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datte umaku ienai
思ったよりもあっさりというか淡々と進んで、たいした山も谷もなくさら~っと終了しちゃった感じです。
決して悪くはないんですよ。結構好きなんです。
ただ、なんというかいろいろ勿体ないような気はしました。
柚希(受)が親友と同居してるんですが、何よりもコイツの存在がなんとも消化不良です。
彼女がいて結婚も考えてて(ラストは同棲して結納もするところまで行ってるし)、でもどう考えても友情の範囲じゃねえだろ!?というくらい柚希に執着してるというか過保護なんですね。実際、柚希に対する思いで揺れている部分はあったようだし。
『危ない・粘着質』までは行ってないと思うんですが、逆にだからこそコイツはなんなの?と言う感じでした。
いや、だからって別にドロドロに持って行って欲しいわけじゃないんですけどね。
あとはラブがあまりにも簡単過ぎじゃないのかなあ。
お互いが自分の気持ちの中での『男相手なんてあり得ない』的な葛藤(というほどじゃないか?)や何かはあるんですが、実際に付き合う過程があまりにもすんなり行き過ぎて『え・・・そんなもんでいいんですか?』とこっちが戸惑ってしまいました。
なんか(付き合うに至るまでに)各自で考えてるうちに勝手に答え出しちゃった感じでしたね。
まあいろいろと突っ込みどころはあるんですが、とてもきたざわさんらしい読みやすいストーリーです。
設定もキャラクターも、薄味な分嫌味もないし。
う~ん、でももう少し波風あってもよかったなあ。設定もキャラクターも結構好みだから余計に、あまりにも単調過ぎて物足りなかったですね。そこが惜しい。
あとは、イラストの周防さんは、綺麗だとは思うんですが個人的に(特に小説挿絵として)かなり苦手な絵柄なんです。ゴメンナサイ。