運命的恋愛~ドラマティック・ブルー~

運命的恋愛~ドラマティック・ブルー~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
榊花月 

作家さんの新作発表
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イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522758

あらすじ

恋する相手とめぐり逢うと、世界が青く染まる──。

そんな特殊能力をもつ国束は、仕事先のテレビ局で、イケメン敏腕プロデューサー・永嶺と、
傲岸不遜で人を寄せつけない雰囲気をもつ大手芸能プロダクション社長・津嘉山に出会う。
永嶺と対面した時、今までにない鮮やかな青が視界に広がり、運命を感じた国束。

ところが、傲慢な態度で接してくるくせに、優しく気遣ってくれる津嘉山に強く惹かれはじめて──!?
(出版社より)

表題作運命的恋愛~ドラマティック・ブルー~

大手芸能プロダクション社長 津嘉山梗平
特殊能力を持つ大手広告代理店社員 国束茅・27歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

ぼんやりだけどしっかり者な受け

 国束は、人の運命のカタチがなんとなく見える力を持っていた。
 そして、その能力が原因で、アイドルのこれからを見るために、テレビ局へと呼び出される。
 そこで知り合ったのは、イケメン敏腕プロデューサー・永嶺と、傲岸不遜で他人を寄せ付けない雰囲気を持つ大手芸能プロダクション社長・津嘉山。
 実は国束は、自分が恋する相手と巡り会うと世界が青く染まって見えるのだった。
 永嶺と初めて対面した際に、今までにない鮮やかな青が視界に広がり、運命を感じた国束。
 けれど、それきり永嶺を好ましく思うものの心を動かされることはなく、そのくせ、国束の能力を「インチキ」だと決め付け、傲慢な態度で接してくるくせに、優しく気遣ってくれる津嘉山に強く惹かれ始めて……

 という話でした。
 大手広告代理店に勤めるとはいえ、人の運命のカタチがぼんやり見えるとはいえ、ごくごく普通のサラリーマンだったはずの国束は、アイドルに将来に対するアドバイスをしたことから、テレビのレギュラー番組を持つことになり、あっという間に「預言者」として祭り上げられる。
 けれど、国束にとってそれはどちらかというと迷惑なことでしかなく、こんな状況は早く終わってしまえばいい、と思っていた。
 でも、そんな国束がテレビ局に通う理由は、マネージメントをしている会社の社長である津嘉山に会いたい……という理由が大きいような気がしているが、その気持ちが何なのか、なかなか認められない。
 という感じで物語は進みます。

 力をコントロールできるようになってからは、なるべく無断で他人の未来をのぞき見ることはしないようにしていたのだけれど、どうしても津嘉山の未来だけは気になって見てしまって。
 でも、見てしまったがために、罪悪感から顔を見れなくなって……と。
 とてもピュアな反応をする国束はかわいいです。
 見えてしまうからゆえか、あんまり動揺もしてないように見えて、淡々としている国束に、津嘉山が振り回されてるさまがまたたいそうかわいらしく。

 マイペースな受けとわかりにくい攻めがお好きな方にはオススメです。

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業界ものに、おや?w

榊さんの作品、いつも面白い筋書きなんです。
今回も結構面白い。
だけど・・・やっぱりラスト何でいきなりエッチまで持って行くかな~
いらないってわけじゃないけど、気持ちの確認とキスくらいまででよさそうな。
エチは読者へのサービスなんでしょうか。
なくてもいいと思うんだけど。
と今回も思ってしまった今作。

大手広告代理店や、バラエティが得意なTV局、人の運命が見える主人公、元人気子役の芸能プロダクションの社長、敏腕プロデューサー、芸人や芸能人、などなど、、、読めば「おや?」なんていう心当たりのある割と親しみやすい業界モノなのですごく入り込みやすいです。
また主人公が、人の運命が見えるという設定。
それが実は人と違うということでコンプレックスやトラウマでもあったのものが、父の言葉と死をきっかけに自分でコントロールすることができるようになったいう特殊能力モノ。
主人公・国束のその能力が人に伝わってある女優が是非に見てほしいということで出向いたTV局で、ヤリ手プロデューサー永嶺と出会う。
その時、恋をした時に現れるブルーの色が見え、ひょっとして彼が自分の運命の相手なのか?と思うのです。
国束の能力が当たったことからTV番組のレギュラー深夜枠に出演することになったのですが、社員であることから芸能プロダクションがケツ持ちとしてつくことになります。
そこのとても無愛想で傲慢な態度の社長・津嘉山が、国束に憎まれ口を聴きながらも彼をサポートしてくれて何となく彼の事も気にかかり、、、
永嶺から初対面の時以来のオーラは見えて来ず、一体その相手は誰なのか?国束は仕事をこなしながら、待っているようでした。

この国束、すごく冷静で客観的で、おとなしいイメージなんですが流されているわけでも、浮かれているわけでもなく、一会社員だという身分をちゃんとわきまえている。
一方、永嶺はあくまでも仕事&視聴率が優先で国束と色恋など全然気配もない。
津嘉山も、憎まれ口をたたいてばっかりいるものの、その実結構面倒見がよく、国束をけん制しているような態度を見せるので、やっぱり彼かな?みたいな予感はあるのですが、
いかんせん、国束は冷静だし、津嘉山は全然甘くないし、何処が好きという部分を見せているのか皆目わからない(多分主人公にしてみれば)ので一種の推理っぽい流れになってました。
本当に、このまま何もなくて終わっちゃんじゃないだろうか?と危機感さえ(汗、、)
ラスト近くで、とうとう津嘉山が降参する形で二人はくっつくことになるのですが・・・
ええーーー!!!
お前、せっかちだろ?一体どこに欲情が潜んでいたんだ!!
と、思わず叫びそうにwww
ちょっと、そこが早急すぎたんですよね。
いいのかな、そんなもんなのかな?
何か、そこが惜しかったですというか主人公の熱が感じられなくて萌えきらなかったかも。
津嘉山の意地っ張りというか傲慢でひねくれたキャラはとてもすきだったんですが。。。


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