萌えだったのか、おかしいよ~という疑念だったのかは定かでないですが、その時点でこの物語が見えてしまいました。
名前の如くまっすぐでマブシイ存在の朝日に惹かれながら、自分は汚れきってしまっている、彼の側にいるにはふさわしくないと考える碧。
年を経てしまった以上、ただ綺麗で緻密な絵が描けるだけでは認められない、許されない。
彼の絵には感動や感情といった心が入ってない。
それは自分でも薄々分かっているのに、どうしていいかわからず苦悩する碧。
朝日への想いを通して、碧が脱皮するお話でした。
朝日は碧の総てを知っているわけではないけれど、オレと碧は同じだという。
それは才能あるものが上を目指す為の苦しみという意味で、同じといったんだろうか?
碧の境遇が特殊なだけに、この自分の苦手とする高校生のベタコテ展開はかろうじて耐えられるものとなりました。
ただ、話として碧を抱いた歪んだ父親の存在というものが、彼が逃げしまった事であまり二人の間に問題とならなかったのは都合がよかったと思わなくもない。
樺島があまりにも良い人で、本当は碧が好きだったんじゃないかと思うが、それは本当に絵の才能への尊敬とあこがれだけだったろうか?
樺島!イイ人すぎるよーーー!!彼がいたから上手く進むんだな、この話。
ということで、この中で一番気になる登場人物!
そして碧を抱いていた講師の利根は、途中でフェイドアウト・・・いいのか?
そんな部分が多分全2作と比べて何だかな~という部分だったかもしれません。
Bプリは乙女なレーベルというかちょっと夢見なレーベルだと思うんでこの話はちょっと、、、、
きっと他のレーベルだったら、同じ素材でも面白くなったんじゃないかな?と思わなくもない。
あと、イラストですが!!
白黒イラストでは、アラブの人かと思う程に朝日は色黒です!
しかし!!表紙、白いぞwww
褐色の肌色の設定ならカラーも手を抜かないでほしいですw
結論からいうと、良くも悪くもない作品。
3P・複数モノとしては期待してはいけないし、
なにしろ、攻め以外のキャラの方向性がよくわからない。
冒頭で、画家の親子の異常な関係がドカーンと出てくるので、
近親相姦モノか!?と思うが、さにあらず。
高名な画家の息子は、父や父の弟子に体をいじられながらも、
若き天才として名を馳せている…そうです。
しかし、ついに才能が枯渇。
そんなところへ同じ高校の後輩でサッカー部の子が表れてそこから胸熱な毎日
結局のところ、主人公を健気受けにしたいのか、
淫乱受けや誘い受けにしたいのかが、最後まで見えてこない。
さらにさっぱりわからないのが主人公の父親。鬼畜な父なのか、
息子を大事にしすぎる父なのか、フリーダムすぎる父なのか、
整合性がまったくといっていいほどないわけで。
てっきり連載作品で、チャプターごとに方向性が変わっていったのか???
と思ったが、なんと書きおろし。
性的虐待を受ける美貌の天才、みたいな路線目指したんでしょうが
それならそれで、ななめ上ぐらいのブットビかたをするか、
芸術家ゆえの苦悩みたいなところをネチネチせめてほしいんですが。
全体のストーリーとしては、それなりに起承転結を作れているんだけど、
何かが起きる前のアクションが数ページ前ぐらいで毎回ネタバレ状態なのもなぁ。
芸術家モノってBLにはよくありがちなんだけど、
画壇の構造とか、素材や道具などは
もうちょっと調べてやったほうがよろしいと思われ。
公募展で「金賞」って…実際、金賞とか銀賞とか
設けている公募展はあるだろうが、あまりプロっぽく聞こえない。
県レベルの大会くさい。
それからペインティングナイフでチンコに傷はつきません。
ハサミのほうがまだ説得力あります。
事実がどうかというよりも、「そうなんだ」と信じ込ませるような描写がないんで、
いちいち笑えてしまうんだが。。。
とはいえ、作者のテンションの上がり下がりがすごくよくわかる、
ある意味微笑ましい作品ではあります。