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おまえの心の鍵、俺に渡せ
冒頭でいきなり間違いらしい表現を見つけてしまうとちょっと萎えてしまう(涙、、)
主人公の真聡は出張先のシアトルから帰国すると、なんて始まりなのに帰国後スーツケースの鍵を失くしてその足で鍵屋へ出向くのだが、そこで本社のあるベルリン出張からの帰りと説明している。
おいっ!!国も違えば全然方向も違うぞ!!
これは主人公がドジっこだからなのかwww
気を取り直して読みなおしです。
一体どこに自分の萌えはあるの?読んでいてい惹きこまれる作品はそんな萌え探しはしなくてもいいのですが、萌えを探さなくちゃいけない時点で「スマン!」に一歩近いお話です。
主人公がドジっこで、ものをよく失くすという性格でちょっとおっとりして天然ぽい部分は、これは事件の伏線に必要な要素。
攻め様が素性を隠している普段のもっさい姿と、本業のまるで変身したかのようなその外見ギャップに萌えるかというとさほどでも・・・イラストがもっさくても美しすぎるのです(苦、、)
製薬会社の研究員の真聡が出張中に検査に出していた新薬の実験結果が出ていて、それは危ない薬に化けていたので横流しされるといけないからデータを消してどこかへ隠しておけとチームリーダーの石川に命令される。
それから起きる真聡を狙う何者か。
はい、事件的にはもうメッチャちゃちいです!
大体そういうものの処分の方法が組織としてリーダーが出す指令自体がおかしいです!
そこんとこ気がつかないか?真聡。
ドジっこで人がいい真聡だからこそとは思いますが、社会人として、研究員としてはどうよ?
そこでガックリしてしまいました。
恋愛面は、問題ないんです。
読者の予想通りでしたから。
だから全然萌え萌えがおそってこなくて、あ、そうなのね~程度でおわってしまってとても残念。
どうも自分には作者さんの過去作品「インプリンティング」が大変にツボだったのでそんなヒットを期待して読んでいるんですが(あれも天然の面白いお坊ちゃまだったのですが)どうにも最近はずれが多くて、ちょっとがっかりです。