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この私の唇を奪っておいてただで済むと思うなよ――
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
この表紙を見た時にピンときた方・・・多分M・FのA君か、D・GのK君だと思います。
西洋の軍服洋装に、長い黒髪を後ろで結わえ、そして腰には日本刀!
ツンデレとかクーデレではないですが、意地っ張りで男前で健気ですw
後書きにはっきり書かれているわけではないですが、自分はそう予想しました♪
さておき、お話はヒストリカルロマンス物語です。
母親が日本人の為に、異端として蔑みの目で見られる事の多い、
しかし、国の国政をつかさどる大侯爵家の次男として近衛連隊長をしている美里。
彼には母親違いの兄がいるのですが、自分を戒めて正しい道へ導いてくれるその兄を心から尊敬して愛しています。
ある時、屋敷に忍びこんだ銀髪に紅い眸を持つ賊にキスを奪われそして逃げられます。
国王の跡継ぎ問題で揺れている国内だけに、気を抜けない状態なのですが、王妃主催のパーティーで、多分その賊と同一人物ではないかと思われる、新大陸から来たと言うベルトラン伯爵と出会います。
彼が怪しいと睨んだ美里は、彼の尾行を始めるのですが、彼のする行為は民衆の不満や冤罪を晴らす義賊のような行動。
この国の政治の腐敗や、民衆の苦しみを感じている美里には彼が必ずしも悪人ではないと思うのですが・・・
一体ベルトラン伯爵はどういう人なのか?
このベルトラン伯爵すなわちライネリオという人物、実に新大陸から来たというだけあって、自由で傲慢で奔放です。
彼にかかると、剣の遣い手である美里もお嬢さんですw
美里が彼に惹かれていくのも、そうした裏の姿を見るからこそですが、その偏見がない部分が大きいと思われます。
代表的な悪人として強欲な司祭と商人が出てきますが、美里の兄はそれと対立しているのです。
そして、王妃も絡んで派閥みたいのが出来あがって、どんなに優秀な兄でもうまく国政がまとめられてないみたいでした。
この兄の存在というのが、実は曲者で。
美里を叱咤するのも本当に好意なの?それとも?とどっちともとれない部分、その後の展開からしても、ひょっとして敵?みたいなとても面白い存在です。
彼がいるからこそ、この物語が面白く進んだといっても過言でないでしょうv
物語展開としては、実に解りやすく(兄にはひっかきまわされますがこれは予想できるw)サクサクと行けるお話です。
ただ、冒頭に描いてしまったように、美里キャラがタカツキさんのイラストでもまるで・・・・なので、何かそれもあって楽しめる要素があったかもしれないです。