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初読・魚住先生。
大学の掲示板に貼った『ギター募集(初心者OK)』を見つめていた千尋のあまりの可愛さに思わず声を掛ける敏也。
「ギター?やらないよ」「ヤダ」と言い張る千尋。
敏也はふと掲示板を見ると、自分の貼った紙の横に『休講のお知らせ』が。
千尋が見ていた先は置いといて、とにかくこのまま離したくないとしつこく粘る敏也に、根負けした千尋は取り敢えず敏也のバンド練習に行く事になったが?
実は、千尋は敏也の兄・喬とカリスマバンド“ベンジャミン”の元ギタリストで、抜けた今でも喬から誘われていたのだった。
敏也も、千尋に知らない振りをしていただけ。
何でもできた兄の喬に対して卑屈な敏也だったが、千尋に関してだけは譲れない!
ヘタレ弟→千尋←カリスマ兄から、敏也⇔千尋まで。
話の筋は大方納得できました。ですが、
東横線やら出てきていたから、身近に住む同世代の登場人物達なんだろうけど、会話が自分にはダメでした。
大学生はあんな奇妙な喋りだと思っていらっしゃる?
バンドしている人達って、そういうイメージ?
「○○○ーてーの、×××じゃん」
お互いにじゃんじゃん言い合っていて、主語述語目的語も句読点も全く付いていけなかったんです。
そんなに“じゃん”は使わないよ~!
小説を書く時点で、作者の周囲がこうだったのかな?
会話だからと譲った点もありますが、会話の「」の中が全部、軽薄に感じました。
「好き」でさえもそうで、とても残念です。