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この本、まさかよもやシリーズものだったなんて!
そういう意味で、ものすごくものすごく先が知りたい終わりでこの巻はラストを迎えています。
そこへ至るまでの登場人物達の生い立ちや過去、気持ち、色んなものが次々と明らかになっていく中でその終わりに、一体どっちなの!?と滅茶苦茶ヤキモキして身をよじるほどのジレッタサと苦しさで見悶えしました(汗)
椎崎さんの作品はいつも熱い熱というより、ジリジリとじんわりと焦がす熱を表現する作品が多いと思うので、またこれも淡々と進むのですが、ついつい引き込まれてしまう作家さんの一人ではあります。
主人公・智之の祖母が一人で切り盛りしている卸専門の小さな花屋に、持っている店の花を発注したいと無理な注文をしてきた高島。
智之は会社員ですが、祖母が忙しく自分の手の空いた時だけ店を手伝っているのですが、高島の店への配達は夜遅い時間の為智之が毎日行うことになります。
高島は明らかに智之の祖母の店、というか智之をはじめからヒイキして従来の取引先の花屋を切ってまかせてしまうのですが、また智之にも芝居に誘ったりして、友達のような関係を築いていきます。
高島が智之に申し入れた「愛人契約」は体の関係の愛人ではなく、夜眠れない高島の為の人間抱き枕的存在、そして主には友人として立場のことでした。
そうやって付き合いが深くなっていく中で知る高島と言う人間。
祖母の怪我による店の危機。
それらが、智之の過去を、祖母に遠慮しながら生きている智之の姿をあらわにしてゆきます。
そして現れた高島の恩人で友人という生野は智之を目の敵にして高島から遠ざけようとする。
果たして、高島の意図とするものは?そして生野との関係は?
これから高島と智之はどうなるのか?
智之の過去というのがあるのですが、これがまたカワイソウなんです!
どうしてここまで子供を責めなくちゃいけないんだろう?
辛いです、やりきれない親や祖母の気持ちもわからなくもないけれど、でもどうして智之が一身に背負わなくちゃいけないんだろう?
唯一の身内である祖母のかたくななまでの頑固さの裏に愛情があると信じたいです(涙、、、)
冷たく突き放すのも、きっと愛なんだと・・・
無器用な人なんだと信じたい(またまた涙、、)
でも決してお涙ちょうだいの物語ではないんです!
小出しに智之の事情というのはおおまかにわかりましたが、まだまだ高島については謎です!
高島は智之をどうしたいんだろう?
きっと全ては次のお話ですね。。。
萌えという意味ではキャラに萌えるとかそういうモノではありませんでした。
やはり全体のストーリーとして引きこまれるかどうかです。
そういう意味で、とても引きこまれました。
ただ焦らし作戦が、、、こんだけ焦らしたんだから是非、是非、次の話は期待を裏切らない展開を見せてほしいと願うのです!!
茶鬼
さほままさま
コメントありがとうございます。
まったく同感です!
きっとおばあちゃんは突き放す愛情なんだと信じたいですが、
高島と生島のことが、色々なパターンが考えられて、それによって展開が変わるんだなーと、すごく次が待ち遠しい終わりでした。
本当に、早く次がみたくてたまらない一冊でしたね。
ドンデンがあったりして驚愕なんていうパターンもあるのかしら?なんていうのも考えてみたりして・・・
そういう期待を膨らませるいい本でした。
次を楽しみに待ちましょうねv
さほまま
私も読みました。
そうですよね、私も何故まだ幼い子供であった智之が一番愛情が欲しい人達から責められなければならないの!?って思いました。
お婆ちゃんは大学は行くようにと強く願っていて、学費は惜しまなかったのだしのだから、心の底では智之に愛情を持っていたと信じたいのですけど…。
高島が「ずっと探していた」と言っていた場面がありましたよね。
高島は智之の昔の事を多分知っているのでは…と思いますが、果たして高島は智之に本当は何がしたいのか?どう思っているのか?凄く気になりますよね。
そして、生島は智之を高島から遠ざけたいようですが、それはもしかして高島の復讐(?)から遠ざけるためなのか(「悪いことは言わない」とか言ってたし)それとも別の事からなのか…もう凄く気になるところ満載です。
次の巻が早く読みたいですよね。
そして、この焦れを裏切らないお話であって欲しいですよね!