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某国情報部特殊工作員……の使いっ走り、ハルキは、行きつけの店のママに頼まれて、猫探しに奔走することになる。
ある日、突然、ママの元に現れた真っ白な毛並み、ぴんと立った耳、ビー玉みたいに透き通った空色の瞳を持つアズーロと呼ばれていたその猫は来た時と同じように突然、いなくなってしまった。
その猫を探している最中にハルキが出会ったのは、行方不明の猫とそっくりなプラチナブロンドで空色の瞳を持つ美少年。
突然現れて、突然消えたその少年にもしやこれはライカンスロープなのでは!? とありえないことをついつい考えてしまうハルキだったが……
そんな話でした。
個人的にはこの話よりも。
シャルルの過去の話。
「初めての女」と「初めての男」の話がものすごくドキドキしました!
なんというか……個人的にはシャルルが妹に抱いてる感情って、決して恋愛感情だと思ってなかったんですが、どうやら違わなくもないのか……と、今更ながら知りました。
いやまぁ、知ってるのはハルキと出会ってから妹に出会ったシャルルなので、微妙にその時までの思い詰めた感情は無いのかなっていうのは確かに理解してるんですけど。
それにしてもエロかったです。
見るところに困るくらいえろかった……。
そして、このシリーズを読んでて、初めてシャルルからリバ属性を感じ取りました……(苦笑)
いやまぁ、過去のシャルルなので、今とは全然身長も違うし、体の完成度が違うので、それはなしではないかなー……とは思います。
もちろん、シャルルの職業考えたら、経験してないはずもないっていうのも理解できますしね。
それにしても、なんかいろんな意味でエロかったです。いい意味で。
多分、このエロさはいろんな人の執着がうまい感じでまっちしてて、それが誰もが思う通りにはなってなくて、それでも関係を持たずにいられない気持ちがぐるぐるうずまいていて、そういうのが全部、ちょっと退廃的なオーラにうまく混ざったからなんだろうな……って勝手なことを思いました。
このシリーズの中で一番よかった……と思いました。
それにしても、こういう過去話とかちょこちょこ入ってくるようになって、少しずつ確実にハルキとシャルルの距離が近づいてきてるなー……っていうのを切実に感じて、それを感じるってことはラストが近づいてるってことで……という感じでちょっと寂しかったり切なかったり……でした。