きみは王子様の恋人

きみは王子様の恋人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
6
評価数
6
平均
1.8 / 5
神率
0%
著者
桂生青依 

作家さんの新作発表
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イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784829625064

あらすじ

ことあるごとみ愛の告白をしてくる後輩の奈津川を避けていた羽住。ふたりきりの残業中、初めて聞くようなせつない声で告白されキスされて・・・。惹かれずにはいられない、年下わんこの一途な青年v不器用な大人には眩しすぎます!
(出版社より)

表題作きみは王子様の恋人

24歳
29歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

大型犬攻め!

 華やかな笑顔と人当たりの良さで「王子」というあだ名を付けられている羽住。
 それなりに人付き合いをし、それなりに仕事も頑張って、それでも十分成果が上がっている羽住は、そういう生き方をヨシとしてきた。
 ところが、そんな羽住にも苦手な人物がいた。
 それは、職場の後輩でもある奈津川。
 彼は、かつて羽住が職場の研修で北海道に滞在していた時に、ほんの一年弱家庭教師をしていた間柄だったのだが、その時の約束どおり羽住を追いかけて、入社してきたのだった。
 そんな奈津川はことあるごとに、羽住に愛の告白をしてくるけれど、まっすぐになついてくる大型犬のような奈津川にわずらわしさと共に苛立たしさを感じる羽住。
 苛立ちの原因は奈津川自身だけではなく、そんな奈津川をまぶしく感じてしまう自分自身にもあって、羽住は次第にイライラを募らせる。
 ある日、オフィスに二人きりになったときに、今まで聞いたことのないような声で、愛をささやかれ、キスをされ……

 という話でした。
 羽住は、何でもそつなくこなす立派な社会人で、今までそれを不満に感じたことはなかったけれど、それと同時に、一つのことに一生懸命になれる奈津川にうらやましさもあって。
 で。
 奈津川と再会してから、少しずつ羽住は変わり始めていて。
 でも、なかなかそれを認められないのと同時に、認めた後も、こんな自分には奈津川はふさわしくない、と奈津川から距離を取ろうとする。
 けれど、それでも遠まわしに一生懸命自分に近寄ろうとする奈津川に結局、羽住が折れてハッピーエンド。

 おまけに、全然、素直じゃなかったのに一生懸命素直になろうとしているところまで少し、かわいらしいです。
 大型犬攻めが好きな方にはオススメです。

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BL界…性悪男は、どこまで許されるか?

これは…田舎からはるばる上京してきた新卒サラリーマンが、
高校時代からの憧れの君を追いかけて、同じ会社に入社し…
意地悪も、冷たさも受け入れて、その愛を得ると言う、
童話「北風と太陽」のようなお話です。
…といえば、ほんわかとしたオフィスラブを想像するでしょう?
ところがコイツ、受様・美形先輩(羽住)の意地悪ってのが、ハンパじゃありません!
常識的な範囲じゃBLの意地悪ってのは、せいぜいがツンデレ止まりです。
(↑よくて可愛さ余って憎さ百倍とか、好きな子虐めとか…
  ともかく「愛ある意地悪」が前提、それ以外は却下。)
羽住様の意地悪は、ごく普通の世間的意地悪ww
クールで知的でサラリとした、ちょっと嫌味な都会派…まではいいとして、
綺麗な貌で、田舎者が嫌い。空気読めないヤツはもっと嫌いときました。
空気読めずに不毛なアタック(しかも自分に…)する攻様に対しては、
パーティーの席で(友人数人とツルんで)大恥をかかせるよう陥れる(!)
…なんていう陰険なマネまでやってます。
(↑いくらなんでも、ちょっとやりすぎ。これじゃ、普通のオフィスのイジメ。)
本人も後では深~く反省してはいるようですが、これは無いでしょBLで!
後輩(攻)からの告白がウザいとか、それはさておき…
最悪なのはこれ、(あまりタチの良くなさそうな仲間に)
攻様の悪口を堂々喋ってたことでしょうねぇ。
(↑悪口って喋る相手と、共感してくれる相手がいると、
  だんだんロクでもない方向にデキあがってくるのよねぇ…。
  ひとりでなんとかしているぶんには、まだ意地悪には発展しないけど…)
攻様が最初から最後まで太陽のような(いえ…忠犬のような)性格で、
本当に良かったと思います。
(↑じゃなきゃ、このカップルは確実に成立してませんねぇ。)
それでも(この話を読んだ読者は)ふと思うのです。
「こんな男で、アナタは良いのか?!」と..
まぁ、デキあがったカップルに、これ以上水を差すのは野暮というものでしょう。
後日談を読む限りでは、許してあげてもいいかなぁと(笑)
さて…お楽しみのベッドシーンですが、根性は悪くてもヤることは普通でした。
というよりむしろ…普通の人より純情でしょうか。
性悪に更生のチャンスはあるのだと、そう思わせるベッドシーンでありましたよ。

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大型忠犬。

会社の後輩である奈津川(攻め)から、毎日の様に想いを告げられる羽住(受け)。
羽住は昔、奈津川の受験勉強を見ていた事があり、それ以来奈津川は羽住を想い続け、彼と同じ会社へ入社してきたほどだった。

ひたすら受けを想い続ける忠犬の攻めです。
もう完全にワンコです。
すっごく健気でカワイイです。
そして受けはプライドも高く高飛車な性格。
攻めを大勢の人達の前で恥をかかせようと画策したりするし(途中迷ってましたが)。
この性格に初っ端から読む気が失せました。
攻めはこの受けのどこが好きなのか全く理解できません。
先生がデビュー間もない頃の同人誌の作品らしく、ストーリーもいまいちでした。
最後まで読むのも面倒でしたが、奈津川の頑張りを見届ける思いで読み終えました。
ですけど、やっぱり受けの性格が嫌いで最後まで読むのがしんどかった…。
タカツキノボル先生のイラストですので、攻め受けともに、ガッチリした体型です。

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