花嫁のガーディアン

王道系の花嫁物語

兄弟王子に翻弄される花嫁衣装が似合うウエディングプランナーの
受け様が主役で相手役は王国のクールな弟王子ですが相愛になるまでは
後半まで焦らされまくるストーリー展開になってます。

受け様はウエディングの新企画の為にアルバラ国にやってきます。
そしてアルバラで民族衣装を研究しているマダムの好意で自宅に招かれ
コレクションの花嫁衣装を見せてもらいながら自ら試着していた時に
隣家のパーティーに参加していた王子に見初められる。
そして王国の風習で結婚が決まるまでの婚約期間として王子と嫌々ながら
半分脅されるように付き合う事になるのですがその間の護衛として
次期国王の王子の弟王である軍の最高司令官の攻め様に守られる事に
でもいつしか受け様は攻め様を目で追うように、初めから攻め様の方に
惹かれるものを感じていた受け様ですが攻め様は絶対君主に仕える
家臣のような態度で兄王子の為にと・・・
それでも一見すると冷徹な態度の攻め様の見せる優しさに受け様は
はっきり好きだと自覚するが、何よりも兄が1番の攻め様からは
兄王子を受け入れろと言われ・・・
そして無理やり兄王子に抱かれそうになった時に攻め様が現れ
受け様が兄王子を受け入れられるようにするからと・・・
そして受け様が受け入れられるようになるようにと淫らな調教を
でも、それは兄王子への忠誠の仕事のみたいな感じなんです。
でも受け様は攻め様からなら何をされてもいいと、ついに攻め様に思いを
伝えるのですが、それは攻め様を苦しめるだけになってしまう。
そして兄王子の迎えが来た時に攻め様は受け様を森へ連れて行く。
それは兄王子への裏切りだったのですが、受け様を日本に帰すと・・・

攻め様は兄王子に対して拭えない負い目があるんです。
それは攻め様の母が兄王子の母を殺めてしまったから。
母の罪を償うためにも兄への絶対の忠誠を誓っているのですが
兄王子もまた、攻め様に対して複雑な思いを抱いていて、信頼しきれない。
なかなか異母兄弟同士の微妙な問題があり受け様との事が進まないのです。
そして受け様は日本に帰れる事になった時に、攻め様の事が気になり
戻ってしまう、そこで兄王子と面会し攻め様と兄王子の仲を取り持とうと
しますが、受け様の事で裏切られた王子は最後に攻め様を試すことに・・・
兄である自分か、それとも受け様か、どちらかを選ばなければならない
立場に追い込んでしまうのです。
しかし攻め様の取った行動は・・・
兄弟の再生と愛する者を手に入れる、切ないラブストーリーです。