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読むたびに南の島に行きたくなる本です。
上級客室乗務員と乗客として、豪華客船で出会った福地と敬太。
優秀でハンサムな福地を敬太は何故か初対面から気に入らず、
上客という立場を利用して、福地に我まま放題です。
しかしどんな無理難題でも、にこやかに対応する福地に、
敬太はますますイライラ。
そんな中、アクシデントで福地と敬太は無人島へ。
船のエンジントラブルから救命ボートに飛び乗り、無人島へ流れ着くまでは
「これはハリウッド映画か!」と思うほどの迫力で臨場感があります。
救助を待つ間、無人島で福地と敬太は二人きりで暮すことに。
福地はボーイスカウトの経験もあり、あっと間に不便な状況にも適応。
しかし都会ッ子な敬太は、福地の助けがなければ生きて行けない状態に!
ここで船上での立場が逆転。福地の逆襲が始まるのです!(笑)
福地と敬太、二人とも一筋縄ではいかない「イイ性格」なので。
二人の日常会話だけでも大変、面白いです。
互いに「気に入らない相手」だったのが、無人島生活の中で次第に歩み寄り、
相手に対する気持ちがいつしか恋に変わり、その途端に臆病になる。
意地っ張りな二人だから、本音を言えない。そのもどかしさがまた、萌えます。
豪華クルージングに無人島サバイバル。そして濡れ場もいっぱい。
内容盛りだくさんな作品で、オススメです。
無人島モノって非BL作品であっても古今東西大好きなんですが、やっぱ面白いですね。
恋愛描写そっちのけでも許せる…というか、むしろサバイバル部分をがっつり描いて欲しかったりw
この作品、萌えポイントをしっかり押さえてくれてました。
まず、主役二人が水と油の二人ってとこ。これかなり重要!
漂流前はソリが合わないんだけど、隔絶された二人きりの世界で、協力せざるをえなくなる。
受けがスーパーツンデレなわがままくんだったのも良かったです。
サバイバルに長けてる攻めが、それまでの敬語をかなぐり捨てて受けに服従を強いた瞬間の萌えときたらもう…!お仕置きキター!みたいな。
無人島生活が短かくて苦労もあまりなかったのが残念…と思ったんですが、ページ数を考えると、じゅうぶんな量ですねw 本の厚みを感じなかったです。
ドラマCDが気になったので原作を先に読みました。
1冊丸ごと舞台は豪華クルーズ船上と南の海の孤島。
正に夏らしい作品でした。
若くて生意気で怖いもの知らずのモデルと、慇懃でクリーザーのスタッフとしては完璧な大人。
この2人がオプション旅行で遭難してしまい、無人島に二人きりになるのですが…。
無人島では生意気な敬太の前で本性を発揮する義喬の変貌ぶりが楽しみでした。
二枚も三枚も皮を被っているキャラというのはBLではよく見ると思うのですが、そのキャラが俺様だけど男らしかったりするともっと色々な面を見たくなります。
敬太も2人しかいない世界で普段の殻を破って自然な自分になると、意外に可愛かったです。
300ページ以上の作品なのですが、無人島でのお話をもっと読みたかった気がしました。